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2014年10月18日 イイね!

[PC]SSD化を進めている。


 ふと、半導体ドライブ、SSDがかなり低価格化しているのを知り、当方の使い方でディスクアクセスのために大変待たされることに困っていたこともあり、比較的新しい2機種に導入。全く違う世界を知ってしまった。

 とにかく、極めてきびきびと動き、無駄な待ち時間がほとんどなくなった。ウインドウズの立ち上がりや休止状態からの復帰も非常に速い。もうHDDには戻れない。

 次は、部品の供給が少なくなり、最前線からは引っ込めたはずのマシンにも積んでしまったが、これまた見違えた。
 これは比較的新しく、シリアルATA(SATA)という規格のドライブインターフェースを持ったマシンなので、SSDも安い。

 次なるターゲットは、Win7化した元XPやVista時代のマシンとなった。ここからはかなり大変になってくる。

 これらのマシンはメモリーが最大でも1.5~2Gbytesしか積めないのでWin7はかなり厳しかった。起動してもかなりの時間ディスクアクセスに取られてなかなか使えなかった。もっとあとの世代のマシンですら待たされるのだから、ハードディスクなど周辺の遅いマシンでメモリーが少ないのはかなりきびしいものがあった。それ故、せっかくWin7をいれても結局新しいマシンを買い、ほとんど使わない状態だったのだ。
 ところがこの世代のマシンでもSSD化すれば見違えるという。この時代にはファンレスのノートもあり、SSD化すれば完全無音マシンになる。Let's Noteというパナソニックのマシンがそれで、長時間運用できる軽量無音マシンとなれば、最強のモバイルPCになる。

 だが、この時代のマシンはパラレルATA(PATA)という一昔前の規格でハードディスクがつながっている。尻すぼみする規格、かつ新製品の低価格化で旧製品の延命ニーズも少ないせいか、いまこの規格でSSDを入手するのは困難になってきている。

 さらに、待ち受ける難関。PATAとSATAの変換を受け持つICをつくるメーカーが限られ、設計上の問題を持っているために、PCをドライブを認識しないとか、非常に遅いインターフェースだとPCの側が誤認識してしまうと言う、いわゆる「UDMA2病」が発生してしまうのだ。

 調べたところ、CFD販売が売っていたSSDなら問題がなかったのだが、最近モデルが変更され、UDMA2病を発症するものになってしまった。

 **

 それでもSSD化の魅力は捨てがたく、CFD販売の新しいものを買ってしまった。いやそのときはまだモデルチェンジしたことに気付いていなかったのだが、これはダメなものだと分かったのは発注後だった。
 しかし、買ってしまった以上は活用すべし。現役を引退していたXPマシンのThinkPad T42に入れてみた。見違えた。最新のマシンかと思うようなレスポンス。古くメモリーが少なく周辺が遅いために、ディスクアクセス時間が大変長かったのが嘘のよう。ThinkPadはBIOSでDMAモードを決められるのでUDMA2病にはなりにくいのだが、なにもせずUDMA5で動いていた。

 問題はLet's Note CF-T5。Let's NoteはSSDとの相性が大変大きく、ほとんどのPATA SSDでUDMA2病となるらしい。唯一といえるのがCFD販売から出ていたものだが、それももうなくなってしまった。
 ところが、Kingspecという中国メーカーのものがCF-T5で使えているという販売店HPでの口コミ情報。これに一縷の望みをかけ購入するも、これがとんでもない。UDMA2どころか認識すらしなかった。やむを得ずCFD販売のものを入れ、ソフト的にDMA5で動かすことに。休止状態でUDMA2に戻ってしまう。Readの方は解決策があるが、Writeの方は対応が難しい。誰かがソフトを書いてくれれば即解決なのだが。
 たとえUDMA2動作でもHDDに比べれば圧倒的に快適。


DATA

ThinkPad T520
 内部mSATAにSSD増設。HDDも同時に載せられるが今は外している。
 ただしmSATAはHDD側と違いSATA III(6Gbps)ではなくSATA II(3Gbps)だった。E420とほぼ同時代の高級マシンなのに、なぜ……。
 T60にかなりガタが来ているため、置き換えのつもりで中古購入。だがほぼ新品だった。
 現在のメインマシンに位置づけている。

ThinkPad E420
 内部mSATAにSSD増設。HDDも同時に載せられるが今は外している。
 mSATAはSATA III(6Gbps)。ThinkPadの皮を被った、トラックポイント付きLenovo製ノートという印象の廉価版で、HDDアクセスインジケーターもなく、液晶や周辺チップ、あらゆるパーツが廉価なものになっている。しかし、中身は侮れない。ほぼ同じ機能でT520が20万円、E420が4~5万円だったような。液晶やキーボードの質は外部ディスプレイ・外部キーボードをつかっている自分には関係がないと思って買ったマシン。
 Z60tとの置き換えで新品購入。ThinkPadの名前とトラックポイントが付いていながら驚くほど安かった。周辺機器とつなぎ、デスクトップ代わりに固定して使用している。ノートをあえて使うのは、停電対策。

