いつもの峠に、いつもの時間に、いつもの場所で、いつものように空いたD-1の缶を灰皿代わりに彼を待つ。
18時には作業着姿で現れるはずなのだが・・・・・・。
全く静かだ。
いつもなら、『おぉ~おつかれぇ~まぁ一本吸おうや』となるはずなのだが・・・
いつになっても現れない。
崩れないラインと安定した速度。それが持ち味の彼の姿がない。
仕方なく、明日来ると信じ空き缶の下に書き置きを残し家路へつく。
次の日、また"例の場所"にて待機。
空き缶の下の書き置きを思い出し近寄る。
書き置きの紙の色が違う。
書き置きにはこうあった。
『今は走れない。』と。
続けて、『俺を忘れないでくれ。俺は・・・』空き缶についていった結露で字がにじみ、先が読めなかったが、最後にこうあった。
『旦那をヨロシクねん


』
その書き置きの側には、昨日はなかったMax turnの`痕`があった。
旦那は今は走れない。・・・が・・・Max turnの痕跡・・・
○沢を凄い勢いで駆け抜けた女性がいた。
今は旦那となった、そのときの彼氏の車で。
じゃ、その旦那は今どこに。
また、空き缶の下に書き置きを残しておこう。
いつか彼がここで待っていると期待して。
「一日も早い帰還を


」

Posted at 2010/06/22 20:30:54 | |
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