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年末時期恒例（？）のレンタカーシリーズ第３弾（第１弾クラウン、第２弾フーガ）

2010年登録のMC前のマークXのベーシックグレード250G、走行距離約21000km。
無理やりメルセデスセダンラインナップに合せると、Sクラスがマジェスタ、Eクラスがクラウン、ＣクラスがマークXといった所でしょうか。
本当は以前借りて感心したクラウンのあの乗り味が今乗ればどう感じるか興味があったのですが、当日は配車不可とのことでこの車に。デビューした頃試乗したことがありますが、あまり印象的な車ではなかったように記憶していますが、さーて？

まずエンジン(4GR-FSE)
やっぱりトヨタの直噴V6GR系エンジンはいいですね。そのスムーズさ、シルキーさは直６に匹敵する質感を感じます。2500回転くらいまでの低回転では、何とE350のM276型エンジンを振動の無さ、静かさでは上回ってるかもと思えるほど。ただ燃費面ではアイドリングストップがついていない事も一因でしょうが、E350より排気量も少なくかつ200kg以上軽いのにも関わらずJCO8モードで劣っているのはさすがに若干の古さを感じさせます。
2.5Lとは言えパワーは充分で回してもなかなか気持ちのいいエンジンです。久しぶりにＧＲエンジンを体験し、やっぱりトヨタ直噴Ｖ６エンジンはフィーリング面では世界に誇れるエンジンであることを再確認しました。

しかし、エンジン以外は・・・・
16インチの215/60、ヨコハマｄＢと思いっきりコンフォート仕様のタイヤを履いているにも関わらず、どうも乗り心地、ロードノイズが芳しくありません。確か先代で不評だった乗り心地を改善したとデビュー当時ディーラーマンが言っていたと記憶しているんですが・・・。路面が悪いと一気にバタバタする剛性感の無い昔のトヨタ車のあの嫌な感じが蘇ってきました。ハンドリングフィールもどうも雑味があってすっきりせず、直進安定性もイマイチのように思いました。経年変化といってもまだ２万ｋｍ少々ですし、根本的なボディー＆サス剛性不足が原因しているように思います。ただし、後期型ではかなりの部分が改良されたらしいのでまったく別車になってる可能性があります。
やっぱりクラウンとマークＸの間には超えられない壁のようなものが存在していますね。まあ価格帯からすると当然のことなんですが。

にしてもやっぱり現愛車になってから自分の車に対する評価基準がかなり上がってしまった気がします（笑）。以前結構壺にはまったクラウンを今どう感じるのか？
次回は是非またクラウン、出来ればあの厳つい顔の新型クラウンに乗りたいところです。