2009年05月03日
統合医療と免疫療法との関連について
現在、がんの統合医療では、「免疫療法」が多く取り入れられています。
免疫とは、人間がもともと備え持っている、異物に対する体の防御機構です。
免疫療法とは、免疫力を強化することによって病原を排除し、健康な体に戻す治療のことをいいます。
がんをはじめとするさまざまな病気は、免疫力の低下が大きな原因となっています。
また免疫力は、白血球と深い関係があります。
白血球は体内で有害物質や悪い細胞、細菌やウィルスを排除する、重要な役割があります。
免疫療法は、その白血球を活性化させて、病気の原因となる悪い細胞やウィルスを排除する治療法です。
免疫療法には、健康食品、免疫賦活剤、サイトカイン療法、ワクチン療法、心理療法、活性化自己リンパ球療法などいろいろな方法があり、単独で実施される場合と、他の現代医療と併せて実施される場合があります。
免疫療法は、現在も研究が進められ、新たな方法が開発され続けています。
西洋医学によるこれまでの治療では、薬剤が多く使われてきました。
薬剤には少なからず副作用あり、患者にとって肉体的な苦痛を伴う治療方法でもあります。
免疫療法は副作用が少なく、苦痛の少ない治療と言えます。
手術や放射線、薬剤によるがん治療で効果のあがらなかった人で、免疫療法で改善する例が多く見られます。
また、免疫療法はがん治療だけではなく、リウマチや生活習慣病などの改善にも効果が期待されています。
統合医療の必要性が高まる現在、体の基本的な機能に着目した免疫療法は、今後の医療において重要な役割を担うものと考えられます。
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Posted at
2009/05/03 23:37:15
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