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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2020年01月12日 イイね!

【Tool】インパクトレンチ対決 中国格安 vs Hikoki


 一部で話題になっていた、マキタクローン中国製格安インパクトレンチをBanggoodで1/8に購入。なんと1/12に到着したので早速チェック。

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コードレスブラシレスインパクトレンチ
モデル: D39422

(本体のみ バッテリー含まず)

仕様
電源仕様 18V バッテリー
色: 黒 + 青
無負荷速度: 0-4000 rpm
インパクト頻度: 0-4000 ipm
最大トルク: 520N・m
スクエアドライブ: 1/2インチ 6.35mmビット穴付き

機能
 無段変速スイッチ。
 タングステン鋼シャフト
 ブラシレスモーター

 見た目では、マキタのTW285D等に非常によく似ている。マキタブルーに合わせているだけでなく、デザインもソックリ。マキタのバッテリーが使える。まさにマキタクローン
 仕上げもよくできている。

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マキタ TW285D

 TW285Dのトルクが260N・mに対して、倍の520N・mを標榜している。
 とは言え、中国トルク(注1)なので、半分行くかどうかだろう。

 TD285Dが定価25,500円(実勢、19,000円程度)なのに対して、送料込みで3500~4000円程度。まさに格安だ。

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 更に、非常に面白いことに、6.35mmのビットも刺さるのだ。これ一つだけでインパクトレンチとインパクトドライバーを兼用できることになる。これは強度的には不安だが便利。

 インパクト強度はHi,Loを選べ、マキタ同様Auto Stopも付いている。

***

 で、SVXの助手席ドアのストライカー調整で、固いストライカーのボルトを緩めてみたが、難なく緩む。

 そのついでに、ホイールナット緩め対決をやってみた。

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 対戦するのは左からHikoki WR36DA(1100N・m)、中国製格安インパクト(520N・m)、参考でマキタTW152D(160N・mだが、ブラシ不調で力が弱い印象)。

 まずはマキタ選手に緩めてもらうが歯が立たず。
 次に中国製格安インパクトでLo,Hiとも緩まず。 あれ? ドンだけ固く締め付けられてるんだ。あるいは非力なのか?
 大御所Hikokiは4段階の第1段階で緩まず。 第2段階で緩まず。あれ? やはり結構固いらしい。第3段階でようやく緩む。ここではさすがに余裕で緩む。

 HikokiのHPによると

打撃数弱1モード0~1,200-1(回/分)
弱2モード0~1,800min-1(回/分)
中モード0~2,300-1(回/分)
強モード0~2,900min-1(回/分)
弱1/弱2モード:普通自動車のメンテナンスや足場取付け、解体作業など
中モード    :配管支持ボルト、ナットの締付け、緩め作業、搬送設備の組立作業など
強モード    :鉄骨継手の組立、重機・農機具のメンテナンスなど

ということでそれぞれでのトルクは明示されていない。第3段階の中モードを3/4の800N・mと仮定すると、これには及ばないと言うことになる。しかし、もっとトルクは小さいだろう。弱モードはトルクがかなりしぼられている印象。
 ともかくも、トルクの大きさが分からないのでなんとも言いがたい。

  

 トルクレンチで締めたり緩めたりして確認して見ればいいのだけれど。残念ながらトルクレンチは持って行っていなかった。

 中モードで軽く締めたナットは中国製で緩まず。逆はOK。
 中国製Hiモードで締めたナットはマキタでは緩まず。逆はOK。

 普通は100~120N・mがホイールナットのトルクの適正値。しかし、固着していくので、一般的にこのトルクでは緩まないのが普通。200N・mはないとなかなか緩まないことがあるらしい。ホイールナットの締め付けというのは、結構強固なものなので、生半可なインパクトドライバーやインパクトレンチでは緩まない。
 印象では中国製は150~200N・mという感じだ。

 と言うことで、1100N・mを誇るHikoki WR36DAが余裕の勝利。当たり前か。
 中国製のはそこそこのトルクはありそうだが、標榜するほどのトルクがあるようには思えない。あってもせいぜい260N・mか。

