画像はうちのリビングの片隅。
(一部)
いい年こいて独居生活ゆえに、
「怠惰」「無精」「無駄遣い」「無趣味」「ヒマ」
が積み重なって
こんなんなっております。
しかし実際、新しい本棚を買うか、蔵書整理をするか、
どちらかをしなければ彼らは書架に収まらないのですが。
でもみなさん ご安心ください、
9割7分はマンガです。
んで、ここに積んであるマンガどものタイトルを
でろでろー と羅列ようかとも思ったのですが、
なんだか
公園でハトを数えるくらい空虚な感じかするので、それは、止め。
え?
ちょっとやってみては って?
ええと『さらい屋五葉』『ヴィンランド・サガ』『オールナイトライブ』『ちはやふる』『少女ファイト』『もやしもん』『バクマン』『3月のライオン』『御緩漫玉日記』『Z-END』『ひとみしり道』『ヘルシング』『JESUS砂塵航路』『自虐の詩(文庫)』『あずまんが大王(新装版)』『月光条例』『極道めし』『プラネテス』『坂道のアポロン』『テルマロ・ロマエ』『吼えよペン』『ONE PIECE』『とりから往復書簡』『みつどもえ』『刑務所の前』『銃夢LastOrder』『SKET DANCE』『はじめの一歩』『もののけ草子』『深夜食堂』『大奥』『BILLY BAT』『トライガンマキシマム』『臨死!江古田ちゃん』『殴るぞ』『魍魎の匣』『7SEEDS』『カラスヤサトシ』『さよなら絶望先生』『西原理恵子の人生画力対決』『岳』『絶対可憐チルドレン』『ここ10年分のヒロシ』『真・異種格闘大戦』『ハチワンダイバー』『BLUE CITY クロニクル』『SLAM DUNK』(←あ、これは借りもんだ)
見えるあたりで拾って書いてますが、
書いててつまりません。
いや 一作品ずつは面白いものばかりなのですが、山積みされると食傷。
なので、ここ最近で買った本の中でも、非マンガのものをちょっと挙げて、自分の読書(というほどのものではない)傾向を観察してみよう。うんそうしよう。そうします。
『ドキュメント屠場』鎌田 慧(岩波新書)
屠場についての戦後からの職場レポート。
前回のキレイキタナイにもかかわるか、これ。
こういう他の大手出版社がイヤがりそうなものも、
しっかり出版する岩波はエラい。
大体、この「とば」っつう言葉自体、マイクロソフトIME、変換できない!
さらに「とさつ」も変換できない!どうなっとるんだ。
「ほふる」って入力してやっと出ました。アホか。
内容は解放同盟の運動に偏ることなく、
仕事の内容と職人さんのプライドについて多く書いてあるのがよかったですね。
『日本の食欲、世界で第何位?』岡崎大五(新潮新書)
さいきんの新書ブームなのですが、昔と比べると字詰まり密度は薄いし、情報もなんだか他文献の孫引きくさいのやらインターネット情報からのものっぽいものやらでガッカリすることもままあります。地方グルメ系は特に。
その点、この本は「食材の国別消費量」や「日本の食材輸入元」などの公的なデータに自分の旅行添乗員としての体験を上乗せして味付けしており、これはこれで面白い。研究職の目線でもライターの目線でもない感じがいいです。特に「パリダカをサハラ砂漠の真ん中で観戦ツアー」での様子は読んでいて面白い。あまりの過酷さに2回しか催行されなかったそうですが、そりゃそうだろうなあ。
『ハプスブルク家の食卓』関田淳子(集英社文庫)
政略結婚を重ね、ヨーロッパの一時代を我がものとしたハプスブルク家について、代々の人物をなぞりながらその豪華絢爛な食について紹介…
なんですけど、思ったほどでもな程度に、豪華すぎない食事。もちろん今の感覚に照らしてですが…
王家伝統の強精スープや焼き菓子など、けっこう地味。
しかし、厨房に100人を超える料理人 とか、銀器にこだわったテーブルなど、手間に贅を凝らすという豪奢さは十分に描かれています。
もう少し料理の写真があるとなお良。でも各当主のエピソードはしっかり書かれてあり、面白かったです。
『三田村鳶魚 江戸生活事典(新装版)』稲垣史生(青蛙房)
江戸学のパイオニアとも言われる三田村鳶魚氏の記述の中で、主に江戸町人の生活について編纂した本。
いや、三田村鳶魚(えんぎょ)さんなんて全然知りませんでしたが、本屋にあって衝動買いした一冊です。細かくて面白いけど、一年後も読み終わってる自信、なし。
でも面白い。例えば「江戸の町人」の「諸職の労働時間」の項を引用すると、
労働時間はどうなっていたかと言いますと、卯辰巳午未申酉戌亥の九刻働いて、子丑寅の三刻だけ休む。(中略)例の子に臥し寅に起きるというやつだ。今の時間にすると、18時間勤めて、6時間休むということになっていたのです。
(中略)饅頭屋の文句がある。これだと午前4時から午後10時まで、今の18時間働くわけだ。(中略)雇い人になると、なかなかそうもいきません。
ほら、昔だってやっぱり厳しかったんだよ… がんばろう。
『宮本常一が見た日本』佐野眞一(ちくま文庫)
個人的に大好き、民俗学者の宮本常一先生、その評伝。
とっても面白いから、ぜひ著作も読んでね!
