え!?残りこの時間で
同点→逆転!!!??
ザックジャパン!! やる!やるじゃん!!!!
と浮ついて申し訳ありません。
森光子さんの訃報をお聞きしました…
森重久弥さんのときに 特に思ったのですが、
…これはひじょうに失礼とは充分存じてはいるのですが…
全盛期を知らない大御所さんの業績はわかりづらいんですよね。
それを初めに思ったのは、石原裕次郎さんの存在でして、
『太陽にほえろ!』、「
なんでこの人がボスなんだろう」と子供の私は疑問だったのです。
場が場なら大炎上と思いますが、 … そんなにかっこいい人には見えなかったのです。
「昔はトップスター」「あの頃はもうすごくて」「今でも現役で活躍」「後進にエール」
…うーん、そのマスコミュニケーションを愚直に信じて
「あ、この人は名優だったのだな!」となんとなく思っている…ことは多いですが、実際には、
私ぁ『
時間ですよ!』を一回も見たことはありませんし、
生の『
放浪記』・でんぐり返りも見たこたぁありません。
(そもそもそれをウリのようにする報道と営業についてもゲフンゲフン)
でも森光子は名女優。
たぶんそれは間違いないのでしょう。これほどの実績があるのですから。
しかし全盛期と晩年には、やはり差がなかったとは言えないでしょう。きっと。
反面。
昭和の一大女優・原節子さんの身の引き振りは万人の知るところです。
いまだに「絶後のスタア」とも言われる山口桃惠さんも、潔く芸能界から去りました。
森光子さんも、「良かった」「素敵だった」と思われるうちに引退した方がよかったのではないでしょうか?
などとは全然思いません。
「どう思われようが、最後まで好きなモノに執着したい!
ワイドショーで「恒例ネタ」として扱われることをためらわず、衆目の前に常に在りたい!」という
老境の芸能人のパワーに、実は圧倒されるのです。
虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残す。
自分は普段から「苔のようにひっそりと生きたい」と公言してはばからない人物ですが、ならばこそ、
「自分」という「個」を集団の中で主張して名を残そう というパワーのある方を尊敬します。
なおかつ、それを老境の際まで貫いた森光子さん。ご冥福をお祈りします。
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Posted at
2012/11/15 00:46:25