(同じらしい機種で330N・mのハブナットが外せたとするサイトもあるのだが)

第2ラウンド

 1.完調のインパクトドライバーTD134Dで締めたナットを中国製で外す。
 2.中国製で締めたナットをTD134Dで外す。

結果

 1.○
 2.○

 TD134Dがやや苦戦していたが、お互いに外すことができる。
 TD134Dがカタログトルク値155N・mなので、中国製はこれを若干上回る程度かもしれない。

 価格を考えればこれでも立派なものかも知れない。

 もう少し検証が必要だが、中国製トルクレンチの520N・mは相当に数字を盛っている様だ。おそらく150~200N・m程度。

 しかしながら、そのままインパクトドライバーとしても使え、マキタバッテリーも使える。安価なので気楽に使えるメリットもある。車に載せっぱなしにしておくこともできる。耐久性さえあればかなりよいツールと言える。
 


参考: マキタ TW1001Dのトルク

打撃
モード
最大締付け
トルク(N·m)
回転数
(min-1)[回転/分]
打撃数
(min-1)[回/分]
800 0~1,800 0~2,200
600 0~1,000 0~2,000
300 0~900 0~1,800

 打撃数10/11(0.91)でトルクが2/3、9/11(0.82)で3/8に落ちるのなら、WR36DAの弱モードは1が0.41、2が0.62、中モードが0.79なので、中モードで400N・mあるかないか程度。
 これを信用するなら、中国製インパクトレンチは400N・mに及ばないと言うことになる。
 印象としてもWR36DAの弱モードはかなり弱い。

 



注1 中国トルク
 トヨタ車の馬力のカタログ値と実車に食い違いが見られ、実車の方が劣るためカタログ値が【トヨタ馬力】と皮肉めいて呼ばれた。それに倣った表現。いすゞ車の場合、むしろ実車の方がカタログ値より高いこともあったらしい。いすゞ車は設計マージンが大きく取られていることが多いとか(実際、やたらに太いタイロッドとかを目にする。

追記:
 この中国製どうもよくわからない。夜なので実際にバリバリやって確かめることができないのだが、力の切り替えはH、M、Lの3つあった。しかし、時計回りに回すときはHとLが全く同じ速さで回り、Mだけが遅い。反時計回りではHで速度調節が効かなくなる。
 ロングソケットを付けて手で握ると打撃されるが、HとLの差がよくわからない(というか夜なので充分確かめられないのだが)。
 同様のモデルの写真を見ると、4つのインジケーターが左から「Direction,Autostop,Low,High」になっているものがあり、その様に動作しているように見える(ただし、Auto Stopは試していない)。
 このインジケーター回りは頻繁に変更されているようで、スイッチが黄色と赤、LEDが赤と緑、LEDなどの並びが違うものなどがある。
 正直、思っている以上にトルクは弱い気がする。

追記:
 同じと思われるもののレビュー。



追加情報
中国製インパクトレンチ、200N・mを余裕で超える

https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/43660659/

Posted at 2020/01/12 18:43:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2020年01月08日 イイね!

【Tool】19mm振動ドリルはすごいや

 この所すっかり電動工具オタクだ。

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 リョービのPD-192VRという振動ドリルドライバーを少し触ったのだが、チャックこそ13mmだが支えハンドルがついた比較的大きなもので、コンクリートや石材の穴開けメインのツールだ。振動モードは相手によって2モード選べ、発生する振動がかなり大きい。650Wモーター、コンクリート19mmは伊達じゃない。

 HP440Dという振動ドライバドリルのメンテ中だが、この振動は非常に細かなもので、あくまでドライバドリルのおまけという感じだ。それでも13mmいけることになっているのだが、そんなものなのだろうか。

 

 
Posted at 2020/01/09 00:20:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2020年01月07日 イイね!