『塩の道』『くらしの民族学』とかがおすすめ!
…
でも、濃くて厚いので、本書はまだ半分しか読んでません。すいません。
『昭和少年SF大図鑑』堀江あき子:編(河出書房新社)
昔、少年雑誌の特集記事や絵物語が好きだった人、必見!!!
「海にうかぶ新東京」「夜のないせかい 人工たいよう」
という記事!
「走るホテル マンモス原子力列車」どれだけかぶせんの!
「月世界の人食い探査機」「放射能怪獣 宇宙はぶの襲来」
なんて無茶なSF!
見たければ買ってね!
という興味つながりで次の2冊。
『ふくろうの本 図説小松崎茂ワールド』根本圭助:編(河出書房新社)
『らんぷの本 石原豪人(新装版)』中村圭子:編(河出書房新社)
どちらも少年雑誌の挿絵文化華やかなりし時代の一代絵師。
2人のその後は かたやプラモデルの箱絵、
かたや
男と男のエッチな雑誌、と活躍の舞台を移しましたが
その画力に変わりはありません。
石原豪人さんについては、『箆棒な人々』竹熊健太郎 を読まれるといいかも!
その時代つながりということで
『ザ・テレビ欄』テレビ欄研究会:編著(TOブックス)
なんか、テレビ番組で紹介されて重版かかったそうです。
すいません、知りませんでした。
各年の4月・10月の一週間のテレビ欄をひたすら掲載したこの本。(改編期に合わせたと思われる)
よくこーいうことを思いつくもんです。
ちなみに、私の生年にやってた番組はというと(絶対調べますよねこれ)
「寺内貫太郎一家2」 「非情のライセンス」 「はじめ人間ギャートルズ」
「ベルトクイズQアンドQ」 「大江戸捜査網」 「3時のあなた」
「ぎんざNOW!」 「スター千一夜」などなどなど。
うーん、正直 半分以上わからん。
しかし、当時のTV番組…というか、
当時のCMはとても好きなんですよ。
でもさすがに 書籍でCMは見られないので、
こういう本を買いますのです。
『60s日本の雑誌広告』ピエブックス
いやー グラビア多いし、大判本だしこれはいい本です。
内容をちょっと出しますと、↓こんな感じ。
昔も…というか、今から50年前になるんですね、60年代。うーむ。
昭和は遠くなりにけり。
なお、70s・80sも既刊。わかってますねえ。というか60s が最新刊なのですが。
でもちょっとまだ高価い…
(\3800+税)
という方にはこれがお薦め。
『昭和ちびっこ広告手帳(1・2)』おおこしたかのぶ・ほうとうひろし共著(青幻舎)
こども雑誌に特化した内容ですが、
サイズはなんと文庫サイズ!しかしほぼオールカラー!
さらにこいつのすごいところはですね、
デジタルリマスターしているのです。
具体的には、スキャンして読み込んだ画像のヤケ・シミ・ボケを全て修正。
かつ、
見づらい活字はすべて打ち直し!!!
ということで文庫サイズなれどもとても見やすくなっております。
しかも、そこまで手をかけていただいて一冊→\1200+税!
これが安いか高いかは人次第。私には安い!
しかし、つらつら書いてきてわかった自分の趣味
①懐古厨である。
②食べ物系が好き。
③悪い意味で金に無頓着。(『江戸生活事典』→\4500+税)
④
なんか、もう物語が苦手になってきてる。
そういえばこの4・5年、小説は読んでない…。
Posted at 2010/10/12 23:04:30 | |
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