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自分はドライカーボンの仕事をしています。レース屋さん(ノバエンジニアリング)に10年、自営で15年ドライカーボンに携わるってきました。こんなに良い材料をなるべく色々な人に知ってもらいたいと思ってます。最近いろんなところでドライカーボン？みたいな物を見ます。ドライカーボンは俗称ですが普通はプリプレグを使って焼いてできます。3kって繊維を使うと1m2で計算上288gでできます。


何を言いたいかというとインフュージョンはハンドレアップから比べると無駄な樹脂もなく気泡も減らすことが出来ドライカーボンより安く製品を提供できて凄くいいです。みんな車が好きでその車に色々な部品を付けて楽しみたいんだから詐欺みたいな売りかたは辞めた方がいいと思います。インフュージョンで売っても普通に売れるとおもいます。

嘘はだめ！

ドライカーボン ＝ プリプレグっいうカーボンを焼いたときの製品を前提にはなします。

プリプレグはカーボンのきばた（カーボンの糸を編んだも、綾織りや平織りなどがある）を熱をかけると固まるエポキシ樹脂が含浸されてるもの。

カーボンのきばた（一般に見かける繊維には3kと言われてカーボンが3000本入った糸で編まれてます。）の重量は1平米で約
220gです。プリプレグは注文の時に樹脂の量を指定できます。自分達が使っているのは40%でカーボン繊維が220gだと樹脂は88gでドライカーボンを作ると1平米では308gになります。

1プライ0.22〜0.25ミリの厚みなので約1ミリぐらいの1平米の板は1232gになります。

ルーフの場合はアンダー鈴木仕様だと

308g ✖️ 1.5平米（s15）✖️3プライ＝1386g

補強分をたして1400gです。




繊維や樹脂はメーカーや仕様で多少違うのでほんの一例で目安になればと思います。ハニカム仕様はハニカムの種類、厚み、接着フィルムの種類で変わってしまうので単に言えません。

皆さん、これからも楽しいカーライフ＆カーボンライフを‼︎

2009年12月に初めてこのs15を見たときは、出っ歯はコンパネでウイングをはずして普通に御殿場まできました。お世辞にも綺麗とは言える状態ではなく、逆に隙間だらけの微妙な車でした。あれから5年も経たずに世界のアンダー鈴木になってました。

特別なことじゃなく誰にでもチャンスはありますね！

8月11、12日にオーストラリアのサーキットでワールドタイムアタックチャレンジってイベントが行われるそうです。日本から何台か出場します。自分的にはアンダー鈴木を応援してます。自分で何事もやることは大変だけど素敵だと思うので！

結果が楽しみです‼

軽トラも軽量化です。自分の車ではありませんが！