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2013年12月31日 イイね!

事故後そして旅立ちの準備...

事故後そして旅立ちの準備...







2013年もいよいよ数時間となりました。

今年の振り返りとともに昨日の続きを記載させていただきます。

事故からの翌日、とりあえず仕事の通勤にはセリカがないのでうちで
唯一の緊急時に便りになる軽トラを使用することにしました。

会社に到着後に上司に通勤途中で事故をしてしまったということを報告。
今度は会社での事故報告と事故報告書を昨日の事故報告関連と
同様に行いました。

会社での事故報告は簡易的なものなのですぐ終わりました。

仕事中はどうしても事故のことが頭から離れませんでしたが事故から1日が経ち、
改めて冷静に考えてみたり、客観的に考察してみたりといろいろ考えてました。

そこで1つ思ったのがエンジンを押してしまいもう修復不可能と言われたMyセリカ、
よくよく考えてみると修復不可なのに今は一時的に入院(保管ともいう)している状況。

修理できればそのまま作業にかかるということになりますが
修理はしないというか不可能なのでただ廃車にするか否かの連絡待ちの状態。

というのもMyセリカは事故してからそのままレッカーで移動させてきた状態で
車から降ろしたのも手荷物のみ。

車を自分で弄ってる方ならわかると思いますがド・ノーマルならともかく
セリカには今まで10年間の間に取り付けてきたパーツがたくさんあるわけで…。

廃車にするにしてもこれらのパーツを積んだまま…というのはなんとももったいない。
オーディオ、計器類、エアロパーツ、エンジンパーツ、足回り...etc

この問題は前日にショップの社長さんには話をしていたのですが
なんと言っても不便なのが車自体が自走できないこと。
レッカーで移動して降ろしたらその場所でしか作業ができないということになります。

社長さんからは敷地内でよければ空いた時間にでも来て車両から残したいパーツだけ
外していってくれていいよとも言われたのですが外したいパーツ数が多すぎるのと
屋根のない場所での保管ということになっていたのでこれも問題でした。

仕事が休みとなる週末の天気予報が雨。
さらに保管場所は下が砂利道となっているためジャッキアップ作業ができないこと。
ジャッキや工具は自分で持っていかなければならないし、10年かかって仕上げてきた
セリカのパーツ類の取り外し作業が1~2日で終わらせる自信がなかった。

終わらなければまた翌週の週末にお邪魔してということになって…とループになる。

いくらショップの店長からOKが出ているとはいえ、いつ終わるかわからない作業だし
終わるまでずっと保管、そして勝手に敷地内で車を寄りつけての素人作業...。

これはかなり迷惑がかかると思いました。


それ意外でもいろいろ悩んだんのですがショップのご迷惑を考えると最終的に
パーツの取り外し作業は自宅の車庫でやったほうがいいという判断になりました。

しかし、自宅の車庫に運ぶには再びショップから車庫までレッカー移動が必要となります。
当然、自宅車庫に入れればまた移動の際には再びレッカーとなります。
これが不動車の不便なところなわけで...。

とりあえず車庫に入れるにも上記の理由から一度入れたら安易に動かせないこと
見た目痛々しい事故車を長期にわたって車庫に入れっぱなしになることということで
家族の了承を得る必要がありました。

仕事の休憩時に家族に連絡をとってみるととりあえずOKがでました。
ただ、母がすでにその件で勘付いていたみたいですでにショップの店長に
レッカー移動の手配を交渉してくれていたみたいです。

母も素人がいつ終わるかわからない作業を人様の敷地内で勝手に行うということが
迷惑をかけると同じことを考えていたようです。
そんなことならなんで最初のレッカー移動で自宅車庫にしなかったのかと後で怒られました。

確かにレッカーの運転手さんにどこに運びましょう?って言われたときに自宅車庫と
言えば問題なかったのですが見た目の破損状況から修復は無理っぽいなぁと思いつつも
一度はプロの方に症状を見てもらいたかったのもあり、とっさにショップへの移動を
お願いしてしまったわけで...。