ThinkPad T60
 SATAのHDDとトレード。1.8GHzのCore2 Duo。動画編集など重い処理をするのでなければ全く問題ない。
 T42と置き換える形で中古購入。

ThnkPad Z60t
 SATAのHDDとトレード。
 T60と同世代で当時珍しかったワイド液晶。IBMからLenovoになって登場した最初のマシンでIEEE1394をつけるなど家庭用を目指していたらしい。ワイド液晶が一般的になったことでシリーズの位置づけが不明確になり消滅。
 比較的安価で新品購入。PentiumM 2GHzに換装していたが廃熱の問題があり、少々不安定。Win7ではメインメモリをビデオに奪い取る内臓グラフィックチップのせいもあって、ディスクアクセスが多すぎ使い物にならなかった。そのためWin7を入れてからは使用時間は短かった。
 ためしにT60に入れたSDDをいれるとこのマシンでもまるで別のマシンのように動き始めたため、安いSSDを入れてみた。
 
ThinkPad T42
 PATAだが問題の発生しやすいPATA SSDドライブでもUDMA5で何の問題もなく認識。
 はじめて新品で買ったThinkPad。当時ThinkPadと言えば非常に高価なマシンという位置にあったが、中古で購入した600シリーズでThinkPadのすばらしさを知り、清水の舞台から飛び降りる想いで購入。その後、CPUファンを交換したり、液晶を交換したりキーボードを交換したりしながら長く使い続けた。1400×1050の解像度が高い画面が快適。思い入れもあるマシン。しかし、GPUのRadeon7500をWin7がサポートせず、スペック的にも厳しいため現役を引退していた。
 今回復帰させて職場に置きっぱなしにするに当たり、消耗していたバッテリーを格安社外品に交換し、ノイズが出ていたCPUファンも交換した。HDDの音がなくなり、別のコンピューターに生まれ変わったかのようだ。

Let's Note CF-T5
 PATAで、相性が出やすい。CFDの新製品(SSD PWJMシリーズ)はUDMA2と認識。口コミで問題なく使えていると書かれていたKingspec(KSD-PA25.6-XXXMS)は認識すらせず。口コミはガセか、それともロットが違うのか。CFDのものを入れて、ソフト的にDMA5にしているが、休止状態にするとICH7ドライバの問題か、WriteがUDMA2に戻ってしまう。それでも以前とは比べものにならないぐらい軽快なマシンに生まれ変わった。ファンレスHDDレスで無音。HDDにショックを与えて壊すことを心配しなくても良い。持ち歩いて使うには最高だ。
 はじめてのレッツノート。新品入手でこれまでのPC購入最高額。海外旅行にもっていく、長時間つかえる軽いノートが必要だったため購入。分解がとても厄介。ThinkPadとは全く違う。

CFD販売 SSD PWJMシリーズの中身
BIOSやOSではADATA IXM35-128GM ATA Deviceと認識。
バッファローの刻印のあるmSATA変換ボードとバッファローのmSATA SDD。
チップはJMicron JMH330。UDMA2になるも当然か。
キャッシュが付いているのかランダム書き込みがランダム読み込みより速い。

Kingspec KSD-PA25.6-XXXMSの中身
BIOSやOSでは128G SSD ATA Deviceと認識。なんだそりゃ。
中身は変換ボードとmSATA SDD。mSATAのボードは変換基板に半田付け。
チップはJM20330。問題のあるチップだが廉価で広くつかわれたもの。


 取りあえず、Kingspecのものはいろいろなモデルについて国内のみならず海外の情報を見ても色々と評判が悪い。CF-T5で使えているという販売店HPの口コミ情報は何だったのだろう。
 CFD販売は、なぜ相性が出やすいものに置き換わってしまったのだろう。バッファローのOEMで、SSDそのものはバッファローの文字が入っているADATA製。

 こんなことなら、最初から変換ボード+mSATAの方が安く上がった。もっとも、今入手可能な変換ボードはほとんどがUDMA2病を発症するJMicronチップ搭載らしいが。

 いずれにしろ、UDMA5では読み書きとも80Mbpsが限界。SATA IIIの6Gbpsの世界とは全く異なる。速さが欲しければ廉価なSATAモデルの中古を買う方が幸せになれる。
Posted at 2014/10/18 21:09:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC/UMPC/Smart Phone | 日記

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