
人気作家・宮部みゆきの同名ベストセラー巨編を「八日目の蝉」「ふしぎな岬の物語」の成島出監督が、前後編の2部作で映画化したミステリー・サスペンス大作。本作はその前編。中学校で起きた男子生徒の転落死をきっかけに、次々と起こる不穏な事件を前に保身に走るだけの無力な大人たちを見限り、生徒たちだけで真相究明の校内裁判を開こうとする中で、学校内にうごめく様々な問題があぶり出されていくさまを描く。主演はオーディションで選ばれ、本作の役名でデビューすることになった新人、藤野涼子。
クリスマスの朝、雪が降り積もった城東第三中学校の校庭で2年A組の生徒・柏木卓也の死体が発見される。警察も学校も飛び降り自殺と判断するが、後日、学校関係者のもとに、柏木の死は自殺ではなく、大出俊次をリーダーとするいじめグループによる殺人だったと訴える匿名の告発状が届く。やがてそれはマスコミにも伝わり、ワイドショーを連日賑わすことに。それでも学校側は穏便に事を収めようと後手を踏むばかりで、事態は悪化の一途を辿っていく。そんな中、事件の第一発見者で2年A組のクラス委員を務める藤野涼子は、大人たちには任せておけないと、自ら真実を暴くべく立ち上がる。そして、全校生徒に対し大出を被告人とする学校内裁判の開廷を提案する藤野だったが…。
クリスマスに謎の死を遂げた城東第三中学校の2年A組生徒・柏木卓也。当初は自殺と思われたその死に対し、いじめグループを率いる問題児・大出俊次による殺人という匿名の告発状がバラまかれ、事態は急展開を見せる。そして2年A組のクラス委員・藤野涼子は、大人たちを排除し、中学生だけで真相究明の学校内裁判を開くことを提案する。やがてそれは様々な困難を乗り越え、ついに実現することに。こうして検事役には藤野涼子、一方の弁護人を他校の生徒・神原和彦が務め、大出俊次を被告人とする学校内裁判が開廷する。白熱した審理が進む中、争点は次第に事件当夜の被告人のアリバイに絞られていくが…。
<allcinema>
Posted at 2016/06/05 17:58:27 | |
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