2009年01月22日
ここの所円高に歯止めがかからず
私の会社のご近所にある輸出業者さんも
車が全然売れない…
車の動きがストップした…
という事をよく聞きます。
同業者さんと話すと「お宅はどう?」
といった腹の探り合いが名刺代わりのあいさつになるぐらいです。
日本経済をリードしてきた輸出の大失速が、いよいよ経済データとして本格的に姿を現してきた。12月の輸出額は前年比マイナス35.0%と過去最大の減少を記録。企業の景況感を測る1月ロイター短観の製造業DIは過去最低を更新した。
市場は「織り込み済み」と大きく反応しなかったが、このままのペースで景気が後退すれば、戦後最悪の落ち込みになる公算が大きくなっている。その一方で円高がジリジリと進み、マーケットは円高の行方に神経をとがらせている
※ロイター通信の記事から抜粋
過去のデータを見ると
毎年、年末は各国で新規法律や新規規制のおかげで
輸出が一時ストップになる事は、恒例行事となり
12月~1月ないし2月は輸出量が減少するという傾向にありました。
しかし、前年度は異常な円高による
商品の割高感による消費者(ここでは輸出先の国の人)の購買意欲が薄れ
今は現状を見守ろうというムードにありました。
そこに来て諸外国が一斉に行った年末の中古車規制
これにより中古車の輸出は傍観を通り越して凍結となりました。
アメリカの大統領が変わることで、ドルが高くなり
円の相場が落ちるのでは?との期待感はありましたが
見事に予想を裏切って円高が進みつつあります。
日本車の主な輸出先として
ロシア・チリ・南アフリカ・ドバイ・ケニア・パキスタン
などがありますが、
これらの国向けの車を扱っていた業者はこの円高+規制で大打撃をうけたのではないでしょうか
私の会社も取引量が減少傾向にあります。
しかし、他の会社とは違った方法で輸出しているので
大きな打撃は回避できました。
今年は新年早々、会社設立以来の大不況となりましたが、
なんとか乗り越えていきたいものです。
Posted at 2009/01/22 18:57:12 | |
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