【Tool】振動ドリル


 頂き物の中国製ドリルドライバーには沢山のドリル刃が付いているのだが、コンクリート用のものもある。

 しかし、コンクリートの穴開けに普通のドリルでは荷が重い。



 コンクリートには振動ドリルやハンマードリルが使われる。

 とは言うものの、振動ドリルは使ったことがなかった。

 マキタで見てみると、通常のドライバドリルと振動ドリルはほとんど同じような値段で、ドライバドリルに振動機能を加えたものが振動ドリルという扱いになっている。

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 上が振動ドライバドリルで、下がドライバドリルだ。

 機能的にはほとんど同じで、振動機能の有無だけが違いと言っていい。この2つのモデルは外見もよく似ている。

 構造的にはほとんど同じで、チャックの手前に付いている部分に、圧力をかけたときに振動を生み出すユニットが付いているかどうかの違いだ。

 DF440D(ドリルドライバ)とHP440D(振動ドリルドライバ)を分解してお掃除したのだけれど、外見はHP440Dの方が長いが、内部の変速ギア部分は全く同じ。その先がちょっと違う。基本的には同じもののバリエーションだ。

 しかし、前者はチャックを外さずとも全部分解できたのだけれど、後者は分解しきれなかった。振動ユニットはチャックを取り外さないと分解できない部分がある。そのチャックを止めるマイナスネジがものすごく強固にとまっていて、とても外せなかった。錆びて固着しているせいだろうか。

 今、家にちょうどいいマイナスドライバーやマイナスビットがなかったためもあるのだけれど、逆ネジを回そうとしても回らない。インパクトレンチでも外せなかった。

 いずれ再挑戦しようと思う。





追記:
 ドライバドリル、振動ドライバドリル共に機構が複雑で、メンテナンスにも手間がかかる。
 しかし、中古市場ではインパクトドライバーに人気が集中しているせいか、ドライバドリルは安い。
 
Posted at 2020/01/07 10:23:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2020年01月03日 イイね!

【Tool】メーカー型番不明ディスクグラインダー

 なんかフォルムに惹かれて、ジャンクディスクグラインダーをもう一台130円で落札してあるのだけれど、メーカー、型番不明とされていた。つくりはしっかりしているので、ちゃんとしたものだろうと。

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altalt
メーカー型番が銘板から読み取れないが、JISマークはある。

 いろいろネットを駆使して調べてみると、新興製作所のT-100GDH-6という機種のようだ。1980年代の物らしい。

altalt
altalt

 これも古すぎてカーボンブラシすら型番からは見つからないが、サイズでいくらでも見付けられるだろう。

 ベアリングは汎用品なのでいくらでも入手可能だろうが、ギアになると厳しそうだ。マキタや日立、LGなら互換パーツが入手可能なようだが(Alliexpressに山ほど出ている)。
 ギアレベルの交換になると、単価の安いディスクグラインダーでは「修理費が新品を上回るため修理しない」判断になり、充電タイプのような高価な機器で無い限り日本ではまず修理されないのだろう。
 今どきはシンコーの物なら新品が4000円台で買える。他メーカーなら3000円台。
 もちろん、昔の機種のようなアルミボディではなく樹脂ボディ。






 
 
Posted at 2020/01/03 15:29:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記
2020年01月03日 イイね!

【Tool】電動工具、AC100V? バッテリー?

 掃除機は圧倒的にひもなし、バッテリー駆動の方が便利なので、意を決してマキタのコードレス掃除機(ただしジャンク)を買い、以来タガが外れて充電式の電動工具を買うようになってしまった。
 まあ、ちょっと古いものなら中古で随分安いし、ジャンクを買って直して使うから、コストの問題がクリア出来ていると言うことが大きいのではあるけれど。

 自分の中でのヒットはパナソニックのペン型電動ドライバーで、狭いところでの作業や細々したものを扱うにはうってつけ。小型充電式ならではの軽快さはハンドツールに近いものがある。

 ねじ締めでパワーを求めればプロ用インパクトドライバーなのだけれど、このところプロ用の標準的な充電式モデルを使うようになり、AC100Vモデルを触ることがなくなっていた。
 カタログ上のトルクを比較すると

充電式(14..4V) TD131D 145N・m
充電式(14..4V) TD134D 155N・m
充電式(14.4V) TD161D 175N・m
充電式(18V) TD171D 180N・m
AC100V 6955 145N・m

