福井読書会レポート。

今さらながら、先日の福井読書会の様子をさらりと書きます。

12月18日(水)の午後7時から、CafeラササヤンLa136店をお借りしてはじまった第３回目。
当日のお題は横溝正史著『獄門島』。
みんな、角川文庫の新しいのを買ったみたいで同じ本だった。

かわい氏がホワイトボードに関係図を書き込む気合いの入りようで、今回もディープな部分での盛り上がりがすごかった。

今回、横溝作品は始めてというのさか氏も、かなりハマった様で、ぜひ金田一初出（本陣殺人事件）から読みたい、との事。
太平洋戦争後の世界に思いを馳せてみたり、はたまた横溝正史との関係のある江戸川乱歩を引いてみたりとあちこちに飛びながらも、面白いミステリーである、と太鼓判を押したところで一区切り。

島の純血が異分子によって壊される、自然、目に見えない力、辺りが今回のキーワードだったように思う。

次に、12月14日に行われたFM福井読書会の感想を披露。

恒例となった一冊プレゼン。
かわい：「黒い家」貴志祐介
Ｊホラーの中でも幽霊の出ない「本当に怖いのは人間」を具体的に描き出した作品。

のさか：「月島慕情」浅田次郎
定収入階層の方々を書かせたら、浅田次郎の右に出る者はいない。「シューシャインボーイ」が特にオススメ。

やすぎ：「風果つる街」夢枕獏
読書メーター参照願う。


今回は美味しいコーヒーとお菓子をいただきながら、念願のミステリー読書会と相成りました。