朝起きるのがキツイ。
イヤだと言った方がベストか。寒くなってきた。
走るために、仕事をこなし、仕事のために、走る。
走るためだ。寒いのを打ち消すように起き、昼間の「俺」になる。
愛機のエンジンも寝起きが悪く、グズる。
「おれが起きたんだからおめさんも起きれぇ」
嫌々起きた愛機に乗り、昼間の「居場所」へ。
どのコーナーをどのタイミングで、どのように攻めるか・・・。
パソコンのモニターに、カタカタと打ち出される「俺」にとっては意味のない言葉・・・。
ただこなすだけの仕事・・・。
やがて、終業時間になり夜の「俺」になる。
ネクタイを緩め、ボタンを1つ・・・・・・・・・その後に、大きく息を吐く。
飲みに?そんな事はしない。
アイドリングを終え職場近くのコンビニの

でサイレンサーを外す。
みんなの集まる、俺たちの・・・仲間たちだけの、時間を求めに、一秒を惜しむかのように走る。
すでに、皆集まっている。
「えぇ

ホントォ


」『ホントだよぉ

』
「あぁ~ぁあ~あ」
「いやぁ~マヂすかぁ

」
いつもの声が四方から聞こえる。
『・・・・・・交代して下さいネ

』の声に皆、殺気立つ。
暗闇に連なるヘッドライトがまるで大蛇のようにも見える。
その大蛇が獲物を捕らえるためにゆっくりと動き出す。
大蛇はやがて、夏の夜に舞った蛍のように散り散りになる。個々の腕を磨くために・・・。
そしてまた、大蛇に戻る。暗闇を食い尽くすかのごとく、凄まじいうねりとなる。
一糸乱れぬ大蛇のうねり。
ただ、皆は思う。
『この車は・・・俺の車は、俺しか乗れない。いや・・・乗りこなせない。』と。
自信を持って。

Posted at 2010/11/19 22:38:47 | |
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