
早いもので今年も4月も半ば。
三寒四温とはよく言ったもので、極端に寒くなったり暖かく…というより暑くなったりを繰り返していましたが、ここに来てやっと暖かい日が続くようになり、ようやく本格的な春っぽくなってきましたね。
毎年春の恒例行事はマイカーの夏タイヤへの交換。元よりあまり雪など殆ど降らない関東平野にある我が家ですので、私の普段使い用のオデッセイはさっさと夏タイヤに戻していたのですがファミリーカーのデミオの方はといえば未だにスタッドレスのままでした。。
夏タイヤへ戻せなかった理由が夏タイヤのS007Aの摩耗。ちょうど2年前のこの時期に3年落ちの未使用品を下してからの走行距離は、冬場にスタッドレスを履いていることからも2万キロ弱といったところだと思うのですが。。。
V36に履かせていたPOTENZA S001やスイフトに履かせていたADVAN SPORTS V105も摩耗は早かったですが、S007Aはそれ以上に減りが早かったような印象です。いずれにせよ交換が必要な状態となってしまいました。
プレミアムスポーツタイヤのS007Aをデミオで2万km使ってみた印象はちょっと硬すぎ…というよりもデミオのノーマルに対しては縦バネが強すぎたようです。まぁこれは205/50とサイズが太すぎるという要因も大きかったと思います。
初めの頃こそ気に入って乗っていたのですが、距離を走って摩耗が進むに連れ、元のケースの硬さによる強めの揺すられ感に加え、ハーシュネスなども厳しく感じるようになり、またオーバーサイズ故に轍のハンドルを取られる傾向もあり、街乗り中心の乗り方では持て余し気味。あまりプレミアムスポーツタイヤのメリットを享受出来ず、メリットよりデメリットの方が目立つようになってしまっていました。たまに行くワインディングでは最高に楽しかったのですが。。
スイフトの時は同じプレミアムスポーツタイヤのV105をほぼノーマル状態で比較的難なく履きこなせていたのですがデミオはタイヤを選ぶ傾向があるようです。ですので今度はコンフォート方向に振ってみようという思いもありました。
今回選択肢に上がったのは、予算やサイズなどからADVAN dB V553とMICHELIN PRIMACY 4+、ピレリのPOWERGYの3種類。6.5インチリムのNDロードスター純正ホイールとの組み合わせなので、当初は195/55R16を探していました。この3つの中ではV553が比較的設計年次が新しい割には安価でかなり傾きかけていたのですが、ネットで検索していたところ、純正サイズ185/60R16 EfficientGrip Performance 2の未使用長期在庫が安売りされているのを発見。
EfficientGrip Performance 2は欧州Goodyear製プレミアムコンフォートタイヤで基本はエコタイヤなのですが、同じEcffiientGripシリーズでも日本生産のComfortやEcoに対し、欧州での使用環境での走行安定性や乗り心地などを重視した高バランスの上位版という位置付けで、欧州市場ではPRIMACY 4+などと比較されることが多いようです。
欧州Goodyear製品は
CL7アコードに履かせていたEAGLE F1ASYMMETRIC 2がとても好感触だったこともあり、もう一度試したいと思っていたのですが、V36の前後異幅に対応するサイズがなく、試す機会がありませんでした。
上記の通り、当初は195/55R16サイズを探していたのですが、純正サイズである185/60R16サイズの冬タイヤVRX2の使っていた時の素直な乗り味が印象に残っていて、夏タイヤでも185/60R16サイズを試してみたいという思いもどこかにありました。ただし、V553、PRIMACY 4+、POWERGYには185/60R16の設定がなく195/55R16の設定のみ。
暫し考えた結果、EfficientGrip Performance 2は欧州での評価機関の評価ではPRIMACY 4+と並んで評価が良いタイヤであることと、その値段の安さ(主にコッチが大きな理由w)で今回はグッドイヤーを選んでみることにしました。
で、その現品があるのが群馬県高崎市のお店。ちょうどこの日は次女の中学校の入学式で1日有給を取っていたので、その日の学校行事終了後に向かい、夕方に交換をしてもらうことにして予約を取りました。ドライブがてら一人でのんびり行こうとお昼頃家族に『ちょっと出かけてくる』と声を掛けてシレっと出かけようとしたところ、『ちょっとマテ、何処に行く?』と問い詰められた挙句、一緒に連れて行けと言われ、急遽家族同伴で出掛けることになりました。。
