画像は先日発表されたホンダの「S660」。
これを見てもう書くしかないでしょ!! 的なノリでテンション上がってしまいましたが
この車は軽自動車規格のオープンカーということで昨年の夏に販売終了となった
コペンからしばらく軽自動車のスポーツカー(スポーティーカー)、オープンカーという
ジャンルが消えていましたがこの車が出てくることによってまた盛り上がってきますね!!
軽自動車といっても90年代はかつてABCトリオと言われた今でも名車となっている
マツダ「AZ-1」、ホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」がありました。
「AZ-1」はフェラーリを思わせるようなフォルム。
ドアがガルウイングドアでエンジンもミッドシップに搭載。
見た目だけではなく中身も軽規格ながらのスーパーカーでした。
「ビート」は幌にて屋根を開閉できるオープンカー。
ホンダと言えばNSXという和製スーパーカーがありますがまさにこのNSXを
軽規格かつオープン仕様にした車でホンダ独特の高回転型NAエンジンを
ミッドシップに搭載するというまさに軽規格でよく詰め込んだというスポーツカー。
「カプチーノ」はこれまたオープンですがこちらは屋根を複数のパネルで形成し
屋根のパネルの取り外し方によってTバールーフやフルオープンなど
いろいろな開け方を楽しめるオープンカー。
エンジンはフロントに搭載しているがリア駆動ということでFRレイアウトとなり
まさに日本のスポーツカーではメジャーな方式となっている車。
軽規格にエンジン縦置き、4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションなど
これまたよくこの枠で詰め込んだなといった素晴らしいスポーツカー。
以上の3台は今でもオーナーやファンも多く、軽自動車の中でも名車となっています(^^)
そして2000年に入り2000年初期から昨年に渡って軽スポーツを引っ張ってきたのが
ダイハツから発売された軽自動車「コペン」。
この90年代後半から2000年初期にかけてそして今現在と軽に限らずスポーツカーは
氷河期といわれるぐらい辛い時代でした。
90年代後期から若者の車がスポーツカーからSUV、ミニバンへと人気が移り、
そして2000年代からはコンパクトカーが人気となっていきました。
ミニバンやコンパクトカーに至ってはスポーツグレードといったモデルも用意され
広くて走りもそこそこ楽しめるといった車が主流となっていきました。
それと同時にVIPカーならぬドレスアップミニバン、ワゴン、セダンも人気となって
こちらに若者の人気が流れ、かつて人気だったスポーツカーは時代の流れから
消えそうになっていました。(消えていった車もかなり多かったです。)
そして現在はエコカーブーム。
大排気量、高出力(馬力)といったスポーツカーは時代の流れとは逆行しているので
燃費は悪い、排気量など税金がかかるなどさらに人気が衰退。
安全面や排出ガス規制などに対応できず消えていく車種もありました。
スポーツカーが消えていってから数年たったのもあって世間の意見からは
スポーツカー=乗りにくい、狭い、見通しが悪い、うるさい、内装が古臭いなど
助手席に乗る側からも乗りたくない車といったイメージになっていきました。
そんな辛い2000年代を軽スポーツの枠で引っ張ってきたのがダイハツ「コペン」。
軽規格ながらも電動ハードトップを搭載するというABCトリオにはない売りを持った車。
エンジンはフロント、駆動も前輪といった前述の3台とは異なり普通の乗用車と同じ
パッケージングではありますがこの電動ハードトップと癖のないパッケージングが
よかったのか最初は数年のみ販売予定だったみたいですがなんだかんだで
昨年まで発売から10年といった長い間愛され続けた車となりました。
そして今回、ホンダから発表のあった「S660」。
まだコンセプトモデルということで謎の部分は多いもののひさしぶりに
軽スポーツというジャンルの復活とともにワクワクさせてくれそうな1台。
見た目はビートと新型NSXを足したような感じでコペンの丸みを帯びた
洋風テイストの可愛らしさとは異なり、かなり先進的で攻撃的なシャープなデザイン。
市販版ではもうちょっとおとなしくなるとは思われますが今の段階ではかなり好印象です♪
ホンダはこの「S660」を東京モーターショーに出展するということですが
ダイハツもコペン後継車をコペンの販売終了時から開発しているということですので
今年のモーターショーは要チェックですね!!