
出会いは20年前の2005年1月
某MCの初詣に非会員ながら参加させてもらい
とある店にFXがあるよ!と教えてもらい
長男誕生の翌週に手付金を払いに行き
長男の退院とほぼ同時に
我が家に迎え入れたZ750FX D2
4月20日に車検が切れ
自走での継続車検通過は断念
先日任意保険の自動継続を解除
任意保険の中断証明発行手続きも済んだ
昭和100年の
昭和の日に
昭和生まれのおじさんが乗っていた
昭和のバイクFXが
我が家から旅立って行きました
手放すにあたり⋯
FXは持っておいたほうが良い
売るのはやめておけ!
勿体ない考え直せ!
と散々言われました
言われる事は御尤もなんです
手放したらもう手に入れられないってのは判ります
しかし不動のバイクを持ち続けててもね⋯
実際に旧車を維持したら身を持って体験できますよ
動態維持するのも意外としんどくなるもんです
ここ何週間かホントに悩みました
休日のたびに整備に時間を割き
成功かと思えばダメでしたが続き
妻が『●●万は出してあげられんけどローン組めば?』
と言ってくれましたが⋯
20年の歳月かけて自分のセンスと資金を注入
数年前に理想のカタチに仕上げてからは
カスタム熱は治まり動態維持に努め
『もうこのあたりで良いだろ?』
自分の中でプツンと何かが切れちゃったんですよね
いわゆる燃え尽き症候群って奴なのでしょうか?
フェンダーに貼っていたステッカーを
昨年一線から退いた
25年の付き合いのWYVERNに貼り直したり
先日KADOYAのWライダースを手放したのも
この件に絡んだ流れと言う訳であります
FX購入後にMCに入り全国に顔見知りができ
購入時に流用部品で組まれてたカワサキ純正の足回りに
運良く18インチのMAGTANが履けた事から
BITOのパーツで全身コーディネートして
ミスターバイクの誌面で知った角Zミーティング
静岡もちや2回と長野おぎのや2回の合計4回自走で参加
2017年のラストに立ち会えたのは良き思い出
筑波やデイトナ&パイクスピークを疾走った
東京足立の某氏のMk2に触発されスカチューンにしたり
珍品ヨシムラシリーズ7管を付けたり
世界に1つだけのUSヨシムラ管作ってみたり
溶接の練習がてらリアキャリアを作ってからは
ロングで大活躍し船旅の味を占める始末
ワタシもFXも共に昭和54年生まれ
齢46((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
老体に鞭打ちガタを誤魔化しながら
20年で約34000km
壊れずによぉ〜走ってくれました
色んな所に連れて行ってくれてありがとう(人∀・)
ここ数年は仕事が忙しくなかなか乗れず
知識と技量不足のオーナーが
整備と称して弄っては調子が悪くなり
疾走るより
整備で接する時間が増えてしまい
芋づる式に出費が嵩むばかり
乗りたい時にすぐに乗れない
なんとも言えない
不甲斐ない自分へのイラ立ちもありました
FXがいつまで走るのか?
いつ不具合が出てもおかしくない車齢
自己資金と今後の出費を天秤にかけ⋯
自分はあと何年乗れるのか?
今のうちに現行車に乗っておくべきでは?
昨今の旧車ブーム
ヤマは越えたとしてもまだまだ高値
暴落する事はないにしても
エンジンに深刻なダメージが出て
価値が下がるよりかは
エンジン実動の今が手放すタイミングと判断
気楽に乗って出られるバイクではなくなった
ツーリング先での駐車も気が気でないし
旅先で泊まろうものなら
荷物にごっついチェーンロック積んで出たり
監視カメラ付けてるとはいえ
自宅ガレージは現状外部から出入り仕放題
とまぁ⋯
少ない小遣いの中でやり繰りする維持費
旧車とはいえ人気車種なので純正部品はあるものの
絶対量の少なさと希少性からの価格高騰による入手の難しさ
出先での気疲れ
保管の気疲れ
乗り手の体力&気力
自分の置かれている環境や立ち位置を俯瞰で見ても
FXが嫌いになって放置する前に決断できたのは良かった
当初仕事関係のバイク好きに声をかけていた
売った後でクレームやらの諸問題がおっくうなら
業者に渡す方が手っ取り早いととある方から助言をもらい
買取サイトに登録して逆入札してもらったら⋯
個人売買での予定額をはるかに上回ったのも
手放す事に、背中をドンっ!と押してくれた決め手ではある
結局金かよ?って言われれば
『そうです』と答えざるをえません
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けば分かるさ
1度きりの人生
悔いなく生きようぜ!
出逢えば必ず別れがある
次のオーナーにもたっぷりの愛情で可愛がってもらいんさい!!
FX!今までありがとう!
色々取っ払った後の
カウルなしの本来の立ち姿も
やっぱカッチョええなぁ〜( TДT)