自分の得にならないという気持ちがあったら決して宇宙開発はできない。
宇宙開発をやると困難を克服する心が養われる。
それはあらゆる商売に役立つ。
植松努
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)とは、衝撃波を発生させる装置を用
いて衝撃波エネルギーを体内の結石に照射し、結石を細かく砕く治療法です。
その開発の経緯は、第二次世界大戦中に潜水艦を破壊させずに敵兵を倒す兵器を開発したのが始まりといわれています。兵器としては開発不成功でしたが、後に平和利用され結石治療機に生まれ変わったというわけです。
衝撃波により砕石されて生じた破片は4mm以下の大きさとなり、尿と共に容易に体外に排出されるというしくみです。
尿路結石症の治療指針を記した「尿路結石症治療ガイドライン」の中でも、腎結石、尿管結石の治療としてESWLが推奨されており、現在多くの施設で破砕装置が設備されるようになっています。もちろん従来の開腹手術や内視鏡手術と同様に保険診療が認められております。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)の治療の特徴
実際の治療は、破砕装置のベッドに仰向けもしくはうつ伏せとなり、放射線や超音波を用いて結石の位置あわせをします(写真参照)。
その後1時間~1時間半で、3000回~4000回の衝撃波を結石に向けて
照射します(衝撃波が発生する際に破裂音がします)。なお、治療中は焦点がずれないようにするため体を動かすことはできません。
治療の特徴としては開腹手術を行わず治療できるので、身体に傷痕は残りません。また入院せず外来で治療する場合もあり、この場合は早ければ翌日から普段の生活や職場への復帰が可能となります。
治療中に衝撃波による痛みがありますが、現在の装置では麻酔は必要とせず、座薬や注射などの鎮痛薬の投与だけで十分治療可能です。
衝撃波の通過する背中に、皮下出血がみられることがありますが、数日で消失します。また、ほとんどの患者様で治療直後に血尿が出ますが、こちらも数時間で収まります。
ほとんどすべての患者様を安全に治療できますが、妊娠中の方、出血傾向のある方、腎動脈瘤のある方は原則的に治療できません。また、尿管が狭い患者様では砕石に成功しても、そのままでは排石しない可能性があります。
極度に肥満している方や小児など身体的な問題で位置あわせが困難な場合もあり、この場合は内視鏡治療や、開腹手術などが選択されます。
とはいえ、手術なもんで、7~8万もかかる(保険適用)んですよ・・・。
磁気テープを消去するときに使うイレーサー機械があるんですが、それでは無理ですかね?
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この日記は、
日経スペシャル ガイアの夜明け~不屈の100人~について書かれています。
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Posted at 2009/02/08 22:56:02 |
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不屈の100人 | 日記