2011年01月25日
あけましておめでとうございます。
もう25日も経ってしまいましたが今年も宜しくお願い致します。
つい先日ですが昔、お世話になった方が亡くなりました。
今から20年ほど前、僕は実家を出て今の奥さんと同棲をすることになったのですが
今のようにレオパレ スやウイークリーといった簡単に住まいを借りれるわけではなく
入居するための審査の厳しい時代でし た。特に当時は入籍前だったので名字も違
うし年齢にも差があったので当然、審査はボツ・・・・・・
借りれる住まいは無く自分の力の無さを痛感した歳でした。
若かった、といえばそれまでですが自分の計画の無さ、資金の無さ、人脈の無さ、
女性一人まともに連 れ添えない無知さに自分に対してイライラしっぱなしでした。
自分のワガママで今の奥さんと一緒になるのでお互いの両親に頼ることも出来ずい
たずらに日にちが 経っていきました。
その時、色々と相談に乗ってくれた友人の父親がそれを聞き、僕の話を聞いてくれ
ることになりました。
僕はその友人のお父さんに歳の差=訳ありでは無いということや今の現状、そして
その時考えていた 将来について話をさせて頂きました。
その友人の父は事業をされていたのですが会社としてアパートを借りてくれて僕に
提供してくれました。
それだけではなくて日中の仕事が終わった後、夜にアルバイトも紹介してくれてさら
に毎月住居手当な るものを僕に支給してくれました。その嬉しさに当時涙ながらに
お礼を言った事を覚えています。
その友人の父は良くも悪くも色々と噂があり、良くないことを言う人も多かったです
がその実は大変おお らかで面倒見の良い太っ腹な性格の方でした。
それ以降はその方も社長業から市政にうって出られた為に疎遠になっていき、ちゃ
んとしたお礼も言え ないままに月日が経ってしまいました。その方が去年体調を崩
されて入院してると聞いていましたが先 日まさかの訃報・・・・・・驚きました。
今となってはもっと早くにお礼に伺うべきだったと後悔、でも実際はいつでも行けると
いう自分の甘えか ら面倒くさくなっていたのかもしれません。
それなりに生活をさせて頂いている現在、昔にその方の施しがあったから今の自分
が居る。というのを 忘れて自分の力だけで今があると錯覚してた事に気づきまし
た。ですがもうお礼も言えない。後悔ばか りしながら手を合わせさせて頂きました。
その方のご冥福を心よりお祈りさせて頂きます。
Posted at 2011/01/25 08:23:49 | |
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