
本日、お台場のトヨタの車のテーマパーク・メガウェブでマツダ「RX-7・ロードスター」の貴島孝雄氏、日産「第二世代スカイラインGT-R」の渡邉衡三氏、ホンダ「NSX・タイプRシリーズ」の上原繁氏という90年代の日本製スポーツカー黄金時代を支えた3人に、現役開発者のトヨタ「86」の多田哲哉氏、スバル「インプレッサWRX STI」の森宏志氏を加えた5人に、司会としてドリキン土屋圭市氏を迎えた豪華メンバーのトークショーを見に行きました。
こんな豪華メンツが一堂に揃うトークショーは今後まずないと思い、開演一時間半前にトークショーの会場に行き最前列を確保しました ヽ(=´▽`=)ノ
一応、新劇場版「頭文字D」がらみのイベントなのですが、実際は「頭文字D」の話はあまりなく、いろんな興味深い話が聞けましたので、以下印象に残ったトークを抜粋します。
個人的に好きなスポーツカーは?
元マツダ貴島孝雄氏:ポルシェ911
元ニッサン渡邉衡三氏:ロータスセブン
元ホンダ上原繁氏:スーパーセブン
スバル森宏志氏:ポルシェ(エンジンがNA)
トヨタ多田哲哉氏:乗って驚いた車としてR32GT-R
280馬力規制があの頃なかったらどうなっていたか?
スバル森宏志氏:インプレッサは300馬力くらいになっていたかも
元ホンダ上原繁氏:NSXの3.2リッターエンジンは300馬力くらいになっていたかもしれない、280馬力のNSXと違った車になっていたかも
元ニッサン渡邉衡三氏:具体的な話はされてませんでしたが、RB26の馬力を上げたそうにされてました・・・
開発者として思い残したことはありませんでしたか?
元ホンダ上原繁氏:なし。FF、FR、MRすべての駆動方式をやれて満足している。
元ニッサン渡邉衡三氏:GT-Rを100kgほど軽量化したかったが、ベース車としてスカイラインを使わないといけないことや開発期間や開発資金の兼ね合いもあり達成出来なかった。
元マツダ貴島孝雄氏:最初はなしと答えていたのですが、後で「スポーツカーの伝統を守ることが出来ましたか?」という会場での質問の中で「RX-7」を残すことが出来なかった(FD3Sの後継車が出せなかった)ことが残念でした。
他にも危なすぎてここに書けない質問として
スバル森宏志氏に「
インプレッサWRXはランサーエボリューションより速いですか?」
元ニッサン渡邉衡三氏に「
今のV37スカイラインとR35GT-Rをどう思いますか?」
等といったきわどい質問があって会場が盛り上がる一幕も (;´▽`A``
また、トヨタ多田哲哉氏が四輪駆動よりFRがスポーツカーの駆動方式としていいんだと力説するとスバル森宏志氏が「
人間よりチーターの方が走るのは速い!」と切り返し開発者同士のトークバトルも白熱しました ヽ(^◇^*)/
元マツダ貴島孝雄氏、元ニッサン渡邉衡三氏、元ホンダ上原繁氏はさすが1990年代の日本製
スポーツカーの黄金期を支えてきたメーカーの顔ともいえる開発者だけあり、この方たちの信念が「スカイラインGT-R」「NSX」「RX-7」といった名車を作り上げたんだなぁと自分的にはすごく納得できました。
トヨタ多田哲哉氏が現在開発中の新しいスポーツカー(噂のBMWと提携したスープラ後継車か?)でさらに盛り上げてくれると話していましたので、今度のスポーツカーは個人的な意見ですが多田哲哉氏の信念を色濃く出した車にしてほしいと思っています。
充実したトークショーで一時間の予定が気が付くと一時間半越えでした。
この豪華なメンツにツッコミを入れられる司会者はドリキン土屋圭市氏しかいないでしょう。サービス精神満点なトークに笑わせてもらいました。
最後に個人的に最も好きな日本車であるFD3Sを開発した貴島孝雄氏に握手出来て満足でした~ O(≧▽≦)O

Posted at 2014/08/14 23:27:44 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記