2011年12月27日
原稿を書くのが岡田の仕事です。vol15は本当に段取りを間違え、昨日までの数日間ほぼ横になることなく(イスの上では寝てしまいましたが)ひたすた書き続けました。もう、文字は書きたくない! というぐらい書きました。HOT-K公式ブログとしてみんカラセレクトになったので、有効利用したいとは思ってはいるのですが、心情的に「書いてもお金(仕事)にならんしなぁ」とか思ってしまうわけです。でも、久々に書きたくなったので書こうかと思います。どんなけ書くの好きやねん。って自分にツッコミたくなりますけど(笑)。
で、何を書きたいかというと、締め切りの最中、岡山で新規格NAを走ってEX2位になれたこと。それと、次号で付録がつくこと。付録は、ドラテクアップとかセッティング術について基本的な考え方が学べるようにつくったつもりです。そのことと、岡山で2位になれたことがすごく重なって思えるというか、自分自身で書いた内容とレースの結果がなるほど「こういうことか!」って納得できたんですよね。仙台ハイランドで3位。SUGOで4位(ゴール後黄旗無視で審議。3位から1順位降格で4位に)、岡山国際で2位。優勝はありませんけど、1位はこれまた2位・3位とはワケがちがって、そこにたどりつくには、想像もできない努力がいるんですよね。1位なろうと思えば1位になりたいという強い意思がないとダメです。
で、レースが終わってから、上位に入れなくて、クルマのせいにしたり、ルールのせいにしたり……という人がゼッタイにあらわれます。いろいろ言いたいのは分かります。でも、そんなヒトたちって、上位を目指すために、本当に努力をしたのでしょうかね? きっと、デビューウインでも夢見たのでしょう。クルマのせいにしたり、ルールのせいにしたりするヒトは、本当に勝ちたいという強い意思があったとは考えにくいです。勝ちたいのなら、優勝者とおなじだけの練習や努力をしてきたはずです。ボクは、まだまだ足りません。だから、表彰台がせいぜいです。クルマを速く走らせる手っ取り早い方法はパワーを上げることです。でもレースで結果を残すにはそれだけが正しい方法ではありません。タダでできることも含めて、やれることはたくさんあります。たくさん&たくさんあるなかの、ひとつの手段がパワーを上げることです。しかもかなり、優先順位は低いです。
で、ボクがみなさんより有利なのは、取材をしている関係で、レースを一緒に走るドライバーさんの性格やクルマの仕様をほぼ分かっていることです。データがあたまの中に入っているんですよ。だから、クルマが遅くても、ドライバーがヘタクソでも、ある程度の結果が出ています。
で、今回なら、谷川さんは賞典外。吉本さんは岡国がめっちゃ得意。CADさんに取材に行ったときに、250ミラを石川さんは本気でメンテしてました。夏のときに追いつかないのが分かりました。ヒッツさんはマフラーの試作品がミスマッチで消化試合といいながらも軽く予選で10秒台。この3つを追いかけても、勝負にはなりません。テルキンさんは岡国チャンピオンです。予選の一発はくるでしょう。でも新規格初レース。クルマも煮詰まっていません。フレッシュマンだからタイヤはこっちが有利。池田さんは、SUGOのクラッシュで箱替え。ほぼシェイクダウン。EXだけどLSDなし。コーナーによっては勝負できる。ゆ〜き君は、表彰台に登りたくて登りたくて意地になってる。ゼッタイ、無理をしてでも前に行きたがる。タイヤはイレブンだし後半しんどい。ミスにも期待。MC平田氏は前日の横転でテンション低い。繁田君とはレースでもつれると近くを走るかもしれないけどいつも勝てる。柿崎さんもクラッシュから復活だし、岡山国際を楽しむために来ている。同クラスでいうとアクエリアスさんはeマネセッティングが進んでいると速くなるだろうなと思ったけど予選では遅れたみたい。マッハクロスでアトウッドからバックストレートが鬼のように速いDTM大井さんも予選不調。フリップ君、河崎君、プッチカーズ号も結構やるじゃん! とか、前回の岡国で2位の還暦タッチ高嶋さんが予選30位? とか。ボクは徹夜だったけど、T2さんがついてくれるし安心。スタートはイン側でレコードラインじゃないし、スタートは様子見。
みたいな感じで、スタートする前にこれだけのデータがあるんですよ。レースはデータを持っている人が強くて速い。自分より前でゴールした人は自分よりデータを持っているだけ。自分よりあとでゴールした人は自分よりデータを持っていないだけ。とくに新規格NA(660選手権)は、そうだと思います。始まったばかりのレースですから、セントラルにはじまり、SUGO、岡国、ハイランド、SUGO、セントラル、岡国と、たくさん走った人がデータを持っていて当たり前。ボクは1年間で、そういうことをいろいろな人に教えてもらったし、学びました。データがあれば、クルマが壊れさえしなければ表彰台に近いところまではいけます。
レースはデータ、です。
Posted at 2011/12/27 15:39:26 | |
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