上記のようなやりとりを仕事の合間に電話でやりとりしてました。


そんなこんなで仕事を終えて帰宅してみると自宅車庫にセリカが帰ってきていました。
もう日は落ちて暗くなってしまっていたので細部までは確認できませんでしたが
実に1日ぶりの帰還、昨日の朝の出勤時とは異なりその姿は痛々しいものとなっていました。


翌日、出勤前に車庫内を除くとやはり痛々しい姿のセリカ。


事故後、明るいところで見るのははじめてだったので改めて見るとかなりのダメージです。

アップでみるとこんな感じ。


自分的に正面でぶつかってたような感じでしたが改めて見ますと助手席よりの方で
ぶつかったのがわかります。
助手席側のLoビーム、Hiビームは跡形もなく吹っ飛んでいます。

もう1枚。


ボンネットもボンピンのステーも突き破って大きく曲がり、フロントタイヤの
インナーフェンダーが外れてタイヤに乗る形で干渉しています。
昨日、警察官の方が2人がかりで押しても動かなかったのはこれが原因でした。

そして昨日、事故後にハザードスイッチ以外の電装系が使えなかった原因も判明。
画像の左下の部分よーく見てみるとヒューズボックスが...。


見事にヒューズボックスがあらぬ方向へ投げ出されてところどころでヒューズが外れたり
配線が引きちぎられている状態でした。

これでは電装系はほぼ機能しませんね。

そんなこんなでこの時点で4/20ぐらいでしたのでここからゴールデンウィークを
途中に挟んで5月末まではパーツの取り外し作業が続いていくことになります。

ここからはパーツの取り外し作業ですがダイジェストで↓↓
まずは外装関係の取り外し、エアロ、ウイング、バイザー類


続いてマッドフラップ、エアロミラー、テール、ヘッドライト類


綺麗に取れました。
フロント


リア


パッと見て大掛かりの感じですがこの辺りのパーツは取り付けも自分で行っていたので
ヘッド、テール、ウイング、バンパー外しの作業手順はほぼ頭に入っていたため
サクサクやっていきました。

ちょっと細部を見てみましょう。
今回、一番ダメージが大きかったフロントバンパー


もともとフロントバンパー自体はぐにゃぐにゃで柔らかいものなので
曲がりやすいと言えば曲がりやすいのですがあらぬ方向に曲がってというか
ねじれてしまっています。


バンパー中にあるエネルギーアブソーバ(発泡スチロール)も粉々になって
ナンバーステーも ぐにゃぐにゃになってます。



バンパーとライトを外したらこんな感じ。
事故車とは言えライトとバンパーを外しただけでグロテスクな感じは消えて
なんだかスッキリします。
ただ正面から見ても左右対称でないぐらいにボディが歪んでますね。



エンジンルーム内はこんな感じでもうぐっちゃぐちゃです。
バッテリーを取り出すのも大変なぐらいに助手席側は潰れてます。
上でも書いたヒューズボックスはこの位置までいってます。


やや斜めから見るとこんな感じでエアクリとバッテリーがあったところは
何が何だかわからないぐらいになっています。
お気に入りだった貴重なC-ONE製のカーボンボンネットも無残な状態。


一方の運転席側はこんな感じでほぼノーダメージです。
とくに押されてるとか潰れてるとかの損傷はない模様。


事故現場でレッカーの運転手さんと回収した残骸パーツの入った麻袋。
吹っ飛んだグリルとフォグランプ、ウインカー、ラジエータクーリングパネル...。


同じく吹っ飛んだ助手席側のフロントフェンダーと事故の衝撃で中央から
真っ二つに割れたフロントアンダースポイラー。



去年の車検の際に交換したKOYO製の銅2層ラジエータ。
アッパータンクの変色が気になってたところ車検で新品での投入でしたが
1シーズンも使わないうちに大破しました。


エンジンルーム奥の部分は意外と無傷。
自分のセリカはST205バンパーをST202に移植した仕様のためST202の
リインフォースメント(鉄の棒)はST205バンパーに干渉するため外してました。

ST205用のリインフォースメントは取付金具も含めて調達が出来なかったので
リインフォースメント自体はなかったのですがそれでもなんとかエンジンルームは
潰れずに済みました。

