沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像とみられる映像が、インターネット上に流出していることが分かった。映像は数種類あり、海上保安庁の巡視艇に、中国漁船が衝突している場面などが映っていた。海保は「コメントできない」としている。(毎日新聞)
また、共同通信などもネットに速報をあげている。
問題の動画(ID:sengoku38)の動画は削除されました。
しかし、公開方法に問題がある。
もしコレが政府の意図しない公表であるのだとすれば、あきらかな権力の暴走である。
その暴走を政府もとめられなかった事になる。
つまり、日本なら何も起こらないと思っている事が危ないわけである。
この状況でAPEC開催・・・。かなり危険なのではないか?
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【追記:流出映像を海保が確認。】国会提出分以外の映像も・・・。
沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件で、状況を記録したビデオ映像がインターネット上に流出したことが5日、分かった。海保が画像を確認した。海保によると、国会に提出したもの以外の映像も含まれているという。
流出した画像は6本に分けられ、計約44分ある。漁船が巡視船に衝突した瞬間の映像も含まれていた。海保職員とみられる男性の声で、「挑発的な動きを見せています」「本船に当てました。今の位置を確認」などと話す音も入っている。
海保などによると、中国漁船は9月7日午前、尖閣諸島沖の日本領海で、立ち入り検査のため停船を命じた巡視船「みずき」に衝突。海上保安官の職務を妨害したとして船長が逮捕されたが、船長は25日、処分保留で釈放され帰国した。(時事)
動画投稿のIDはsengoku38(せんごくさんパーともとれるが・・・)で、この6本の映像を公開するためだけに11.4に登録されたようだ。
映像は44分とかなりのボリュームで、国会に提出された約7分よりはかなり多めだが、映っている船体などからして、偽者とは思いにくい。
動画が消されたり視聴が不可にはまだなっておらず誰でも見られる状態が続いている。
ということは、現在はまだ確認中?ということなのか?それとも公開を停止するよう要望はまだ出されていないという事か?
現段階での公開の意図、公開した人物の意図、なんにしてもまったく把握できないが、政府としては直ぐにでも緊急の対策を検討すべきである。
海上保安庁に事情を聞くべきであるし、まず、あれだけ完全公開を政府が渋ったこの動画が何故youtubeにUPされ誰でも見れるようになってしまったのか、調査すべきである。
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【追記:片山議員の不思議】
そして、こうなってくると非常に怪しいと言わざるを得ない人物が一人いる。
アドレスは間違っていたが、尖閣動画がyoutubeにアップされていると、その存在を誰も騒いでいない時間帯に、いち早く呟いた国会議員がいたのだ。
そう、「
片山さつき」である。
その呟きをみたワタクシは、直ぐにアドレスをクリックしたが、リンクされていなかった。
あきらかなブログへの誘導。釣りだと思った・・・。
そのブログのタイトルはこのように始まっている。
「寝る前にツイッターをチェックしていたら、youtubeで、とても本物っぽい尖閣の海保と中国漁船の衝突動画が出ているのを発見!本物かどうかは確認できないが。」
しかし、おかしい。
おかしすぎるのだ。
この時、もしかしてタイトルで引っかかるのじゃないか?
と、アクセクと検索をしまくったのだが、まったくヒットせず・・・。
それから30分?ぐらい経ってからであろうか・・・。
ツイッターで一気に騒ぎとなった。
しかし、氏は寝る前にいったい何を探していて(しかもリンクされていないファイル)をいきなり発見できたのだろうか?
これが、氏が記載したアドレスである。
http://www.youtube.com/watch?v=q3JYTOG94-E(原文ママ)
あくまでも仮定の話だが。
これは、氏に「○○」というアドレスでUPする。というリークがあったのではないか?
