
今日はロッドホルダーにこんなものを積み込んで見ました。
そして実行するはその名も高枝切バサミ大作戦。
昨日は機械製図の技能検定を受けた。
最近帰りも遅く疲れたので今日は有給。
子供を保育園へ送るや否や、向かうはもちろんレッツゴー野池!
冬なので釣れない昨今。しかも池の水は干上がっている所も。
そんな野池を回っているとあるはあるはみんなが残して行った宝物。
後ちょっとで手が届きそう。
今日は以前から考えていた作戦を実行するとき。高枝切バサミでちょいとゲット。
わんさか回収!
そうこの時まではこの高枝切バサミで回収行為が大作戦にまで発展するとは知る由も無かった。
あとちょっとで届くー。
だとー。
届かねーよ。
そうです。実際行ってみると約3.5mの高枝切バサミをもってしても楽に届く距離にはルアーは無く。次第に高枝切バサミ大作戦は木登り大作戦との合わせ技に発展して行きました
よいしょっと
これで…
あそこにある…。
念願の…
ルアーの付いた枝を切れば…
側面についているストッパーで
枝を保持して…
よし
ポチャン
あれっ!?
ってな感じでようやく取れたと思ってもルアーだけ落ちることがあり、浮かぶやつならまだしもスピナーベイトやラバージグなどは沈んでしまい今までの苦労が水の泡に。
いやこの場合、正しくは水の底。
それでも苦労して幾つかのルアーの回収に成功。
そんな中、新しく向かった池で大物を発見。
むむっ あれは
メガバスの
POP X #MAT-TIGER
通常池の脇に植えられた木は水面にせり出すように生えていてアングラー達はその影を狙ってルアーを打ち込む。
従ってルアーは水面にせり出した枝の先端に引っかかっていることが多い。
今回も変わらず同じケース。
まずは木登りと言うより木の幹が水面に平行なので木渡り。高枝切バサミ(以下高枝)を持ちながら、冬の間ぶくぶく太った体で落ちないように。
そしてやっと高枝を伸ばす。
が まだ1.5mはある。
つまり全く届かない。
どうしよう。
木の上でしばらくもがいていると手前にラインを発見これなら届くぞ。
高枝にラインをぐるぐる巻きにし、引っ張る。
すると遠くのルアーがするすると上に上がって行き、ラインが引っかかっていた枝をすり抜けると手前の枝に引っかかった。
ぶらんぶらん
よしっ
これなら行ける。
勝利を確信した私はその枝を高枝で切断!
ゲットしたかに思われた
その時
ポチャン
うそっ!
でもまだ大丈夫。
POP Xはトップウォーター
浮かぶのです。
木の上から浮かんだPOP Xを高枝で突っつく。
しかし後50cm届かない。
もう少し前に出たいがその先の木はこの冬肥えてしまった私には細すぎる。そのままPOP Xは、木にしがみつき片手で目いっぱい伸ばす高枝のすぐ前を、私をあざ笑うかのごとくゆっくりと横切り、沖へ出て行ったのであった。
こっこんなことがあるだろうか。
あともうちょっとで手にできる夢のPOP Xが、目の前で海の藻屑と消え行くのだ。
この場合、正しくは池の藻屑。
こんな事が…
こんな事がぁぁwwww
そういえば昨日の機械製図のときも、5時間の試験時間のうち4時間まで順調に来ていたのに最後の一時間になってCADが思うように動かずモデルが壊れて最後の一時間は何もできずに終わった。
似ている。昨日とあまりにも似ている。
こんな事が二日も続けて起こるなんて~。
なんてついていないのか。これを人生はドラマチックと言うのか。
ひとしきり落胆し、ふと上を見上げると別の枝に引っかかった
BIG BUDが。
しっしかし あっ あれは 遠いいいいいいwwww。
でも欲しいwww
その後はさらに壮絶な戦いになったことは言うまでもない。
何度落ちそうになったことか。もうだめだと思いながら強くルアーを捕ることを考えた。流血も免れなかった。
捕り終わったときには息切れでしばらく動けなかった。
途中ふと34歳俺っ静岡にきて何やってるんだろうと思ったことはカミさんには内緒だ。
ただあまりに壮絶な戦いだったにもかかわらず、私の心にはBIG BUDを手にした達成感よりもPOP Xを取れなかった悔しさのほうが勝っていた。
その後彼はどこへ行っただろう。おそらく風向きからして対岸のアシの林の中か、はたまた全く反対側の排水溝か、この池のどこかにぷかぷかしていることだけは間違いない。
そして誰かが偶然見つけるかもしれない。
そしてそいつは彼が私とのすさまじい格闘の後とは知らず容易くゲットし「うぉメガバスだぜラッキー」とでも言うのだろう。
悔しい。悔しすぎる
でもふと、この高枝切バサミ大作戦、バス釣りよりも面白いのではないか。
またいつか大物を見つけ今度は必ずこの手にしたい。
そして最後にこのどうしようもないブログを読んで頂いた皆様に感謝申し上げ今日のブログはおしまいにしよう。
Posted at 2009/01/26 21:06:19 | |
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