今回の事故みたくフロントの事故の場合にてリインフォースメントがないというのは
かなり危険というか自殺行為に近いですね。


反対側はこんな感じ。
こちらは今回ぶつかった側となりますので見てわかる通り、純正のタワーバーと
後付けの社外タワーバーが事故の衝撃で押されて上に曲がり浮いてしまってます。

ある意味この補強も事故時には硬さとして一躍かったかもしれませんが
タワーバーはデメリットとして事故時にはぶつかった反対側にも衝撃を伝えてしまうため
反対側のフレーム自体にも歪みを発生させてしまう可能性があります。

補強パーツはいろいろありますが補強のしすぎも問題ありということですね。
事故時は補強パーツのせいで事故した部分とは関係ないところにダメージが
出たりしてしまうこともあるようです。


こちらはエアクリのフィルター部分。
ぶつかった衝撃でヒューズボックスに押されて変形してしまってました。


バッテリーを外してみてビックリ、なんだか様子がおかしいということでよく見てみると…。


うわっ、思わず叫んでしまいましたが穴が開いてました。
そういえばエンジンルームが水浸しでバッテリ周辺に謎の粉が出てましたが
これは穴から漏れ出したバッテリー液だったようです。

ちなみに事故当日に機能していたハザードランプも翌日自宅の車庫に来たときには
機能しなかったのでこの穴が原因でバッテリーが事故後、数時間でダメになり
唯一、機能していたハザードランプも機能を失ったんだとこのとき判明しました。



タイヤに干渉しているインナーフェンダー部分。
フェンダーが吹っ飛んだため固定ができずさらに事故で押されたことにより変形し、
フロントタイヤにピッタリくっ付いています。
幸いなことにタイヤとホイールは無傷のようでこれは不幸中の幸いでした。


またまたヒューズボックス周辺。
エアクリへの自作ダクト、ヒューズボックス、アーシングケーブルのアースターミナルなど
もうグチャグチャのゴチャゴチャです。


フロントウインカー。
助手席側はレンズが割れて吹っ飛んでいきました。
運転席側は綺麗ですがST202用を自作ステーでST205バンパーに加工して
取り付けていたのでステーも事故の衝撃で壊れてしまい使用不可になりました。



ST205用のC-ONEカーボンボンネット。
カーボンボンネットですが純正ブラック(202)に塗装されていてかなり気に入ってました。
ダクトのデザインもカッコよくてとても良い品だった。
事故の衝撃でボンピンのピン側にキャッチが残る感じでボンネットが浮いたときに
キャッチがボンネットを突き破ったため、ボンネットに大穴が開いています。

こんな状況でも先端や真ん中から真っ二つに割れたりせずに耐えてるので
カーボンはやはり硬いですね。


エンジンルーム最後の1枚、奥側から手前側を見るとこんな感じ。
フロントのフレーム部分が大きく歪んでますね。



そんなわけで外装関係の取り外し終了。


次は内装パーツです。
とりあえずまずはダイジェストから。


ダッシュボード上の追加メーター類、ドアの内張り関連からドアスピーカー、
ツィーターといったオーディオ関連、メーターパネルやメーターの照明球など取り外し。


スカッフプレート、インパネ、ヘッドユニットの取り外し。


エアコンパネル、シガーソケット、シフトパネルの取り外し。


それ以外にルームミラーなど細かいパーツも取り外し。



内装のリア側も取り外していきます。
純正リアタワーバー、リアスピーカー、トノカバー、サブウーファーの取り外し。


車内からリアを撮影した感じはこんな感じです。
リア側の内張りもパーツの取り外しに必要な部分は外せるだけ外します。
内装パーツの取り外しはこんな感じで完了です。


次は足回り。


まずはキャリパーカバーとスリットローターの取り外し。
ローター、カバーともにぶつかった助手席側もノーダメージでした。


ステンメッシュブレーキホースとダウンサスも無事でしたが取り外しは見送り。
ブレーキラインはブレーキオイルが絡んでくるし、ダウンサスも作業が面倒なので。


フロントは無事に取り外し完了。
パッドも外しましたがパッドはそのまま戻しました。

リア側はキャリパーカバーは外れたものの、ローターはキャリパーを固定している
ボルトが固着してしまっていたため外れず断念。
このボルト、取り付けのときは外せたのになんでだろ??


