実家で買ったBMW 320iはMスポーツパッケージなので、前後のタイヤの幅がちがう。
F 225/45R17
R 255/40R17
以前、ピアッツァのリアの接地性の悪さをタイヤのグリップで解決できないかとリアだけ太くしてみたことがある。
F 195/60R14
R 205/60R14
僅か1cmの差に過ぎないが、起きたことはフロントタイヤの片減りとアンダーステアだった。
リアを太くしたことでリアのグリップが勝りすぎてフロントが負けてしまう。いわゆるプッシングアンダーがでてしまったのだ。
前後を入れ替えて前を太くしたら随分走りやすくなった。普段リアに大きなパワーをかけることもないので、特に問題も無かった。
今回購入の320iMスポーツもフロントの片減りが起こっていたのだが、前後のグリップの違いの影響はあるのだろうか。
E90ではないが、F30のMスポーツでは片減りの例が多いようだ。
もちろん、メーカーが設定したものだから、プッシングアンダーがでるようなことはないのだろうが、フロントの負担は大きくなっているはずだ。おそらく、コーナリング時に荷重移動をせずハンドルを切るだけで突っ込んでいくようだと負担が大きくなるだろう。
タイヤを替えるときには前後同サイズの方がフロントの負担が減ってよいのではないかと思う。前後のローテーションもできるし。
どうせ莫大なトルクのエンジンであるわけでなし、限界まで攻めるわけでなし。
オーナー達はどうしているのだろう。
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昔、ティレルというF1チームが6輪のマシンを持ちこんだことがある。フロントタイヤの空気抵抗低減のために小径タイヤを4輪配置した。結果としてフロントタイヤの接地面積が増えてグリップを大きくでき、ブレーキングで有利になったことで大きな競争力を持っていた。
(Wikipediaより)
しかし、通常サイズのタイヤの改良・進化が進むと、開発が遅れる小径フロントタイヤのグリップが相対的に低くなり、6輪のアドバンテージが失われてしまった。
グリップのバランスは大切。
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Posted at
2019/07/04 16:50:09