しかし、アップする途中で何か問題が生じて(IPを串刺し忘れたとか・・・アップロードする内容を変更したとか)、別IDで別場所にあげることになってしまった。
youtubeのアップロード環境をご存知の方なら分かると思うが、完全アップロードまでには数段ステップを踏むことになる。最後まで行かないとアップしたことにはならないし、誰もが見られる環境にもならない。
しかし、氏はそれを確認しないまま、「○○」というアドレスを直接入力し、実際には映像を確認していなかった?のではないだろうか・・・。
そう、普通の人間が、こんな美味しい情報を目撃したとする。
で、あるならば、そのひとつのURLだけではなくて、ワタクシのように残りの5つのアドレスも必死で検索するのではないか?だって、恰好の政府たたきの素材になる。
しかし、氏が記入したアドレスはただひとつ(しかも間違い)だった。
もしかすると「○○」というアドレス。
これは、国会に提出された約7分の「編集された」動画映像をココにアップする予定だったのではないか?
それをリークされた氏は、そのまま記載・・・。
しかし、ここで権力の暴走が起きてしまった。7分よりも多い素材を公開しよう・・・。
そう考えると、様々なパーツが組み合わさっていく気がしてならない・・・。
ここに氏のブログの原文を載せることはできないが、不測の事態(ブログ内容の削除や変更)を考慮して、そのブログのバックアップはとらせてもらった。
政府・海保の対応、そして氏への視線も明日から注目していこうと思う。
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【追記:ビデオ】
出す、出さない。見る、見せないという内容をマスコミが煽る構造でイチダイムーブメントとなりつつある尖閣問題ですが・・・。
あくまで、中立的というこ根本的な話をすると・・・。
中国への配慮とか、政府としての見解とか以前に、コレは他国海域での不法操業と制止を振り切り逃走する船舶が衝突した証拠映像です。
なので、政府が出す出さないの話し以前に国民に見る権利は無いのです。
見えないものを見たいというのが心理だと思いますが、全然知らない誰かの万引きの証拠映像やスピード違反の取締り時の映像、白バイがバスに衝突した時の追走していた白バイが撮ったであろう証拠映像など、それらは証拠物件であり、関係者以外がみられるべきものではないのです。
※万引き映像や警察の追跡映像などは、たまにテレビでやっていますが、あれは公の者達が撮影したものではありません。マスコミが独自に依頼して収集したり自ら撮影したものがほとんどです。その為、映っている人には(映像をつぶしたり音を変えたり)配慮をします。
まぁ、なんとかのフロッピーディスクしかり、不利な証拠物件など、公にしたくないものは手続きの上で司法の場に提出しないということもありますが、あの船長が解放されていなければ、今回の証拠映像は明らかに提出される物です。
それを誰でも見られる物かのように国民が思ってしまったのは、知識のあるはずの政治家やマスコミのせいです。もっとも今の政治家はそのような理屈も知らない輩なのかもしれませんが・・・。
ワタクシは嫌いな石原都知事ですが・・・。奴は知識人です。マスコミも他の政治かも公開されるのが当たり前というニュアンスの発言を期待していた訳です。
しかし、奴は「結構なことですね」と言っただけです。
結局、大部分のメディアはこれを「ビデオ映像が誰でも見られる場所に公開された」事に対して良き事じゃないですか?というように捉えたんじゃないかと思いますが、実際は「映像を公開した奴」に対して、面白い事やってるけど最終的にそれがどうなるか結末考えてやったの?ってバカにしているんだと思います。
えてして、船長は解放してしまいました。これは、政府の失敗ではなく、国の失敗としか言えません。
まぁ、あくまで他人事で、それを批判する野党も国民も政府の失敗としか思ってないところがあれなんですが・・・。
政治家は、あーでもないこーでもない、与党は収拾に努めるばかりだし野党は国民のことなんて何も考えていない。ただ「与党」に返り咲きたいだけ、マスコミはニュースになればどうでもいい、県民はどこか遠くで起きていることと上の空、沖縄は要らない認めない助けなさい。
結局、日本のことを考える「日本人」なんていうのは何処にもいないんですよね・・・。