
各国のGoogleさんがサッカー一色なのに対して、13日、日本のGoogleさんは世界からも称賛される大いなる実績「はやぶさ帰還」のトップページでした。
7年の歳月をかけた大いなるプロジェクトは何れ宇宙大航海時代の先駆けへの布石となる事でしょう。
プロジェクトにかかわった皆さんは「はやぶさの強運」に導かれた「神がかり的」成功だと口々に言っておられましたが、それは間違いだと思います。
成功は、日本の技術力・精密さ・健全さ・惜しまぬ努力・数々の不測の事態への対応策によって7年前にある程度決まっていて、それを現場段階でさらに追い込んで計算につぐ計算・・・。その二重の努力こそがプロジェクトを成功へ導いたのでしょう。
「ジャパンプライド!!」
負けられない戦いだったのだと思います。
みなさんもご存知の方が多いと思いますが、国際宇宙航行アカデミーが今年創立50周年を迎えました。
それを記念して作ったロゴにヴォイジャーやガガーリン、アポロとならんで、はやぶさも描かれました。
つまり、はやぶさの偉業は世界的に凄い事なんです。
それを大きくとりあげない日本のジャーナリスト集団には冷冷々してしまいます・・・。
宇宙への夢。誰しもが持っていると思いますが、実はワタクシもちょっとした因縁?があって、はやぶさ計画なんかも結構昔から知っていました。
それは、探査機や衛星を打ち上げるにはJAXAだけじゃなくて様々な企業や3セクなんかが関わっています。そして、打ち上げから軌道乗、運用等々様々なセクションが関わっているわけです。
民間企業も多く参加していて、そんな大きなプロジェクトに参加できるなんて素晴らしい、是非プロジェクトに参加したい・・・。そう思ったものです。
結局、ワタクシは色々とボタンのかけ違いをして現在に至っている訳ですが・・・(汗。
それでも、多少なりとも知識を備え応援していました。
そう、科学技術は世界一じゃないといけないんですよ。
1番1番を批判してる輩が何を言う!!
とまぁ・・・常識のある人は分かると思いますけどね・・・。
別に1番を良い悪い言ってるわけじゃないんですよね。
世界で一番になるという事は、その技術を国が支援することなく新しい技術として転用できる。
商売が出来る可能性が生まれるという事です。
ワタクシは「F1には一般車輛に生かせる技術は何一つ無い」と思っていますが、上記が多少企業を独占させてでも1番を競い、日々技術革新している理由のひとつなのでしょう。
でも、自民党の言うみせかけだけの「いちばん。」WINWINの法則とはまた違いますよね?
独立行政法人が沢山生まれたのは何故でしょうか?
小泉内閣以降の自民党政権は、『小さな政府』でなければ日本に未来は無いとして、歳出の抑制や規制緩和、法人税減税、郵政公社や特殊法人の民営化などを進め、公務員の数を減らせられれば、実質的に国の支出は減るとして、ヨーロッパではやっていた小さな政府を真似た改革を進めました。
しかし、儲けられない国の機関が法人化し、国からお金を貰って事業を拡大したため、黒字に傾く見込みは無く、国からさらに仕事を貰う為に、役に立たない公務員を天下りさせる。
公務員で無くなった人間に給料を莫大に支払い、その請求を国にするという・・・支出の悪循環ループを形成するに至りました。
さらに言わせて頂ければ、小池氏がなにやら予算つけたのは自民党で「はやぶさ」の成果は自民党のお陰だ、とか、見える成果だけがどうのこうの・・・と、カエサルの言葉を引用してまで、ツブヤイテおられましたが、笑止千万。
それが、国政選挙で選ばれた議員の発言かと・・・キャスターやってた人間の発言かと・・・。
丸川氏とは違うと自民議員ですが、発言はなかなか・・・思ってましたけど・・・。やっぱり与党慣れした人間が野党になると、まぁ・・・こうなるんですね・・・。
「はやぶさ」の成果は「関係者」の成果であって、自民党の成果じゃない!!ふざけるな!!
成果として実証できるからプロジェクトとして成り立つし、成功しなければ予算もつかないのは、独法だろうが民間だろうが同じじゃないですか?
そういう綱渡りをしながら日本の技術者達は、デジタルカメラやビデオカメラ、テレビ、国産自動車を作ってきたんですよ。
じゃぁ、見えないところに要求されたら要求されただけ金を渡すんですか?
つまり、それが自民党がやってきた支出の悪循環ループでしょう。
そこに役員報酬や天下りという金を渡しても、そいつらだけしか得をしない。国民がそいつらの為に、税金を納めるなんて、やってられるわけないじゃないですか。
国立印刷局や造幣局を独法としてどこに利益があるのか?というか、独法でも国家公務員なんだよ・・・。
確かに「はやぶさ」などの科学技術に関する事柄のような大きなプロジェクトを国の支援無しにやるのは困難ですし、馬鹿げています。
しかし、出来る事は民間で、出来ない事は国がやるべきじゃないでしょうか?
実際、成功が確定されたのとほぼ同時くらいに、三菱やNEC関連株が上昇しています。
これは、日本が認めたわけではなく、世界がその偉業に驚愕し、今後の動向に期待したからでしょう。
最近ふと思うのが、地方地方と、地方も国も地方について考えてない輩が地方について議論しています。
さらに言えば、平成の大合併で、地方の人であるはずの地方の市町村の長もその地域の人間で無い事がしばしば・・・。
そのような輩達が地方で叫んでいるのは地方の事でもなんでもなくて、自分の保身程度。
そのような事で、地方の事を本当に考えていけるのか?
ジャーナリズムも国政についてはとやかく言いますが、地方は誰が勝った誰が負けたしか伝えません。
しかし、それは当たり前の事で、地方の事なんか全国の人はどうでもよいと思っているし、関東圏の人からすれば47都道府県のひとつの県で60対40が61対39になったぐらいで大差ないぐらいにしか考えていません。
国ができないんじゃ、俺らがやるしかないじゃん!!
なんて考える長は米粒程度しかいません。
というか、そのような長がいるところは既に成果を出しています。
6月3日(木)の報道ステーションの特集でやっていました。
島根県の海士町は、今まで国の補助金や町の借金による公共事業で町の経済が成り立っていましたが、借金が増え財政破綻寸前までいきました。財政を再建させるために公共事業に頼らずに、新たな産業を生み出す政策を打ち出すことになりました。
その特産品のひとつが「岩がき」の養殖です。
ブランドも知名度も無かった同町の岩がきですが、養殖の売上げは現在、約7000万円になっているとのことです。特産品が新規産業として成長していけば雇用も生み出されることになります。
岩がき以外にもフクギ茶の商品化やブランド牛の育成、販売など、特産品の新規産業は10以上なっているとのことです。
つまり、この町では民主党よりも早くから「コンクリートから人へ」を実行し実現していたのです。
そう、中央から成長はありえない。
地方は地方で独自にやっていくしかないのです。
中小企業が独自に生き残りをかけた勝負をしているのと同じだと思います。
地方も生き残りをかけて真剣勝負をしなければなりません。
平成の大合併は地方を無駄に大きくしました。
大きくなるという事は、柵や足枷が増える要因のひとつになります。
ワタクシも時間はかかると思いますが地方再生・・・いや地方挑戦に少しでも参加して行こうと思っています。
また、長々と駄文となってしまいました・・・。
サッカーどころじゃないですよ・・・。このご時世は。