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2011年03月30日 イイね!

プルトニウムの検出にかかる時間

 ツイッターで研究者が分析には時間がかかるとつぶやいていたので、プルトニウムの検出にかかる時間を調べてみた(実際の分析法は未発表で不明)。
 以下はプルトニウムとアメリシウムの検出マニュアルからの抜粋である。


プルトニウム・アメリシウム逐次分析法
平 成 2 年 文部科学省

(一部抜粋)
第 1 章 序論
 本マニュアルは、超ウラン元素である 239+240Puおよび211Amの分析、測定法を定めたものであるが、239+240Puと同時に238Puを、 241Amと同時に242Cmも測定できる。


第 4 章 土試料
 土試料は、土壌、河底土、湖底土、海底土等である。ただし、焼結プルトニウムを含む恐れのある試料については第7章による。
 試料は電気炉を使用し500℃で4時間加熱した後、硝酸で煮沸浸出する。その後、プルトニウムは陰イオン交換またはTOA-キシレン抽出によりを分離,精製する。アメリシウムは、プルトニウムを分離した後の試料を、陰イオン交換またはTTA-キシレン抽出一陰イオン交換により分離・精製する。精製した試料中のプルトニウムまたはアメリシウムを、ステンレス鋼板上に電着してα線計測用試料とし、シリコン半導体検出器によるα線スぺクトロメトリーによって定量する。なお、放射能量と化学収率を求めるため、あらかじめ試料に242Pu(または238Pu)および243Am(または244Cm)標準溶液を一定量加えておく。
 試料の化学分離から電着終了までに要する時間は、イオン交換法の場合、プルトニウムで約40時間、アメリシウムで約80時間であり、溶媒抽出-イオン交換法の場合、プルトニウムで約30時間、アメリシウムで約60時間である。また供試量50g乾土で本法を実施した場合、分析目標レベルはプルトニウム、アメリシウムとも40mBq/kg乾土である。

日本の環境放射能と放射線
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No22-1.pdf




 試料の採取から運搬までの時間、電着試料のα線スぺクトロメトリー定量にかかる時間が分からないが、イオン交換法でアメリシウムまでやって約80時間。その他諸々に10時間かかるとして、90時間程度かかると見なしていいかもしれない。
 おおよそ分析に3~4日要したと見るべきである。


 一方、試料採取が3月21日13:30~22日7:45。
 発表が3月29日0:00。資料は当然28日作成。


 おそらく、おそくても26~27日には結果は出ていたのではないかと思われる。そこから協議し発表まで1~3日程度。これが早いか遅いか。最も速いケースならかなり躊躇したと見るのは可能だが。
 もっとも、試料採取時点でα線の検出などである程度当たりは付けていたのではないかと思う。あるいはそれ以前にも分析をしていたかも知れないが。


 取りあえず21日の採取だから一週間も発表を遅らせたなどと言うことを言っている向きが大変多いが、それはプルトニウムの定量分析を知らないが故だろう。
 私も具体的には知らなかったが。ただし、厳密な定量分析は手間と時間がかかることぐらいは知っている。
 KEKでの飛来放射性物質の分析も速報後詳しく分析した結果が出るまで結構時間がかかっていた。 
Posted at 2011/03/30 12:42:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 放射性物質・放射線 | 日記

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