ステアリングに3-drive・ACオートクルーズSW等を移設
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
以前取り付けたPivot 3-drive・ACのオートクルーズSWやリバース連動ハザードユニットのサンキューハザードSWの操作性(場所)がイマイチだったので、ステアリングに移設できないか思案していたところkatisさんの整備手帳「ステアリングに有線スイッチを付ける」を拝見して参考にさせて頂き、自分も施工してみました。
katisさん、どうも有難うございました。。。<(_ _)>
2
ステアリングのエアバッグを外すと10極のコネクタが出てきます(写真上)。ウチのクルマはM/C後・23S、オーディオ&ナビレス購入でステアリングスイッチなどが着いていません。なので10極のうち1極(ホーン)しか使用しておらず、残りの9極は空いていて配線やターミナルも刺さっていません。
一方車両側は、コラムカバー下側を外しステアリング付け根下側を見るとクロックスプリングを介して8極コネクタと4極コネクタ(黄色)があります(写真下)。
ステアリング側10極のうちホーン線が刺さっているところまでの8極が8極コネクタに繋がっていて(青)、極の並びも同一。
残りの2極がもう一方の4極コネクタの空いている2極に繋がっているようです(ピンク)。
3
車両側の8極コネクタのうち6極にターミナルと配線が刺さっていますが、使われているのは写真右端のホーン線(緑/赤)1極だけで、他の5極はステアリング側で開放状態、残りの2極は空いていて配線やターミナルも刺さっていません。
もう少し調査すると左端の[赤/黒]がイルミ+線、ホーン線左横の[黒]がGNDのようで、この2線は将来使えそう♪
よって残りの5極(純正オートクルーズやオーディオSW信号用?)を使ってステアリングに各SWを移設します。
4
コネクタの空いている極に配線を接続するためメスターミナルが必要なので、新品を購入しようと調査するとコネクタは矢崎コネクタ製。たぶん10極が品番[7283-6539]、8極が品番[7283-6483]と思われ、対応するメスターミナル品番[7116-4660-02]を購入しようといろいろと探して見ましたが購入不可(というか売ってるとこが見つからない)。矢崎コネクタ社でも個人への販売不可。マツダに聞いてみても「単品では購入不可」との事。しかし担当のセールスマンが「オーディオ用のコネクタなら余ってる」と伝えられ確認してみると、こちらも矢崎製♪
①早速持ち帰り確認してみました
②コネクタをバラしていくと・・・
③0.64(025)サイズのメスターミナルが11本ありました
④10極コネクタからホーン線のメスターミナルを外して確認。右(赤)がホーン、左(赤/黒)と比較すると・・・同じモノでした♪
Sさんアリガト~!
5
ターミナルが使用可能で接続できると判明したので、先にステアリングにオートクルーズSWとサンキューハザードSWを取付けます。
両SWとも、ステア操作の邪魔にならず目視せず操作できるステアリング裏樹脂部に設置する事にしました。
①リーマーで、左側にオートクルーズSW配線通し用の3φ、右側にサンキューハザードSW用の10φの穴を開けます。
②オートクルーズSWの配線を20cmほど残し切断し、3φ穴に通してSWを両面テープで固定。
③10φ穴に切り欠き(SW回転防止用の出っ張りあり)を作り、サンキューハザードSWを取付け。
④こんな感じで取付けました(裏側から見た状態)。ステアリングに仮付けしたところサンキューハザードSW裏の端子部が接触したので折り曲げて接触回避しました。
6
続いて結線です。今回は4極使用します。
車両側8極コネクタの使用候補極(写真上1~5)のうち、ターミナルが刺さってない2及び5にオーディオコネクタから取出したメスターミナルを差し込みます。写真下のコネクタの押さえ(青線)部分を-スクリュードライバ等で持ち上げて浮かせてからターミナルを奥まで差込み、押さえ部分を戻します。
また配線不使用の1及び3のコードを途中切断し、車両側を絶縁処理。コネクタ側は前述の2及び5と併せて計4本にギボシ端子を装着し、1と2を3-drive・ACのオートクルーズSW線へ、3と5をハザードユニットの増設SW線へそれぞれ結線しました。
7
ステアリング側10極コネクタにはホーン線以外の極にはターミナルも配線も無いので、車両側8極コネクタでSWに使用する1、2、3、5の位置に対応する極にオーディオコネクタから取出したメスターミナルを差し込みます。8極コネクタ同様にコネクタの押さえ部分を浮かせて(写真上)ターミナルを差込み押さえを戻します。極を間違えないよう注意!
各ターミナルから出ている配線にSWの配線を接続します。こちらも極を間違えないよう注意して
1と2をオートクルーズSWへ、3と5をサンキューハザードSWへそれぞれ結線。
8
各コネクタや配線、ステアリング、エアバッグなど、全て復旧し作業完了・・・ツカレタ-_|\○_
両SWともステアリングを握った状態から指先を少し内側に伸ばした辺りになりました。
写真上が3-drive・ACのオートクルーズSW。貼り付けタイプなのでもう少し外側に設置しても良かったかも。
写真下がハザードユニットの増設サンキューハザードSW。埋め込みタイプなのでこれ以上外側に設置するにはSWのタイプを変更する必要があると思います。
今までは運転しながら各SWを手さぐりで探して操作していましたが、目視せずにステアリングで操作ができる様になりました。。。(^_^)v
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