
「せつぶんだから、
ごちそうがあまったんだ。」
おにた―――!(泣)
ああ、何度読んでも
あまんきみこ・いわさきちひろコンビの
『
おにたのぼうし』は泣けますねえ。
「さっきの こは、きっと かみさまだわ。
そうよ、かみさまよ・・・・・・・・・」
ぱら ぱら ぱら ぱら
ぱら ぱら ぱら ぱら
とても しずかな まめまきでした。
…おにた――――――!!!(号泣)
※以下 今回 文字ばっかりです ご了承ください
というわけで 私、節分というのは
とてもすてきな日本のトラディショナルな年中行事だと思っておりますのよ。
悪いモノたる「鬼」をやっつけるのが、剣でも神でもなく「豆」なのが
なにより日本的なのがいいですねえ。
地方では「鰯の頭」を門口に配置するというのもあるようですし
いずれにせよ食べものを「よきもの」として厄を払い福を呼ぶならわしがあるのが
西洋文化にはあんまりない、のか?
たとえば聖餅なんかはキリスト信教上の信仰のシンボルみたいなもので
それ自体に避厄招福の力があるわけじゃないですよね。
(ここらへん裏付けがないので知っている方はどんどんツッコんでください)
それに対してわが日本。
たとえばモチ。豊かさとめでたさの象徴。
正月はもち。棟上げにモチ。1歳になったら一升餅。
端午の節句は柏餅。ひな祭りでは菱餅を。桜餅…はちょっと違うか。
八百万の神様を古くから信仰してきた日本では
いろんな食べ物に良い縁起を見出して、感謝しながらいただいていたのでしょうね。
以下のネット上で有名なテンプレート文は、それがよくわかる好例かと。
六カ国協議で日本がトイレに席を立ったあとの会話。
中国 「日本を本気で怒らせてみたいが、難しい。潜水艦で領海に入っても怒らない」
韓国 「独島を占拠しても怒らない」
ロシア 「北方領土を返さなくても怒らない」
北朝鮮 「なら、おれが核ミサイルをぶち込んでみようか」
米国 「よせ、それはもうおれがやってみた」
米露韓中北「一体どうすれば…(途方にくれる)」
中・韓 「俺らは日本人を怒らせようと犯罪者を大量に輸出してみたんだが、
逆にビザ免除に動いてくれてるし‥」
北・露 「ふーむ…」
(ここでオーストラリアが登場)
豪州 「まいったまいった。捕鯨船ちょっと追い回したらジャップ大激怒」
米露韓中北「まじ?!その程度のことで?」
米国 「・・・あ、でも、牛肉に脊柱にいれたら、日本国民が激怒したな‥」
露韓中北 「それは、おまい怒るよ」
中国 「野菜に毒(農薬?)盛ったら怒ったぞ?」
韓国 「生ゴミ餃子も怒った」
米国 「寄生虫の卵を食い物に入れて輸出しあってる奴はちょっと黙れ」
北朝鮮 「そういえば、万博が弁当持込不可にしたら、国民が激怒したと聞いたな‥
首相まで出てくる騒ぎになったとか‥」
ロシア 「あいつら、食い物以外じゃ怒らねーんじゃねーの?」
米韓中北豪「あ!」
日本の伝統行事は食べ物とセットになっているものが多く、
さきに述べたように、節分も例外ではありません。
家族そろったら「鬼はぁ外ー!福はぁー内ぃー!」と豆をまいていき、
そのあと、年齢の数だけ豆をいただく。
いいですわね、日本の冬。
だが恵方巻き、てめーはダメだ。
何?なんなの
節分に太巻きって?
ただでさえ豆で腹がふくれてんのに、そんなボリュームMAXのもの、
食べられるわけないだろ!!
で、
具材が7種で七福神って絶対後付け設定だろ!!!
そもそも お前、
もともと関西出身の地方文化だろ、
こんな極北の地まで出張してくるなよ!!!
こっちは北海道民としてしっかり
落花生まいて道民オリジナル節分をエンジョイしてるんだよ!
(※まいても殻をむけばきれいに食べられる。道民の合理性。)
だいたい
毎年コロコロ変わる「エホー」とやらに律義に向かい合って
願をかけながら
無言で「太巻き」1本をはじからはじまでほおばらないと許さないなんて
どんな羞恥プレイ。
そしてセブンイレブン!
(正確にはどうやら「仕掛け人」らしいセブン-イレブン・ジャパン執行役員、野田靜眞(のだ・しずま)氏!)
お前のところが「恵方巻き」で新たな消費を生み出そう!なんて思いつくから
こっちはこっちでうまくやってる北海道までおかしなことになるんだよ!
幸せにやっていたかつての中国・清王朝は 列強から輸入されたアヘンで国家崩壊。
幸せにやっていたイヌイット達の社会は 白人からもたらされた酒でコミュニティー崩壊。
北海道を同じにするつもりか。
こちとら35歳いつでも暇な独身男性。
ただでさえクリスマスとか、バレンタインとか
商業的に作られたステキイベントの時には
「『いつも通りの自分でいようとする』ことにせつなさを感じる」 ことを感じないようにするのには
もうほとほとうんざりなんだよ!
つまりは、いなくなれ!鬱行事!
ただでさえバレンタインデーまで残りわずかというこの時期に、
ひとり虚空をみつめながら太巻きを一気食いしろと?
「その間決してしゃべってはいけません」って、
しゃべる相手なんてはなから居やしねえんだよっっっっ!!!!!!
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
はあ
ちょっと感情的になってしまいました。
文字ばっかりですいません。
しかし、
北海道の貴重な地方文化の存続を憂う私のまじめな悲嘆がわかって頂けたでしょうか。
というわけで、私の結論としましては、
節分は好きだが恵方巻きはいらん!
と
「家族で毎年恵方巻き、吹くのをこらえて全部食い♪」と
職場で楽しそうに語らう職場の先輩M氏(略してSSMS)を見て思いを固め、帰宅!!
…
…
…
…
…
実家から太巻きが届いていました。
ええええええっ!!!!????
ちょ、ちょと待てよ!(キムタクで)
うちで恵方巻きなんて文化、いままでなかったのに!!!??????????
くそう
セブンイレブンめ ここまでッ!!!!!
とてもくやしかったので、
こーやって食べました。
多分今年は 様々な縁が「切れ」て、願い事は叶わないのでしょーが いいんですっ!うまかったし。
しかし これはやはり親不孝の部類に入るのでしょうか。
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日々の光景 | 日記
Posted at
2010/02/03 23:18:21