2013年01月27日
室内融雪槽!?
北海道は、集中的に降る大雪に頭が痛い。
平年の雪ならば、2,3日おきに中程度の雪が降り、除雪したら、2,3日雪の降らない日が続く。
こんな風にサイクルが規則的だと、除雪は大きな負担にはならない。その都度、ほどほどに雪かきして、休憩できる。さらに、積み上げた雪は、自らの重さで圧縮されて雪山は自然に低くなっていく。だから、次の除雪では、低くなった雪山の上にまた積み上げれば雪捨て場にはそれほど困らない。
ところが、今年の天気は意地悪だった。降らない期間が長い分、一度に降る雪が半端ではない。都市部で一晩に50センチ降れば、一般的な住宅では、雪を積む場所を探さなければならない。積んで積んで雪山が高くなるほど、身体への負担は増加する。腰が辛くなる。肩が張ってくる。
雪を積む場所が無い家庭のなかには、融雪槽というものを設置して雪を始末している。玄関先にマンホールのような開閉式の穴を開け、そこに雪を落とし込むのだ。穴の中には、雪を溶かす仕組みががあり、穴が雪で一杯になることはない。解かす仕組みは、地下水型とヒーター型。地下水型は、穴の底に地下水を噴出させ雪を溶かす。ヒーター型は、放り込まれた雪をヒーターで溶かしてしまう。ここ最近は、灯油代が高騰し、融雪槽を持っているのに使わない家庭も増えているそうだ。
我が家と同じように融雪槽を持たない知人に雪の始末をどうしているか教えてもらった。
知人はなかなかのエコ上手である。いつも感心するアイディアを授けてくれる。
その1
雪をタッパのようなものにぎゅうぎゅう詰め込んで冷蔵庫の一番上の棚に置くそうだ。すると、昭和の初期の冷蔵庫のように上部から冷えた空気が降りてきて庫内を冷やしてくれる。このようにすると、メモリを弱に設定しても充分冷えるので、電気代を節約できるそうだ。
でも、焼け石に水じゃないとたしなめると、
その2
もちろんそれだけでは、雪は全然減らないから、外に出た時に、バケツに雪を詰めて来るそうだ。
その雪をどうするのかというと。洗い物をする時に、シンクに乗せて、洗い流す水がかかるようにする。当然、食器を洗う水は、温水だから、雪はどんどん溶けて流れていく。まさに、室内融雪槽である。
このアイデアをうまく使えば、風呂場や洗面所、トイレなどで、どんどん雪を溶かすことができる。
横着者には出来そうもないが、マメな人なら意外に大きな節約に結びつくかもしれない。
知人の発想に恐れ入った。
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Posted at
2013/01/27 21:03:33
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