これからはPDKでしょう!
ってな、感じで、当然のごとくPDKで注文したCaymanSでしたが、、、
えっ!マニュアルじゃないの?
と、私の心を惑わすみん友が居たりして・・・(笑)
優柔不断な私は、夜な夜な、やっぱりスポーツカーはマニュアルか!?・・・
と、、、夢にうなされる日々が続き・・・
そして意を決して臨んだのが、「そろそろ決断しましょう!試乗会」
会場へ向かったのは、今、唯一私の足車である、
2ペダル18速マニュアルのミッドシップカー、
パワーは・・・ドライバー次第と言われているこの車。
いつもは試乗といっても、ただ乗り回すだけの私でしたが・・・
今回はPDKかマニュアルかを決めなければならず、
せっかくなので評論家きどりでインプレッションしてみることにしました。
試乗車はこれ!予約した訳でなかったので・・・わざとらしく
あっ、CaymanSあるんですね、少し乗ってきても良いですか?、、、と

LHDでオプションはPDK、スポーツクロノパッケージ、PASM、PTV、と走りに関するアイテムは私がオーダーしたものとイコールコンディション。
先ず手始めにPASMについて
RS60Spyder(987ボクスター)のPASMは通常モードとスポーツモードの違いが鮮明で、スポーツモードにすると少々ゴツゴツ感すらありました。
新しくなった981のスポーツモードは切り替えても987のような顕著な変化はありません。
ゴツゴツ感は全くなくしなやかです。直進ではその違いは僅かに感じ取れる程。
高速でハンドルを左右に振ると違いはもう少し良く分かります。

車のゆれ具合は半分程、ゆれの収まりも早い。
レーンチェンジしても安定しているのでいくらでも踏めてしまいます。
ただ、クイックなハンドル操作による安定感は私のRS60の方があったように感じました。
おそらくその安定感は、私のRS60はPASM対応のBILSTEIN BPS Kitの車高調で車高を下げた事による低重心化の効果によるものと思います。
ここで一旦CM入りま~す・・・
このようにPASM対応のBILSTEIN BPS Kitの車高調は美しいスタイリングを醸し出すだけでなく、しなやかな乗り心地と高速走行時の安定感を高めます。

峠に於いてもその安定度はライバルを寄せ付けません。
PASMでお乗りの方に是非お勧めです!
その、PASM対応のBILSTEIN BPS Kitの車高調が
なんと!
今、魔界ショップで格安でセール中なんです!
CM終わりま~す・・・(笑)
次に峠を攻めてみました。
コーナーでのロール度は・・・
スポーツモードの方がロールが少なく安定しています。
ただ、、、減衰幅にもう少し硬めの領域もあったら良いと思いました。
次に今日の目的であるPDKについて

とにかく楽チン!
完璧なシフトチェンジを繰り返します。
面倒くさがり屋の私には打って付けの機能なのですが・・・
でも、つまらない、と思いました。
アクセルを踏むだけ、シフトチェンジ間の途切れも無くただ加速して行く
カタログでも
マニュアル:0-100km/加速5.0秒
PDK:0-100km/加速4.9秒
とあるようにPDKの方が早い。
マニュアル車より車重が30kgも重いPDKの方が早いなんて、如何にPDKの完成度が高いかの証明ですね。
私は、マニュアル車で2速で思いっきり加速し、クラッチ踏んでシフトアップし3速へ、また3速で思いっきり加速し4速へ、そのクラッチとシフトチェンジとアクセルワークの感覚が好きで、また、シフトチェンジの間、一瞬加速感が途切れ、また加速し始めるという、あの感触も好きでした。
ただ、981のPDKにスポーツクロノパッケージというオプションを付けると、大袈裟に言うとPDKが生まれ変わります。スポーツプラスに設定すると、真にレーシングモード!
シフトアップは7000rpmでもしません、大丈夫なのかと冷や冷やしていると7200rpm辺りでシフトアップ、シフトダウンは5000rpm位、ポルシェといえ市販車でここまでやるのかって感じです。
ただ、、、アクセル踏んで、ブレーキ踏んで、ハンドル回して、後はPDKがやってくれる。
それで、早く走れるのは分かりましたが・・・
私はCaymanSを道路脇に止め、自分に問いかけました。

早ければ・・・それで満足?
そこに面白みはあるのか?・・・と、
やっぱり、マニュアルにしよう!
戻ってからでも良かったのですが、ややせっかちな私はその場で営業さんにTEL、
「PDKも悪くはないんですが、、、やっぱりマニュアルにしたいと思って・・・まだ変更間に合いますか?」と
すると営業さん
「パドルシフトは使ってますか?」と
確かに・・・それまで無駄に付いていたパドルシフト・・・
今度は、プログラム任せにせずパドルシフトでシフトアップとダウンを繰り返し峠を攻めてみました。
これは楽しい♪
思った時にシフトアップ、思った時にシフトダウン、
シフトアップは電光石火のごとく素早いし
シフトダウン時もヴォンとブリッピング音が実に気持ち良い
クラッチとシフトの操作はありませんが
パドルシフトによりマニュアル車のような操り感があり、結構楽しい♪
5速から4速、3速の5→4→3→の2連続シフトダウンもヴォン、ヴォンと一瞬でした。
試しに、5→4→3→2の3連続シフトダウンもヴォン、ヴォン、ヴォンと一瞬でした。
これは凄い!
今更ながら感激し、ニヤケ顔で
暫くパドルシフトで峠を走り回ってしまいました。
帰路の高速では合流地点からのスポーツモードプログラムにお任せのフル加速が妙に快感に思えて・・・
もやもや、迷いが吹っ飛びました!
自分で企画したCaymanS大試乗会のインプレでした・・・(笑)
あっ、最後にPTVのインプレ。
PDKに気を取られ忘れてました。
帰路思い出し、これがPTVの効果?と感じたのが
料金所から高速の本線に合流するまでの円周回を80kmで進入してみましたが、横Gすら感じないほどスムーズにオンザレール感覚でした。
更に100kmまで加速してもクルクル回り、
これがPTVの効果なのか!?と半信半疑ではあります。
ちなみに、RS60では、80kmでも気合が必要でした。(笑)