と、6955は設計が古いせいもあってトルクでは同じ時代のTD131Dと同じで、同じカーボンブラシ式のTD134Dに負けている。ブラシレスになると14.4V機に水を空けられている。
 しかし、実際手に持ってみると、低速トルクが大きいのか、TD134Dより遙かにパワフルに感じる。高電圧駆動の余裕というか。
 コードが邪魔とは言えAC100V式の方が軽いし。

 自宅でツーバイフォー材にコーススレッドを沢山打ち込んで何かを作るというのなら、メインで使うのは6955かもしれない。

 穴開け関係もついでに比較しておこう。

AC100V RYOBI MD-11V(電気ドリル)
 鉄工:φ10mm 木工:φ13mm
AC100V 6000R(ドライバドリル)
 鉄工:φ10mm 木工:φ15mm
AC100V M611(電気ドリル)
 鉄工:φ10mm 木工:φ25mm
充電式(14..4V) DF440D (ドライバドリル)
 鉄工:φ13mm 木工:φ27mm

AC100V HP2032(振動ドリル)
 鉄工:φ13mm 木工:φ40mm 石工:φ13mm
充電式(14..4V) HP440D(振動ドライバドリル)
 鉄工:φ13mm 木工:φ27mm 石工:φ13mm
充電式(14..4V) HP474D(振動ドライバドリル)
 鉄工:φ13mm 木工:φ38mm 石工:φ13mm

 HP440DはDF440Dに振動機能が付け加わったような物のようだ。いずれもLi-ionシリーズ初期。
 こうしてみると、ホビー用のMD-11Vや設計の古い6000Rは見劣りする。14.4Vでもより新しい充電式は随分強力だ。
 鉄工φ10mmとか13mmとかというのは実はチャックがくわえられる限界に依存している。木工はくわえるところより刃が大きなキリを使えるのでそちらに能力の違いが現れるようだ。
 最新同士を比べると、AC100Vも充電式も大差はない。
 振動ドリルの含めて、このあたりのAC100V機はもう進化がほとんど止まっている感じ。この上にはコンクリートに穴を開けるためのハンマードリルがあるし。

 インパクトレンチ
AC100V Hikoki WR25SE 1000N・m
充電式(14..4V) Makia TW152D 165N・m
充電式(18V) Makita TW450D 380N・m
充電式(18V) Makita TW1001D 800N・m
充電式(36V) Hikoki WR36DA 1100N・m

 数字では充電式でAC100Vを上回るものが出てきており、充電式が進化が止まっているAC100Vと同レベルにまでなってきている。

 充電式はメーカーがもっとも力を入れているが、何と言ってもバッテリーという消耗品による利益が大きいだろう。
 利便性から充電式に人気が集中しており、充電式機器を大幅に拡充させ、バッテリーに依存させ、バッテリーを変えた新シリーズを出すことで市場をコントロールしている。本体も消耗品だけに新シリーズへの移行を促しつつ買い換え需要での利益を上げやすい。

 昔は電動工具というと7.2Vとか9.6Vとか10.8Vとかで、14.4Vにも驚いていたのに、今やメーカーは18Vへの移行をさせつつ、36Vや40Vのものも登場させている。
 だからと言って、パワーはこれ以上必要ではないので、機能の充実に移っていくのだろうけれど。


 今は中古品は18Vへの移行で手放されやすい14.4V機が入手しやすくなっていると言える。それ以前の従来のシリーズは中古市場でも人気が薄い。
 実は、振動ドリルでは14.4Vと18Vで能力が同じだったりするし、インパクトドライバでもそれほど大きな差はない。
 しかし、メーカーはやがて14.4V対応機種を減らし、18Vシステムへの移行を進めてしまうのだろう。それが一段落したら、36V/40V機か。

 なお、日立の36Vマルチボルトシステムは36Vバッテリーが従来の18Vバッテリーとしても使え18V充電器で充電もできるるユーザーフレンドリーな物だが、マキタは従来と互換性のない40Vシステムを導入している。

Posted at 2020/01/03 02:52:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | Tool | 日記

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