ここまでで取り外しは90%完成。

ここから先は旅立ちへの準備となります。
今まで外した内張りやパーツ類を元に戻していきます。


まずはホイール。
社外17インチホイールから純正の15インチホイールに変更。


内装も上で外していたときは車上荒らしにあったかのような悲惨な状態でしたが
パネル類を元に戻していきます。
ドアパネルとインパネを戻しただけでなんかカタログの写真のようになりました。


運転席シートも社外セミバケットシートから純正に戻しました。
ステアリングは純正ステアリングがないのでまだ取り外していません。
ステアリングはまだ積載車に載せるときなど、車を動かす際に必要なので
廃車する寸前で取り外すことにしました。


リアハッチには事故の際に出た残骸を入れた麻袋や事故の衝撃で破損した
ヘッドライトやフォグランプ、ウインカーなどを積みました。
またストックしてあった純正のエキマニ、マフラー、触媒、サスなども入れてあります。


リアハッチを閉めるとこんな感じ。
純正のリアバンパー、ナンバーガーニッシュ、リアウイング、前期テールランプと
純正パーツが付いてほぼST202セリカ純正のリアスタイルです。
ハイマウントランプとRX-7のリアサイドマーカーの外したところはマスキングテープで
埃の侵入の防止と簡易防水しておきました。


純正のアンテナユニットも取り外したので開いたところにもマスキングテープ。
それとマフラーですがマフラーは事故の衝撃でエキマニを押してしまっている
可能性があったのでエキマニから触媒、中間パイプなど一体としてつながっている
マフラーも歪んでいる可能性があるため外しませんでした。



リアのリアハッチに続き、フロントもボンネットを閉めました。
ボンネットの固定はフロント部分が破損しているためマスキングテープにて固定。
ヘッドライトはストックしてあった前期ヘッドライトを付けてあります。
助手席側もあったのですがフレームが歪んでいるので取り付けできませんでした。

ウォッシャーノズルとWRC限定仕様車に装備されているエアツウカウルガイドを
取り外した穴もマスキングテープで塞ぎました。


ドアミラーもエアロミラーから純正ドアミラーに戻し、一番最初に取り外した
フロントバンパーと助手席側フェンダーをマスキングテープで取り付け、
助手席側フロントフェンダーはボディと固定できる部分がないのでテープでの
固定個所を増やして固定しました。



以上の作業で旅立ちの準備が整いました。

ここまで来るのに約1ヵ月半かかりました。
今まで10年間ともに過ごした愛車ですのでパーツを取り外していくたびに
そのときの気持ちやら状況が頭に浮かんできて名残を惜しみつつ作業しました。

ゆっくりとかみ締めながら時間に余裕を持って1つ1つ確実に作業をし、
時間を要したのもありますが途中、作業を止めて遠目から眺めてみたり、
セリカのシートに座ってステアリング握ったりシフト操作したりして
最後のセリカとの時間をゆっくりと過ごしてました。

はたから見ると変な光景だったかもしれませんが今までともに歩んだこと、
一緒に出かけたこと、そして事故になった際も怪我一つなく守ってくれたこと
ただ、ただ、ありがとうという気持ちとこんな素晴らしくカッコいい車に出会えたことを
感謝してこの1ヵ月半を含めたセリカと過ごした10年を思い起こしてました。

この時点で5月末でしたがこの段階ではまだ次に乗る車は決まってませんでした。
事故をしてから1ヵ月半経ってますが通勤は相変わらず軽トラック…。

自分の中でST20系セリカ以外に乗りたいと思う車が見つからなくて…。
時間だけが過ぎて行きました。

でもそんなこと言っても壊れてしまったMyセリカは戻ってこないので自分にとって
次の愛車となる車を探さなければいけないわけで...。
セリカへの思いを引きずりつつ毎日、ネットなどで次期愛車を探す日々...。

次の車はどうしたものか...。


2013年春、いろいろあったけどセリカ、10年間充実したカーライフをありがとう!!
たぶんセリカとの思い出は一生忘れないだろうな。


Thank you CELICA !!

