2009年05月10日
これまで日本の医療現場では、西洋医学を中心とした治療が行われてきました。
しかし近年になって、西洋医学以外の代替医療の重要性へと、目が向けられ始めています。
西洋医学に加えて、漢方などの伝統医療や代替医療を効果的に組み合わせた医療体系を、「統合医療」といいます。
統合医療を取り入れることによって、患者にとって最良の医療を、分野の区別をすることなく行うことを目的としています。
統合医療の考え方を、最初に提唱したのはアメリカでした。
1992年、アメリカの国立衛生研究所に代替医療調査室が設置されて以来、代替医療の研究が進められています。
代替医療とは、東洋医学をはじめ、アーユルヴェーダや鍼、灸など、世界に100種類ほどあると言われます。
アメリカでは既に代替医療が定着しつつあり、現在アメリカ人の45%が、なんらかの代替医療によって、治療を受けていることが明らかになっています。
西洋医学の技術は長年の研究、開発によってめざましく進歩し、病気の診断や救急医療など、あらゆるシステムや手術によって、高度な治療を行ってきました。
しかし技術が進歩しても、西洋医学では解明が難しい病気も多くあります。
生活習慣病や、慢性疾患、または不眠症、うつ病、頭痛などの不定主訴などがそれにあたります。
西洋医学の進歩が限界ならば、別の療法で病気の治癒を試みようという考えから、代替医療を取り入れた、統合医療の導入が急がれているのです。
近年では、、医療を取り巻く環境は、国民医療費の増大や少子高齢化など、さまざま問題を抱えています。
統合医療は人々の健康維持のためだけではなく、医療におけるさまざまな問題を解決する手段としても期待されています。
Posted at 2009/05/10 22:34:42 |
統合医療の治療法 | 日記
2009年05月04日
近年、日本では西洋医学と代替医療を組み合わせた「統合医療」が注目を浴び始めています。
そもそも統合医療というのは、アメリカの医学教授、アンドリュー・ワイル氏によって提唱されたことから始まりました。
ワイル氏は、伝統医療や薬用植物などの研究を通じて、もともと人が持っている自然治癒力を、最大限引き出すための医療が必要だと考えついたのです。
1990年代になると、アメリカではさまざまな代替医療が注目を浴び、公的機関による研究、調査が活発に行われるようになりました。
そして1992年には、世界的な医学研究施設である米国国立研究所の中に、代替医療事務局が設立され、現在も代替医療の研究を進めているところです。
現在ではハーバード大学をはじめとする、アメリカの医療系の大学の多くでは、統合医療の考え方を取り入れ、また、アメリカ人の半数近くの人が統合医療によって治療を受けているなど、国民にも統合医療の考えが浸透しています。
日本の医療に関して言うと、明治維新以前は、漢方や針灸などの伝統医療が主流でした。
明治維新以降は、西洋医学が取り入れられるようになり、西洋医学の進歩にともない、やがて伝統医療は衰退していきました。
現在では、漢方や鍼灸などの治療は医療と別のものとして存続し、西洋医学の医師と、伝統医療の医師は全く別の現場で医療を行っています。
しかしアメリカの流れを受けて、ここに来て日本でも統合医療が重視されるようになり、鍼灸師や漢方医、カイロプロテクターなどの、代替医療の専門家を配置する病院が増え始めています。
Posted at 2009/05/10 22:32:46 | 日記
2009年05月04日
今まで日本の医療界では、西洋医学を中心とした医療が行われてきました。
しかし近年においては、西洋医学に代替医療を取り入れた、統合医療が注目され始めています。
「代替医療」とは、西洋医学の領域に属さない療法を総称したもので、まだ明らかになっていない分野の多い医療のことを示します。
日本においては、医療の技術はめざましい進歩を遂げましたが、未だ西洋医学では解決できない問題が多くあります。
それを補う可能性をもっているのが、代替医療です。
西洋医学が薬剤や手術によって病気の原因を除去するのに対し、代替医療の多くは自然治癒力を高めたり、生活習慣の改善によって健康維持やストレス改善、病気の予防などを行います。
代替医療の中には、がんやエイズ、その他の難病に効果があるものも含まれています。
日本では、まだなじみの薄い代替医療ですが、アメリカでは急速に発展している医学分野です。
代替医療の範囲は広く、漢方、鍼、灸、アーユルヴェーダ、食事療法、心理療法などと、認められているものだけでも100種類ほどあると言われます。
