2009年08月31日
良い記事だったのでそのまま記載。
2009年8月31日
The JOURNAL
議会制民主主義国家の中で唯一選挙による「政権交代」を経験してこなかった日本人が、初めて自らの手で政治権力を作り出した。選挙結果は歴史的意義に見合う絶妙な数字となって現れた。
一般的に言えば、与党としては議会の主導権を完全に握る事が出来る絶対安定多数269議席を獲得すれば十分である。しかし我が国の政治の特殊性は与野党が対立するだけの構造になっていない。その上部に明治以来権力を握り続けてきた日本の官僚機構が存在する。それと太刀打ちするためには絶対安定多数だけでは数が足りない。過去最高である中曽根政権の獲得議席数300議席を上回る必要がある。どの自民党政権よりも国民の支持を集めたという事実こそが官僚機構の抵抗を押さえるのに役立つ。
とは言え、衆議院で再議決が可能になる321議席を上回れば、逆に民主党に困難な事態が起こる。衆議院で再議決が可能になれば、参議院で単独過半数を得ていないという民主党の弱点を忘れてしまう事になる。どんなに謙虚になろうとしても、いざとなれば再議決で自分たちの主張を押し通せるという気持が出てくる。それは国民新党、社民党との強力関係にマイナスに作用し、民主党が来年の参議院選挙で必死に単独過半数を獲得しようとする気持に水を差す。
今回の自民党の惨敗は4年前の郵政選挙の大勝利がもたらした。当時の小泉総理は思いも寄らぬ大勝にとまどい、用意していたシナリオを変更せざるを得なくなった。すれすれの勝利であったならば総理の任期を延長して構造改革の総仕上げに取り組んだかも知れない。しかし大勝した事で次の選挙では議席を減らすことが確実となった。ここで辞めれば歴史に残る総理で終われるが、続投すれば晩節を汚す事になるかもしれない。大勝が生み出した心理が自民党の道を誤らせた。
衆参で圧倒的多数を確保している以上、未熟な総理でも国民の人気があれば政権運営は出来る。その考えが促成栽培の総理を生み出し、未熟な総理は数の力を背景に自らの信念を一途に貫いた。国民は安倍政権の思想信条よりも数の力で強行する権力のあり方に怖れを抱いた。その結果が2年前の参議院選挙である。国民のバランス感覚が自民党を参議院第一党の座から引きずり降ろした。
参議院で権力を失った自民党は片肺エンジンの飛行機である。無理な操縦をすれば墜落する。野党とよく話し合い、国民の意向を組み入れた政治をやらなければならない。しかし自民党はそれが出来なかった。それは衆議院で再議決可能な議席数を持っていたからである。再議決が可能なのに野党と妥協するのは弱腰だという理屈が優先した。
おかげで自民党は参議院選挙敗北の意味を真剣に考える事も出来なかった。参議院選挙敗北を小泉構造改革のせいにする者と、小泉構造改革が不徹底なせいだとする者に別れただけである。国民が政治に何を求めているかを真摯に受け止める事がなかった。その程度の自民党に国民は失望し、鉄槌を下した。
民主党が獲得した308議席は321議席を超えなかった事で来年の参議院選挙に向けた緊張感を保ち続ける事が可能である。参議院選挙で単独過半数を獲得すれば、4年後の衆議院選挙で揺れ戻しが起こり、自民党が政権に復帰したとしても、自民党が再議決可能な三分の二の議席を超えない限り、民主党の政策を無視することは出来ない。日本の政治構造上、自民党が政権を取っても自民党のマニフェストは実現せず、民主党のマニフェストが生き続ける。つまり「官僚政治からの脱却」路線は生き続ける。それが分かれば官僚機構も抵抗する事の無意味さを知るようになる。従って来年の参議院選挙がこの歴史的「政局」の最終戦争なのである。
今回の衆議院選挙を主導した民主党の小沢代表代行は、来年の参議院選挙を念頭に衆議院選挙の戦略作りを行ったと思う。問題はその選挙戦略に見合った緊張感を民主党が保ち続けることが出来るかどうかだ。そのためには新政権のスタートが順風満帆よりも、多難な門出となる方が好都合かも知れない。2年前の参議院選挙で幕を開けた「新時代」を作る政治の動きは、この衆議院選挙で状況を打ち破るべく大きく盛り上がり、来年の参議院選挙で形となって終幕するのである。今回の選挙でそのための絶妙な数字を国民は作り出した事になる。
(田中良紹)
※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。
Posted at 2009/09/01 11:51:42 |
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私点論点 | 日記
2009年08月31日

と、ティーダさん(笑)
九月19.20.21で帰省旅行します。
相方が行きたいと言っている小豆島で、ゆったりリゾート気分を満喫する予定。
その後は、ガレージ付き家の見学?
まぁ、まだ計画妄想中の段階です。
うむ。今日のタックルは久々に面白い。

Posted at 2009/08/31 20:09:33 |
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2009年08月31日
民)300議席確実。
名前がうれていればうれているほど落選する自公。
平沢氏が四苦八苦でなんとか当選とか・・・。これは凄い投票率になったのでは?
文字通り、コイズミさんは自民党をぶっ壊しましたw
そして、組織票というものが機能しなかった選挙戦でした。
民主への風が強風だった為、黒も白になる勢いの巨大政党が誕生。
問題点は、
主義も主張も無さそうな26、7歳の新人候補が民主というだけで当選している事実。
参議院議員もろくに務められない輩が民主の勢い任せで衆議院へ鞍替えして当選している事実。
自民悪という流れの中で、過去に裁かれた、裁かれなければならない人間が当選している事実。
とはいえ結局、世襲は続いているという事実。
さて、誰が得したんでせうか。
これまで通りの癒着が発生した場合。日本は終わる。
これからの民主党に期待しましょう。
そうそう。
高速ただになるね?
そうそう。
勝手にみんなの党は政権交代達成したから解散するのかな?
そうそう。
自殺者が出ないことを祈ります。いやまじで・・・。
で
本日、修羅場を迎えてしまいましたとさ・・・。
ワタクシが全て悪いので、何も言えませんが・・・。
とりあえず、さっき送って親に平謝りしてきました・・・。はい。
さて、明日から日本が変わります。
変えるのは民主党でもみんなの党でも新党日本でもどんな党でもありません。
国民です。
多数決で民主党を選んだ国民が責任を負うんです。
みんなで責任はとりましょう。
ま、やっぱり一番損をしたのは、やっぱり麻生さんですね。
Posted at 2009/08/31 00:40:01 |
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日記 | 日記
2009年08月30日

行ってきた。
激混み・・・。
激人・・・。
激バーゲン・・・。
お?やすくないぞ。

Posted at 2009/08/30 23:56:25 |
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日記 | モブログ
2009年08月30日

プチOFF状態(笑)
黒ティーダ四台でならんで走ってた( ´ ▽ ` )ノ
しかし、ティーダも街中にあふれ始めましたね。

Posted at 2009/08/30 09:29:51 |
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