マスコミは、連日飽きもせず政局の愚を晒しています。
原発事故の報道も「飽きて」しまったのでしょうか、ほとんど報じられなくなりました。
テレビを見ているとまるでもうケリがついてしまったかのようです。
でも現実は違うということは、ほとんどの人が気づいている通りです。
メルトダウンした核燃料は回収の見込みなく、漏れているのを承知で現状維持のために水冷却しなければならない。
土壌汚染もさることながら、近海水産物に与える影響はこれまで誰も経験したことのない状態になるでしょう。
北海道沿岸に被災地からの漂流物が流れ着いているという報道を見るたび、同じように流れ着いている目に見えない「何か」が、津波により深刻な打撃を受けている北海道沿岸漁業に更なる試練を与えることになることを想像してしまいます。
ことここに至って、個人とはいかに無力なモノであるかというこの虚ろな感覚…
でも、本当に絶望を味わっている人々がいることをアメーバの記事で見ました。
この声は「不都合な真実」でもあるから、きっとマスコミは取り上げないでしょう。
この日本という国のトップの人たちも、きっと無視するでしょう。
でも、声に耳を傾けて理解しなければいけないのです。
震災から3ヶ月を過ぎ、何も解決に向けて進んではいないということを。
そしてそれは、まさしく悪い方向に進んでいるというということを。
Posted at 2011/06/21 23:09:40 | |
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