2011年05月11日
ショップのデモカーが派手で、プライベーターのクルマが地味? レースでは雑誌映えを優先して派手なショップデモカーが出てもOK的な規則になっている? そんな思惑だけで、ショップさんが動くわけがありません。レースの結果云々でメンツがどーのこーの言うショップさんはいまの時代にはついて来れていません。いま積極的に行動されているショップさんは、WEBや雑誌媒体を通じてモータースポーツの文化的発展を心から望んでおられるところばかりです。WEBや雑誌媒体がクルマ好きのコミュニティーであることを理解し、スポーツ走行や競技、そしてレースの楽しさをその場を利用してひとりでも多くのヒトに伝えて行きたいという一心のみで行動されています。レース結果優先やメンツ優先、商売優先がうまく行った時代はすでに終わっていることを十分理解されていますし、それが自分たち自身の首を締めることになってしまった過去の失敗を二度と繰り返さない!という決意があります。プロはプロです。そこに素人が口を挟む余地などありません。で、まずは自分たちが楽しんでいる姿をお客さんたちに見せることから始まり、そして一緒にサーキットへ行こうと誘う。重要なのはここから。プライベーターが安心してサーキットを走れるのは、ショップさんのバックアップがあるからこそです。我々がイチバン望んでいるのはそこです。レースや競技(練習走行でも)に、たくさんのショップさんが来てくれていれば、プライベーターのマシンに何かトラブルがあったときにどれだけ助かることか(経験談)。タイヤのトラブルでも、エンジンが不調でも、接触して走行不能になっても、最悪横転したとしても、万が一のケガでも……、些細なことから重大なことまで、親身になってプライベーターのサポートをしてくれます。とくに遠征組には心強いでしょうね。雑誌でよく見るお馴染みのマシン、ショップロゴが入ったデモカーは一目見ればそれと分かるでしょう。「今日はあのショップさんが来ているな」とか「あの人はどこどこショップのだれだれさんだ」と。“派手”な理由はそういうことです。さらには、積載車に乗せてレースマシンを運ぶことなど、すべてのプライベーターにはマネできません。それを特別視して妬む意見を耳にすることもありますが、そのトラックは、横転したアナタのクルマを運んでくれる積載車になってくれる場合だってあるのです。少なくともワタシが知る限り、ガソリン代と高速道路代ぐらいの実費で運んでくれます。ときには「お金はいらないよ」ということもあるし、代車の手配やその後の修理の相談にだって乗ってくれます。ショップさんが雑誌と絡んでいれば、プライベーターのどなただって、読者のどなただって同じメンバーの一員になれるのです。ユーザー+ショップ+雑誌=メンバーの一員なら、困っているヒトを見たら助けるのが当然。WEBや雑誌媒体がクルマ好きのコミュニティーとしてそのメンバーの輪を広げることができるのであれば、だれに何を言われようが手段は選びません。もし、ショップさんを除外するようなレースレギュレーションがあるとしましょう。そんなイベントは怖くてできません。我々がみなさんをレースにお誘いできるのは、雑誌を理解してくれる心強いショップさんがサーキットに来てくれるからです。これで、初心者プライベーターの方々のサーキットに対する敷居を下げることができます。敷居を下げる=コストを下げるだけではありません。不安を安心に変えるのも敷居を下げることにつながると思うのです。
Posted at 2011/05/11 22:42:53 | |
トラックバック(0) | 日記
2011年05月11日
本格レース2戦目で見事に初の優勝!。チームもドライバーも純粋に喜んでいいと思います。喜ぶべきです。賞賛されて当然だと思います。ワタシは「フレッシュマンクラス優勝おめでとう!!」と心から本当にそう叫びました。だし、「次も優勝目指して表彰台を独占するぐらいに頑張ります」ってドライバーがコメントするのって、とても共感できるし、感動する言葉でした。新規格NAスプリントレースのフレッシュマンクラスは、本格レース参戦2戦目のフレッシュチームでも優勝できるレースってことを証明してくれました。レース経験や車両製作のノウハウが浅くても楽しめるのが新規格NAレースの最大の魅力です。このチームの過去のレース歴は、昨年の秋のK-CARミーティングの耐久レースに出場した1回のみです。結果は3位とわずかなポイント差で4位。このときの表彰台を逃した悔しい思いをバネにして「次は表彰台だ!」と上位を目指して頑張る姿はどこにでもよくある光景です。その想いの大きさや深さがライバルより勝っていた結果、優勝を獲得できたのです。その裏にある影の努力はなかなか見えづらいものです。このチームに比べれば、経験豊富なモータースポーツファンのほうが圧倒的に多いはず。そんな先輩である大勢の方々からこそ、まずは「おめでとう」と声をかけるべきです。「おめでとう」と声をかけられない先輩方々がいる事実が、モータースポーツ衰退のイチバンの原因です。「おめでとう」と祝福されるべきところなのに、例えば、よく調べもせず何も知らない外野から「ルール違反だ」「レギュレーションがおかしい」と言われ、そのまた外野がその意見に同調していく……、最悪です。優勝ドライバーは、「2度とレースに出るか!」と思うでしょう。優勝ドライバーのことを思うと涙が出そうなぐらい悲しくなります。そこに、個人とかショップとか、素人とか玄人とかの理屈はいらないです。
Posted at 2011/05/11 05:14:48 | |
トラックバック(0) | 日記