前回アップしたコッパ・ディ・東京。皆さんのスタートを見送った後で、打って変って最新のモデルを見学してきましたので、今回はそちらをご紹介します。
見に行ったのは昨年登場した、フェラーリの初の量産型PHEV「SF90ストラダーレ」。最初のお披露目会には呼ばれませんでしたが(笑)、コーンズでの予約制展示会の案内があり、ちょうどコッパの日程と重なっていたので申し込みし、実車を見てきました。
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と、その前に、コッパの番外編です。各車スタート後に、何やらギャラリーが色めき立ち、「何事か」と思って見てみると、エンツォがやってきました(汗
ロッソ・バルケッタ(多分w)の個体は、有名なM商事のコレクションですね。そういえば、フランク78さんとお会いした代官山蔦谷のモニクルでも、当日外の山手通りに停めていたと思います。
ちなみにすぐ後ろでバンパー辺りを覗き込んでいるのは、スーパーカーの動画をアップしているyou tuberですね。この方、二言目にはすぐ値段のことを言うので好きではありません(~_~;)この日の動画にワタシも何度か写りこんでいました(笑)
そしてこちらもレアなDB7ザガートのヴォランテ。しかもマニュアルです!
色と内装からも、一昨年オートモビルカウンシルで見かけた個体でほぼ間違いないでしょうね。こうして見ると、やはりボクスパのリアスタイルはこのデザインにインスパイアされている気もします。
さて、わずか数時間の駐車料金にビックリした後(笑)、向かったのはすぐ近くのコーンス芝。かなり久々の訪問でした。
この日は定休日。予約した方のみの対応で、中央にSF90だけが展示されていました。
※ここからはスマホ画像です
ブルー・ツール・ド・フランス。イイ色ですね。最近のモデルは、どれもロッソが似合わなくなったと感じるのはワタシだけではないと思います・・・
最近のモデルとしては、ノーズが凄くトンガってます。やはりミッドシップならフロントは低くしてほしいですね。某アメ車はせっかくMRにしたのに、FRのイメージを引きずってか?フォルムが中途半端だと思います~
マトリックスLEDのライト周りの造形は、458からの流れから変わりました。
エア抜きやディフューザーなど、リアの造形は複雑です。
中空というか、くり抜いたような処理も最近のフェラーリに多いですね。プランシングホーズの首から上が浮いています(@_@) これは実車を見ないと気付かないかも。
ホイールデザインも新しい感じですね。カーボンセラミックブレーキは標準でしょうか。
充電口は左後ろです。右がガソリンの給油口ですね。
内装は、シンプルになってクールな雰囲気です。
担当氏に促され、座ってみます。ウインカースイッチ以外は、とにかくタッチセンサー・・・ブラインド操作ができないので、ワタシは否定派です。
エンジンスタートもです(汗 かろうじてマネッティーノのスイッチは従来の形状と同じ感じです。
めったに使わないモノはイイですが、オーディオやエアコン関係まで?絶対注視しないと操作できませんし、好みとかでなく、安全面からしてどうなんでしょうね~。
メーターはついにレブカウンターも含めてすべて液晶に(~_~;)
お好みで色を変えられるそうです・・・モード切り替え時も変わりそうですね。確認しませんでしたが、まさかEVモードでは一般のエコカーのようにグリーンになったりしないでしょうね(笑)
セレクタースイッチは、往年のゲートが切られたHパターンを模していると思われます。
フラットエンジンかと思うくらい、驚くほど低くマウントされています。重心高は相当低そうです。
オレンジとシルバーがいかにも未来的な色合いのフロントバッテリーのせいで、ラゲッジは狭いです。エンジンルームの「へり」にもオレンジ色の何かが見えていましたが、アナログ人間には何の部品かはサッパリです(笑)
フードはカーボンですね。それにしても、エンジンでなくバッテリーを「魅せる」演出は要るんでしょうか(笑)
ちなみにですが・・・この個体のOPはこんな感じ(汗 個人的には、アップルカープレイの値段に注目です。トヨタなどでは、無料で付けられるクルマもある気がしますが(^_^;)
さて、コーンズに来たら二階も気になりますね(笑)
うーん・・・やっぱり、個人的にポルトフィーノのデザインは・・・
前も後ろもボッテリしているように感じます。カリフォルニアの方が好きでした。
この812の色は良かったです。やはりロッソ以外が似合うモデルですね。
グッと絞られた造形ですね。F12より好きです。最後のNA12気筒となれば、将来歴代のFRモデルより人気になるでしょうか?
が、一方でテーラーメイド?のこの色はどうでしょうか(汗
というところで、家族との昼食に間に合うように帰宅。充実した半日となりました。
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いただいたお土産は、SF90の大判カタログ(?)でした。
モーターと合わせて1000PS??「フィオラノでラ・フェラーリ」に迫るタイムとも言われていますが・・・
形はまあ、好みもあるでしょうが、「新しいフェラーリ」っていう文法ですね。
素直に「凄いなあ」とは思いますが、帰り道感じたのは、「結局プリウスと同じ土俵にいるなあ」っていう感覚でした。もちろん、価格も走行性能も全然違いますけど・・・環境云々、とか単純にPHEVということもありますが・・・
なんというか、例えばデイトナやBB、あるいはそれ以前のフェラーリ。同時代のどの日本車とも、存在の次元が違います。性能もそうですが、それ以上に造られ方、デザイン、レースに始まるメーカーの歴史など背景にあるもの、あらゆる事柄が全く違う世界であり、比べるべくもない存在。今よりずっと世界が広く、各国の個性が豊かだった時代、その文化的価値・・・
一応はタイヤが4つ(3つのもありますが・笑)ついた「クルマ」、というくくりではありますが、ワタシも含めたヴィンテージカーを愛する者たちは、そういった面に魅力を感じているんですよね。偶然にも、同日にヴィンテージと最新のモデルを目の当たりにして、改めてそう思いました。
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そして連休だったその翌日には、秋晴れの朝アバルトでドライブしに行ったので、次回はその模様をアップします。久々にLレンズも持ち出してのガチンコ撮影で現像に時間がかかっていますが、頑張って仕上げようと思います~(^^ゞ