
この画像は専門学校時代の写真です。
今からもう12年も前になります。
この頃仲間内でどっぷりハマっていたツーリングカーのラジコンですが、寮の敷地内で毎日のように深夜までレースをしていました。夏も冬も季節関係なくなぜあんなにストイックにやっていたのかというと、当時の僕はF1よりもBTCC(イギリスのツーリングカーレース)に興味があったからです。
フォーミュラよりハコ車のレースの方が僕は好きなんです♪
まだインターネットも普及していない時代にどうやってこのレースを知ったのかというと、
あの有名な「カーグラフィックTV」です!
ヨーロッパで盛んなハコ車の世界最高峰レースであるBTCCとDTMの特集をたまに組んでくれてそれをビデオに録って何回も観てました。
とにかくその過激な限界ギリギリのせめぎ合いとドライバーの頭のネジの飛びっぷりが衝撃的で、日本のハコ車のレースをそれからは全く観なくなるほど好きでしたね。
BTCCはアウディ A4が4WDなのと、BMW M3がFRなの以外は
すべてFFなんですよっ!!
駆動方式による各自動車メーカー同士の技術力バトルもあるからそれも面白いんです。
ウエットになるとBMWは不利になりアウディはスタートで一気にトップになる(笑)
FFを採用する会社が多いのは、FFの方が車体が軽いし最高スピードが伸びるんで互角の戦いが出来るんですよね。
僕らがやっていたラジコンもBTCCに則ってレギュレーションを決めてやってました。「実車と同じ駆動方式を採用すること」という規則のおかげで各車のライン取りが違うから本当のBTCCのようなクラッシュがよく再現されてました(爆)
僕はボルボ850(No.3)を駆る「リカルド・ライデル」のファンでしたので、ラジコンも当然のように一番左のマシンが僕のですw
ボルボはその四角いボディなのに速いことから「フライング・ブリック(空飛ぶレンガ)」と呼ばれてました。
FFなのでタックインを上手く利用して慣性で軽くケツを滑らせながら曲がるというテクを駆使しないとクワトロ(4WD)のアウディには絶対勝てないから死ぬほど走りこんでました。
たぶんBTCCを観てアウディやボルボなどに憧れてなかったら絶対に欧州車の整備士にはなってなかったと思います。
「市販車ベースの普通の4ドアセダンがここまで戦えるんだ」というのが衝撃を受けたし、一体どんな構造をしているんだろう?と思ったことも理由として大きかったと思います。
まさかこの一週間で画像のラジコン4台と同じ実車の整備をするなんて12年前にはきっと夢にも思わなかったんだろうな(笑)
今となってはどれもただのボロ外車ですけど、この頃の車は各社の個性が非常に強くて構造がかなり変態で面白いですw
僕のことを整備士を辞めてNBロードスターだけになってから知った人は車の仕様を見て、
「この人はレースや競技なんか興味ないんだろうな」
と思っている方が多いと思います。
それ、大間違いですよっ!(爆)
実は最初に買おうと思っていた車は、ミラージュサイボーグだったのですが、その車を見に行った店で同じ値段でギャランAMGを偶然発見してしまったからそちらに決めたという経緯があります。
もしミラージュを買っていたら専門学校時代の仲間と瑞浪サーキットや峠(幡豆農道)に行って毎晩のように走ってたと思います。
ギャランAMGという激レアな車を手に入れてしまっただけに大事に乗らないといけない気持ちになったワケで。。。
とにかく負けず嫌いなので、レース活動を始めてしまったら絶対にどっぷりハマってしまうことが死ぬほど分かっているだけにあえて
「自分のファーストカーは絶対に競技に使用しない」
と決めているのです。
簡単に言えば僕のNBはレースをしないためのリミッターのようなもんです。
心の中では今までずっと「モータースポーツがしたい」という気持ちがありましたが、20代は激務でそんな暇もなく夢は叶いませんでした。
30代になって愛知に住んでからは、気の置けない仲間が近くにいるし前よりは時間があるので機会があれば仲間達と一緒にモータースポーツを楽しみたいです!
NAが安く手に入ればそれを競技仕様に仕上げて出るのもいいのですが、今は別にロードスターでレースをすることに拘わっていないです。
結果はどうであれ、仲間と一緒に一日笑顔で楽しめるようなモータースポーツをしたいんですよ。
例えば
・ツインリンクもてぎのオーバルコースでスーパーカブ(市販車クラス)のエコラン
(経験アリ。164km/Lで初参加10位でした♪)
・廃車にする直前の軽(重心が低いホンダトゥディがいいな♪)を代わりばんこに乗りサーキットで耐久レース
・ジムニー(2ストや幌車なら最高!)で泥んこ遊びw
(急坂で縦に転がったらみんなで一緒に笑おうwww)
こんなんいかがでしょう?(^^)