この記事は、
勝つために出来ることについて書いています。
ゆ〜き君にコメントを返そうかと思ったら、
長くなりそうだったので、
トラックバックしますね。
V700だって2年間かけて
データをとってきたからこその
岡田にとってのアドバンテージです。
ゆ〜き君には
琵琶湖では負けたし、
レース中は何度も前に行かれてるし、
ファステストだって敵わない。
V700単体のアドバンテージなんて
ホントはそんなに大したことないですよ。
(って書いたら怒られるかも)
2シーズン目ですから、
あの岡山国際の路面温度とか気温とか
たとえ初経験だったとしても、
ある程度、何周目でどのぐらいの
空気圧になるかが予測できます。
数周のレースですけど、
数周のあいだにおこる、
自車のグリップ変化、
他車のグリップ変化・・・などを
予測したうえでの空気圧です。
どこで勝負をかけるかを予測したわけです。
もちろん岡田の運転スタイルとか
クルマの仕様による部分が大きいですから、
V700と岡田と岡田のエッセでのデータです。
タイヤの面白さ難しさ、
セット出しの重要さを
Dr.カージーに教えてもらいました。
いろいろエラそうに書いてますけど、
Dr.カージーが岡田に教えてくれたことです。
V700のすごいのは、
その現場での対応力です。
セットの範囲が広いのです。
空気圧だけで、
RE-11のような動きにもなるし、
AD07のようにもなる。
空気圧だけでアンダーオーバーが
コントロールできるってすごくないですか?
ゆ〜き君が
バネを変えたでしょ?
V700ならバネを変えなくても
バネを変えたのと同じぐらい
空気圧で変わります。
そのセット幅の広さがすごいんですよ。
岡田は1度もスピンしていません。
スピンしないように空気圧で
コントロールできたからです。
予選、決勝と
そういう意味でアドバンテージがあったんです。
だから、レースではアドバンテージがある。
V700はそういうタイヤだと思います。
V700とRE11とAD07との差なんてほぼないですよ。
逆に使い方を間違えれば、すぐにその差は逆転するはずです。
タイヤをV700に変えたからって
勝てるとは限らないです。
めちゃめちゃ奥が深いんですよ
ってDr.がいつも言ってます。
で、
グルグルとただサーキットを走るだけで
面白いし楽しいわけです。
でもそれだけでも楽しいのなら、
レースを戦う戦略、道具のそろえ方、
ドライビング、セッティング、
仲間の応援(チームづくり)、、、、
を、どうするかなぁ〜
と考え出すと、もっともっと楽しい。
ハマるんですよ。
ハマると、
自分がドライバーじゃなくても楽しい。
レースに勝つには、
ドライバーの仕事は重要ですけど、
決してドライバーが主役じゃなかったりもします。
耐久レースは良い例ですし、
究極だと思います。
クルマが好き
↓
走るのが好き
↓
サーキットで走る
↓
ただただ走って楽しい
↓
闘争心がわいてくる
↓
結果が気になる
↓
もっと上に行きたい
↓
上に行く方法を考える
↓
壁にぶちあたる(何度もここに戻る)
↓
データがたまる
↓
仲間ができる(協力者)
↓
結果が出始める
↓
良きライバルができる(競争相手)
↓
もっと共感できる仲間を増やしたい
↓
レースの楽しみを人に伝えたい
↓
業界を盛り上げたい
↓
この先は、プロレベル
・サーキットを経営する
・ショップをたちあげる
・メーカーになる
・レース屋になる
・イベント主催者になる
・プロドライバーになる
・プロのメカニックになる
・チームのリーダーになる
・レースのチームスタッフになる
・岡田みたいにメディアの人間になる
クルマ好きがサーキットを走って、
レベルが上がって行くのはこんな順序
だと思います。
それぞれの楽しみ方 ってよく言うじゃないですか?
「それぞれ」というそれぞれの意味は、
いま、どのレベルにいるか
だけだと思います。
それぞれじゃなくて、
みんなじつは同じ線上にいるんですよ。
Posted at 2011/12/30 14:44:31 | |
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