とりあえず今日はここまで。


それではよいお年を...//
Posted at 2013/12/31 17:17:19 | クルマ
2013年12月30日 イイね!

2013年を振り返る…

2013年を振り返る…







2013年...あと1日で2013年も終わりを迎え、2014年となります。

2013年の振り返りとしてここに2013年の出来事の
一部を記載させていただきます。

まず2013年はいろいろありました。
自分自身の病気(入院からの手術(2回))、相次ぐ身内の別れ。
そしてセリカとの突然の別れ...。

なんかマイナスの出来事ばかりが続いた1年でした。

自分にとっては病気の件はとくに命にかかわるとかそういうものでもないので
とくにピンピンしてる訳ですがセリカの別れはまさに突然でしたね。

ここはみんカラですので今年の出来事の中から愛車セリカに関する内容で
2013年の振り返りをしようと思います。

...。
もう半年も前の話ですが...。

今から8ヵ月以上前の4/18。

この日はいつものように仕事を終えて調度この日から夜間残業がなくなり、
18時で帰れるということでひさしぶりにやや薄暗いとは言え日が落ちる前に
帰れると仲間と話をしながら従業員駐車場に向い、いつものように
セリカにて会社を後にしました。

帰りの道もスムーズでやや薄暗いことを除けばとくに危険な点もなく
いつもと変わりない通勤道中でした。


そしてこの後でいつもとは違うアクシデントが起きることとなります。


目の前には地元でも大きな交差点。
片側右左折車線を入れて4斜線、対向斜線と自分の走行車線には
しっかりと中央分離帯がある。

セリカは相変わらず好調、前の車に続いて法定速度で進行中!!

交差点が近づいてくる。
交差点の信号は青、前の車に続き停止線を越えて交差点に入っていく…。

対向車線側には右折を待つ車がいることは確認。
前の車はそのまま直進し交差点を通過、今度はセリカの番。

って文字で書くと大げさだけどこんなのみなさんもいつもの通勤途中に
いくつでもある交差点を普通に通過するだけの内容でどうってことない
日常茶飯事の出来事なはず...。

しかしこの日は違った、右折待ちしていた車、セリカが交差点に
進入しているにもかかわらず急発進!!

セリカは4車線(1車線目は左折専用、4車線目は右折専用)の中、
直進できる3車線目を走っているといった状況。

このままではぶつかるというわけで急ブレーキをかける!!

相手もこれはまずかったかということで一瞬、挙動が止まる。
(ここでアクセルベタ踏みで抜けていってくれれば...ともあとで思う。)

かわせるか?とセリカのハンドルを左に切る!!
ここで右に切ると交差点を抜けたあとは中央分離帯に衝突か対向車線に
入ってしまうためステアリング操作は直進か左しかなかった。

ABSのついていないMyセリカこの段階でほぼタイヤは完全にロック状態。
そのままスピードが乗ったままスキール音を鳴らしながら左に流れていく...。

相手も交わせるんじゃないかと思ったのか止まりかけてた車が動き出し、
セリカは左、相手の車も同じくリンクして一緒に左へ(相手からすると右へ)

セリカの目の前に相手の車の側面が近づいてくる。

もうだめだぶつかると覚悟し、身構える。

ガツーン という大きな音と衝撃とともにセリカはさらに左へ流れていく。

一瞬記憶が飛んで相手の車はこの間はどこにいったのかはわからなかった。

ブレーキを強く踏んだ状態でステアリングを強く握り締めたままセリカが自然に
停止するまでさらに流れていく、交差点を超えたところの歩道が近づいてきて
歩道の少し手前の自分が走っていた車線の左車線、交差点を超えたところの
1車線目のところにセリカ自然停止。

