FOCALフラッグシップスピーカーで3way交換+DSPでサウンドアップ その2
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ドアトリム内側に回って、純正スコーカーの背面です。
ドア中央部に設置されているスコーカーは、樹脂製ブラケット+3本ネジで固定されています。
BMWやメルセデスもこの方式ですね。
各社同じ寸法のユニットを使っていただけると、バッフル制作のためのテンプレートを用意できるのですが、意外とまちまちです。
今回も寸法をとって、制作いたします。
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交換後の様子です。
MDFで製作したバッフルにUtopia Mの3.5MWを通し、純正のトルクスネジで留めます。
バッフルの表側(向こう側)には、共振防止のためにエプトシーラー(発泡ゴムのような素材)をぐるりと一周巻いておきました。
Utopiaのトレードマークである赤のカラーリングがオシャレですね。
写真の向かって左側に接続端子があります。
ここにドアから伸びているスピーカーケーブルを刺して、内装を戻せばドアは終わりです。
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ツイーター交換の様子です。
純正のツイーターグリルの裏側のクリアランスがあまりなく、純正ツイーターに比べてUtopiaののユニット径が大きいため、通常のように沈めようとすると、ダッシュボード側を大きく切削する必要が出てきます。
今回は、ドア周りも含めて純正戻しが出来る範囲内で抑えようということで、ダッシュボード側の加工はツイーターのお尻が軽く収まるくらいにとどめ、ツイーターグリルをパチンと戻した後のテンションで止まってくれるように調整しました。
ユニットの外周に貼ってあるのは、前出のエプトシーラーです。
テンションを受けて軽くつぶれて、ユニットをやんわりと留めてくれます。
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純正との比較です。
振動板も外形寸法も大きくなっています。
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それではトランクスペースに移動してDSPの設置状況を御覧いただきます。
トランクスペースの底板を跳ね上げたところです。
ここは収納スペースではなく、バッテリー、ヒューズボックス、BOSEサブウーファーが納められています。
ここにちょうどよい場所が空いていまして、まるで純正のなにか、のようにぴったりと収まってくれました(^o^)
このHELIX P-SIX DSP MK2は8chまでのプロセシングができ、6ch分のアンプを内蔵しているDSPです。
どんなDSPでも、まずはステレオのフルレンジ信号を確保して、スピーカー数に応じて出力を行います。今回はBOSEアンプのフロント3wayのスピーカー信号(6ch分)を取り込んで合成しています。
入力側のスピーカーケーブルはAcousticHarmony N1を使いました。この線は比較的細いので、6本を束ねてもかさばらない上に高音質なので重宝します。
スピーカーへの出力は、ユニットに応じて銘柄を変えました。
いずれもオーディオテクニカのREXAT RX17なのですが、比較的大きな電流が流れるサブウーファーには14ゲージ相当のPタイプを使い、繊細なツイーターとスコーカーには18ゲージ相当のDタイプを使いました。(どちらも6,300円/m)(ゲージの単位は値が大きい方が細くなります)
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今回は971パナメーラの本格サウンドアップのミッドレンジ、ツイーター、DSP関係のご紹介でした。
次回は、PCMにはつきもののエンタメソース拡充お子様セットの事例をご紹しようと思います。
フロント3way構成については、標準で2wayのクルマの場合、スコーカーを取り付ける場所を新設する必要が出てきますので、なかなかハードルが高いですが、ユニットを増やして担当させる帯域を細分化することで得られるシームレスな繋がりと、音場のスケール感には、2wayでは得られない価値があります。
ご興味がお有りのお客様はどうぞお気軽にご相談ください♪
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