自分一人であれば下道でのんびり行って作業してもらい帰ってきて終わり…なんですが、家族が一緒だとそういうワケにもいかず。急遽高速を使って時間を短縮することにして、それに合わせて作業時間の予約も前倒しして予約を取り直し。作業はお店の隣のマクドナルドで食事している小一時間程度で完了。組みあがりはこんな感じ。
角ばったプロファイルのS007Aとは対照的に、EfficientGrip Performance 2はショルダーからサイドウォールまで丸々した感じ。CL7に履かせたASYMMETRIC 2もショルダーは結構丸かったですし、オデッセイに履かせたEfficient Grip RVF2も日本グッドイヤー製ですが結構丸いプロファイルなので、グッドイヤーのタイヤの特徴なのかも知れません。
6.5インチリムに185の組み合わせなので、ほんの少し引っ張り気味になり、元々のショルダーの丸さが強調された感じになっています。トレッドパターンは最近流行の太いストレートグルーブで排水性を稼ぐタイプ。
と、そんなこんなで作業が終わったのが15時半。明るいうちに花見をしようと秩父の羊山公園へ向かいました。
そんな道中でのニュータイヤのファーストインプレッション。平滑な路面では静かですが、ザラザラした路面ではやや騒音やビリビリ感が大きく路面状況は比較的良く伝えてくる印象。路面の当たりも予想よりも案外固めな感触。これはタイヤ自体というより185タイヤの適用リム幅の上限サイズである6.5インチという幅広ホイールに組み合わせたことによりサイドウォールが引っ張られ気味になり、たわみ量が減ったことによるデメリットなのかも知れません。
思うにDJデミオというクルマ、15インチ、16インチ共に185幅に5.5インチリムという組み合わせは変わらないことから、この組み合わせにて乗り心地をピンポイントでセッティングしているのかも知れません。そのようにピンポイントで詰められてる故か、結果的には6.5インチリムでは標準の5.5インチリムに185/60を組み合わせたような乗り味にはなりませんでした。ただタイヤ自体の縦バネはしなやかで外乱を受け流す挙動はEAGLE F1 ASYMMETRIC 2に通じるものがあり、しなやか故に、轍などの外乱にも進路を乱されにくく、タイヤ自体には好印象を抱きました。
操安に関しては、ステアリング中立~微舵領域の手応えが個人的にはもう少ししっかり目な方が好みですが、舵が効き始めてからの手応えやレスポンスは素直。この辺りはリム幅が広がったことによりタイヤの横剛性が向上したことによるメリットの部分かも。そこから切り込むと結構粘る印象。微舵領域の手応えの薄さもあり、分かりやすいグリップ『感』はあまり伝えてこないのですが、限界自体は案外高そうです。やはり、スポーツ志向のタイヤではないので、S007Aのようなレスポンスは望めなさそうなのは、ちょっと乗っただけでも何となくわかりました。ただ、前述の通りグリップの限界自体は結構高そうなので、中高速コーナー主体のワインディングでは快適に気持ちよく走れそうです。
尤も、デミオの主な用途は大半が普段の街乗りですので、こういった特性の方が用途に合っているのは間違いありません。この辺の感覚が今後どのように変化していくか、色々な状況で走らせてみて観察してみたいと思います。
さて、そんなこんなしながらたどり着いた羊山公園。名物の芝桜にはまだまだ早い時期ではありますが、芝生広場のソメイヨシノやシダレザクラはもう少しで満開な感じでした。日が落ちた帰り際には長瀞の北桜通りの桜のトンネルを抜けました。ライトアップされていて綺麗でした。欲を言えば、ライトは暖色系の方が良いのではないかという気も。
というわけで、久々の平日ドライブ。午後半日だけの弾丸ドライブでしたが、新しいタイヤも試すことが出来た上に、散ってしまう前に家族で花見も出来たので結果オーライでした♪そろそろV36やMT09でもどこか遠くに行きたいなぁ。
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デミオ | 日記
Posted at
2025/04/15 23:45:26