あ然としている自分でしたが普通に動けるし気を失っているわけでもなく
意識もはっきりしている。とりあえず自分は大丈夫みたいだ。

周りを見渡すと交差点横のマッサージ店の従業員らしき人が3~4人、
店から出てきてきてこちらを見ている。

そこでふと我に戻り、相手さんは無事なのかということで車から降りて相手を
探そうと恐る恐る車を降りてみることにした。
運転席ドアは難なく開いたので車を降りて相手の車両を探す。

幸い相手の車両も交差点の歩道側に停車していた。
しかし車の向きが自分の進行方向と同じ方向でぶつかる前から考えると
180度ターンして停車していた。

自分のセリカも相手の車両もぶつかった後はコントロールを失って流れたが
とりあえず他の走行車両や建物にぶつかるなど多重事故は間逃れたようだった。


相手はまだ車の中から降りてこない、心配になり相手の車の方へ行こうとしたとき
外に出てきていたマッサージ店の店員さんが「車からなんか漏れてる危ないで
離れて」と言ってきた。

確かに地面に大量にの液体がこぼれていたが自分はこれがラジエータからの
クーラントだということはその液体の赤い色から判別できたのでそこは冷静だった。

そうこうしてると相手が車から降りてきた。
相手の車は軽トラックで降りてきたのは推定60~70代ぐらいかと思うやや年配の男性。
腰を抑えながらだがこちらにむかって歩いてきた。

男性が到着後とりあえず二人とも意識もある、出血するなど外傷もない。
ここまでの出来事で事故から1分足らずの出来事だけど長く感じたことを覚えています。

それとやや同時にマッサージ店の店員さんから「今、警察にこちらから店の前で
事故が起きたと連絡しました」と言われ店員さんから携帯を渡された。

あとは一般的な事故と同じく電話を通して警察に事故内容の説明、事故当事者とも
どちらも怪我はなし、事故が起きた場所を連絡し待機。

それから保険屋に連絡。
ドライバーはともに大丈夫だが双方の車は自走不能となっていた。
相手の車はドライブシャフトが折れているのか前輪のタイヤがあらぬ方向にむいていた。

後にセリカと衝突後、2回転して歩道のえん石にぶつかる形で止まったんだと聞いた。

一方のMyセリカは相手の車の側面へほぼ正面から衝突したのでフロントは
大きく変形し、遠目から見ても漏れているクーラント、ラジエーターを突き破って
エンジンのエキマニのところ辺りまで潰れて(エグれて)いるのがわかった。

そのときの写真(携帯で撮ったもの)


しばらくして警察車両が到着。
警察が双方の車両が自走できるか尋ねてきたが状態を見て一目瞭然。
とりあえず歩道横に停まっている双方の車をマッサージ店の駐車場へ
入れてからの事情聴取ということになった。

相手の軽トラックは前輪がダメになってるのでやむおえずそのままとなったが、
セリカはボディが大きいので通行の妨げになるということで移動させることに...。
調度、時間も18時半頃で帰宅ラッシュの交差点となっていた。

「運転手さん、ちょっと車乗って!!」と警察の人に促されるままキーをひねるが
セルはまわらずウンとてもスンとも言わず、それどころかACCにもならない。

警察官もセリカの外の破損状態から察しがついていたとは思ったが2人駆け寄ってきて
セリカを押すということでハンドルの操作を任された。
しかしセリカを大人2人が押しても動かない...、サイド、フットブレーキはともに解除している。

なかなか動かせない状態でしばらくしていると応援の警察車両が2台到着。
中から警察官が4人ほど降りてきて警察官だけで6人ぐらいの事故対応となっていた。

さすがに5~6人で押したら動いた、右!左!言われるがまま夢中でハンドルを切って
なんとかマッサージ店の駐車場の指定位置へ移動完了。
パワステが効いていないハンドルはこんなに重いのか...。

移動完了時(無理言って撮影させてもらいました)


その後、状況説明、保険会社へさらに連絡、レッカーの手配、相手との連絡先の交換、
警察は人身事故じゃないなら対応が驚くほど早く、現場の写真と破損車両の写真を
撮影して帰っていきました。

相手も車から降りてきたときは腰が痛いと言っていたがこの頃には大丈夫だと言っていた。
年配の男性だったが話がこじれることもなく事故後もお互いに早く処理できてよかった。
これは自分だけかもしれないが事故後、相手の方と事情を話すうちに打ち解けていた。

