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RoyalSaloon爺のブログ一覧

2013年02月17日 イイね!

新型クラウンに試乗しました

新型クラウンのV6/2,5Lロイヤルサルーン、V6/3.5LアスリートSの2車に試乗しました。
現在の愛車である18系ロイヤル2.5Lとの比較した視点で綴ってみます。


【ロイヤルサルーン 2.5L V6モデル】
①乗り心地
これは18系ロイヤルと比較してかなりよくなっていると感じました。
マンホールを乗り越えるとき、18ロイヤルだとガツッっと衝撃がきますが、ポコッっといなします。
ブレーキ時のノーズダイブ、発進時のテールダウンもないです。
愛車のタイヤが磨り減ってる点を考慮しても、だいぶ良くなってると感じました。
営業担当曰く、18系のときは従来クラウンユーザー(ロイヤル派)から硬すぎるとの批判が非常に多かったようです。
私もそう思っていた一人なので、この軌道修正には賛成です。
ただし、以前に乗った20系ロイヤルよりは固めになっていると感じました。
18系よりはしなやかに、20系よりは固めにといった感じでしょうか…

②静粛性、振動
18系より、エンジンノイズ・ロードノイズとも抑えられています。
中でも嬉しかったのは、18系はハンドルにビリビリとエンジン振動がきますが(新車時より)、ほぼ皆無だった点です。これは直6の17系より退化した点だったので。
荒れた路面で足元から伝わる微振動も無く、全体的に熟成された感じです。

③エンジンフィール、走行性
エンジン自体は全く同じ"4GR-FSE"ですが、音・振動とも雑音・振動が無く、スムーズ且つ静かになってます。18系のタイミングチェーンから発する(?)耳障りなモーターのような音がなくなっています。
指定燃料がハイオクからレギュラーになってますが、パワーダウンは感じませんでした。スロットルの線形がチューンされているのでしょう。
ハンドルも18系は電動パワステ初採用で違和感がありましたが、かなり軽く滑らかになっています。すばやくハンドルを回した際のモータ音も静かでした。

④見切り・取り回し
まず、見切りは18系はボンネットの左半分が見えませんが、21系は4分の3ほど見える感じで見切りが良いです。シートをリフターで限界まで上げれば左のフェンダーも見えます。
18系だと右左折やカーブで10時・14時方向の視界が悪かったのですが、Aピラーも細く立って視界がよくなっていました。
ただ、ドアミラーがドア付けで取付位置がやや車両後方にあるため、違和感がありました。ミラーの面積が小さくなったのも気になりました。ドアミラーは18系のような通常の△位置の方が個人的には見やすいと思いますね…


【アスリートS 3.5L V6モデル】
①乗り心地
乗る前は「ロイヤルよりかなり硬いんだろうな…」と予想してましたが、意外や意外アスリートの方が乗り心地が良く感じました。
マンホールなどの突起もスコッと、ロイヤルよりサスが良くストロークしてる感じです。ロイヤルは小さな凹凸をやや拾う感じでしたが、アスリートは感じませんでした。AVSの作用でしょうか。
工事補修路や縁石乗越えなど大きな突起のショックはロイヤルより強かったです。

②静粛性、振動
18インチの為、ロイヤルよりは荒れた路面でゴーっ音がしますが、225/45R18の割りには静かだと思いました。エンジン音は2.5と比べると低音が効いた音でフィールに重厚感があります。

③エンジンフィール、走行性
3.5Lの2GR-FSEは、普段2.5L車に乗り慣れてるとかなりパワーがあり、アクセルに足を乗せるだけで流れに乗って走ることができます。初採用の8ATも滑らかでいいですね。
ハンドルはロイヤルより重めですが軽くなめらかです。45扁平なのに、轍にハンドルを取られたりする事もなく、感心しました。

④見切り・取り回し
ボンネットフードとフェンダーはロイヤルとは別設計です。ロイヤルよりスラントが大きい為、前後方向の可視範囲は狭いですが、アスリートはフェンダーにコブのような盛り上がりある分、左フェンダー端が運転席から良く見え、見切りがいいです。これなら、17系を最後に無くなったフェンダーマーカーが無くても、車幅感覚が掴みやすいです。


【総括】
さすがに18系と比べると熟成されて、不満だった箇所がなくなっています。
ただし、18系からアスリートありきで設計され、ロイヤルが"おまけ"という立ち位置はなんだか寂しい気持ちです。
今回の試乗でも感じましたが、乗り心地などアスリートの方が洗練されていますし、CMでもアスリートがメインの絵ですね。チーフエンジニアの方も「ロイヤルは陳腐化していくのではないでしょうか」とコメント…

私にとってはクラウン=ロイヤルなのです。こういう考えは少数派なのでしょうが、ロイヤルの乗り心地はもっと柔らかくても良かったと思います。

サイドブレーキも「掟」を破って足踏み解除になり、賛否両論のデザインもクラウンにとってかなりの大冒険だと思います。そのうち、スイングルーバーも無くなる日が来るのでしょうか(笑)
それは冗談だとしても、こういった変わらない部分があるのも、クラウンに愛着が湧く理由だったりします。

「権力より愛だね」…今回のクラウンのテーマです。
私が付けるとしたら「保守より革新だね」でしょうか。
Posted at 2013/02/17 13:49:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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