世界的にみれば、代替医療による治療を行っている国は多く、西洋医療を行う国は少数というのが実態です。
近年日本では代替医療への関心が高まっており、1998年には第一回の日本代替医療学会が開かれています。
また、代替医療関係者の集結した代替・相補・伝統医療連合会が発足し、新しい代替医療の確立に向けて取り組んでいます。
代替医療の研究に関しては、日本は欧米と比べると大幅な遅れをとっています。
今後、日本でも代替医療の研究が進み、統合医療が医療の現場で広く浸透することが期待されます。
Posted at 2009/05/10 22:30:21 |
統合医療の治療法 | 日記
2009年05月04日
現在、世界的に最も多い病気の一つに、「がん」があげられます。
がんの治療は、これまで現代医学による研究が進められてきましたが、まだまだ治療の難しい病気です。
日本の病院で一般的に行われているがん治療は、大きく分けて「手術」、「薬」、「放射線」の3つです。
これらの方法は、がん細胞を取り除くという、西洋医学に基づいた治療方法です。
手術は体内のがん細胞を体から直接切り取る確実な方法ですが、がん細胞を一つ残らず切り取ることは難しく、再発の危険性がなくならないのが現状です。
また、患者の体へ大きな負担を与えることにもなり、病気が回復しても身体的、精神的に大きな障害を残すことにもなります。
抗がん剤、放射線治療は、がん細胞に毒を与えて消滅させる方法です。
この方法では、がん細胞以外の健康な細胞にも毒がおよんでしまう可能性があります。
健康な細胞に毒がおよぶことで、病状が悪化する場合も考えられます。
このように、がん細胞を取り除く方法は、現代の医療では体への大きな負担が避けられないのが実情です。
近年、がん治療において、これまでの西洋医療で不十分な治療を、代替医療で補う統合医療の重要性が唱えられるようになりました。
長い歴史をもつ東洋医学をはじめ、食事療法や免疫療法などの代替医療では、体がもつ自然治癒力や免疫力を高めることを基本としています。
がんを克服するためには、がん細胞を取り除く西洋医学の治療と、体の自然治癒力や免疫力を高める代替医療を、組み合わせることが大切だと考えられます。
実際にアメリカでは、栄養療法や温熱療法、免疫療法などの代替医療による治療が取り入れられ、がんの治癒や病状改善効果を実証しています
Posted at 2009/05/10 22:29:23 |
統合医療の治療法 | 日記
2009年05月04日
最近、統合医療では、フコイダンを利用したがん治療が、注目を浴びています。
フコイダンとは、コンブ、ワカメ、モズクなどの海藻類に含まれている「硫酸化多糖類」で、ヌルヌルした成分のことです。
おもな作用は、抗腫瘍作用やコレステロール低下作用、血液凝固阻止作用、胃潰瘍治癒促進作用、肝機能向上作用、抗ウィルス作用、抗アレルギー作用、抗糖尿病作用などがあります。
フコイダンはがんだけでなく、糖尿病、胃潰瘍、ヘルペス、高血圧、慢性肝炎、アトピー性皮膚炎など、多くの現代病の治療に役立つ、優れた成分だということです。
さらにフコイダンには、アポートシス作用、血液新生抑制作用、免疫力強化作用によって、がんを抑える作用が明らかになっています。
「アポートシス」とは、古い細胞が自然死する正常な代謝のことですが、フコイダンのアポートシス作用は、がん細胞だけに直接働き、がん細胞が死滅するように導いてくれるのです。
「血液新生抑制作用」は、がん細胞が勝手に血液を作り、がん細胞に溜め込むのを抑制する作用です。
がんの進行を遅らせ、治療の可能性を高める効果があります。
「免疫強化作用」とは、患者の免疫力を維持し、さらに向上させる作用です。
フコイダンをがん治療に取り入れることによって、直接がん細胞を抑えると同時に、抗がん剤や放射線療法の副作用が軽くなり、体調や食欲を保ちながら、つらい化学療法を乗り越えられる可能性が高まります。
フコイダンのがん治療効果には、医学的なメカニズムはまだ解明されていないものも多く、現在も研究が進められています。
フコイダンは、現在体内に吸収されやすい低分子化処理する研究が進み、飲み薬などによって治療に使用されています。
今後さらに研究が進み、フコイダンを利用した、統合医療が多くの人の健康維持に役立つことが、期待されています。
Posted at 2009/05/10 22:27:04 |
統合医療の治療法 | 日記