調度、日も長くなってきた時期でこの日は日が暮れる前までに田んぼの作業を
済ませたかったらしく田んぼで使う農機具のガソリンを入れた帰りで急いでいたのだという。

我が家も数年前に亡くなった祖父がいるころは耕運機や草刈り機などの
燃料を軽トラックでよく一緒に買いに行ったものだ。

互いのレッカーが来るまでにそんな話をしていた。
警察が帰ってから現場には一時、保険会社の人も来ていたが気がついたときには
当事者の2人だけ完全に日が落ちた帰宅ラッシュの交差点に互いの不動車とともに
ポツリと残されていた。

そうそうこの間に相手さんとお世話になったマッサージ店にお邪魔して
事故後の報告とご迷惑をかけてしまった謝罪とお礼をしに行ったりしました。

なんだかんだと話しているうちにこちらのレッカー業者が先に到着。
レッカー到着後は道に散らばったセリカのヘッドライトやバンパーなどの残骸で
大きな物は除けてあったが細かい破片がまだ散らばっているのでこれをレッカーの
運転手さんと掃除することになった。

粉々になったヘッドライトや吹っ飛んだグリル、サイドマーカーなども回収し麻袋へ入れる。
真っ二つに割れたフロントアンダースポイラーと事故の衝撃でもげているフェンダーを
へし折りレッカーの空いているスペースに乗せた。

レッカーの運転手さんが慣れた手つきで動かないセリカの前にレッカー車をつけて
セリカのフロント部分にフックを装着し移動準備完了。

ドライバーさんからちょっと車高が低いのでフロント持ち上げて移動するけどリア側の
マフラーやエアロは走行中に段差を超えたときとかに擦るかもと言われましたが
この選択肢しかないのでそのままお願いしました。

そんなこんなで現場をあとにすることになったのですが事故の相手さんとは
連絡先も交わしたし、警察、保険の手配も済んでいるのでそのまま別れることになった。

セリカの向う先はとりあえずいつも車検やちょっとした車弄りでお世話になってる
ショップにお願いすることにした。
突然の電話と不動車の入庫を引き受けてくれたショップの社長ありがとうございました。

ショップに到着して社長から一言「これは直らんね、エンジン押しとるし...。」
まさに廃車宣言、まぁ見た感じあきらかにフロント潰れてるし...ダメだわなぁ。

この時点でセリカはACC操作できないので電装品使用不可、エンジンかからず、
ライト類はスイッチ操作しても反応なし、ハザードだけスイッチで唯一操作できる状態。
まぁ、ラジエータが潰れてクーラントがあれだけ出てたからエンジン始動は絶望的か...。

車が不動のためショップから自宅までの足がないので家族に連絡をとって
ショップまで迎えに来てもらうことになった。

家族が到着後、改めて社長とセリカの状態を確認。
母に連絡をしただけだったが母から話がいったのか弟と妹も駆けつけてきていた。
「あんなに好きな車やったのにね」と妹、「あぁ、こんな姿になってしまって」と母...。
「今日の朝はまだ普通やったのになぁ」と弟...。

なんかドラマみたいな展開だけどみんなで壊れたセリカの前で話をした。

ショップの社長にも従業員さんにもセリカ弄りについてはいろいろと
お金にもならないような小さな仕事まで引き受けてもらっていたので
迷惑かけたなぁとなんかいろんな思いがこのときになって込み上げてきた。

それから話をしているうちにショップの営業終了時間が迫ってきていたので
セリカから貴重品とか仕事関係の荷物を出して母の車で帰宅した。

文章に表すとこんな感じ。
書くと長い...、たった数時間の出来事なんだけど長くて大変だ。
でも改めて思い出しながら書いてみると8ヵ月前の忘れかけていた記憶が
鮮明に脳裏に蘇ってきた。

とりあえず今日はここまでにしておこうと思います。



Posted at 2013/12/30 18:50:34 | クルマ

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車全般が好きですが使用用途は街乗り専門です。 まだまだ勉強中ですがよろしくお願いします!!
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