うどん・そば。
日本を代表する麺類ですね!
そもそもうどんは天平時代の昔から日本に伝わり、
平たく延ばした麺で肉餡を包む餛飩(今で言うワンタン)から
ひものようにひきのばした「むぎなわ」(索麺と書く)が生まれ、
それがうどん・そうめんに別れて現在に至りました。
栽培がデリケートな小麦を原料とするうどんは、
農民にとって御馳走だったといいます。
一方そばは、生えるに土地を選ばない(実入りは少ないけど)という特性から
奈良時代より備荒用(不作に備える)の作物として奨励されていましたが、
その利用法は専らそばがき・そば饅頭。
「そば切り」として世に広まったの記述があるのは
寛文4年(1664)、吉原で「けんどん蕎麦」が売り出されて以降。しかし、以降は
江戸を中心に圧倒的に広まりを見せました。
東京では そば!
四国では うどん!
沖縄なら ソーキ!
北海道は ラーメン!
世界に発信しうる、素晴らしき日本の麺文化!!
うどんスゴい! そばスゴい!
…
…てなわけですが。
この前、スーパーで肉コーナーを見てると、
「豚バラ肉」「鶏ササミ」「牛サガリ」(←北海道限定?)
「鶏手羽元」「豚タン」「ラムロース」(←北海道限定?)
などにまじって、
「鳥肉(うどん・そば用)」
というのがありまして
…
…
………?
何、これ?
うどんとそばがどんだけえらいか知らんが
なんに使うかはこっちで決めちゃるっ!!
と、その鳥モモコマ切りらしきパックを買って帰ったのでした。
まあ半額だったこともありますが。
で、できたのがこれ。
①:オリーブオイルで うどんそば用鳥肉を炒める。
②:茄子1本を半月に切って、追加。
③:トマト2個をざく切りにして、追加。
④:クレイジースパイス(調味料)、ささっと。
⑤:卵2個、ざっととき、追加。こっから弱火。
⑥:もっかい④。
⑦:器に移し、バジルとオレガノかけて完成!
ふふふふふ、日本食の権威に叛旗を翻してやったぜ…
…
…
…
…
自分の小ささに反省。
ちなみにトップ画像は
もちろんあの有名な餡麺麭男(←要英訳)、
に登場した
「ソバオ」と
「うどんちゃん」。
…これまた…
…
…
…なんて適当なっ!!!
日本を代表する麺文化がこの扱い!
日本漫画家協会の会長だか知りませんが、
ずいぶんナメた仕事をしてくれるものですね!
と 最後にやなせたかし氏に反逆して、私は去ります。ドロン。
※参考文献:●雄山閣出版『図説江戸時代食生活事典』(平成8年11月5日発行)
●新人物往来社 歴史読本特別増刊 事典シリーズ17「たべもの日本史総覧」
(平成5年1月7日発行)
●フレーベル館『アンパンマンスーパー大図鑑1600』
(平成17年4月 初版第7刷発行)
※
やなせたかしさん、本当は大ファンです。大学時代、ビデオ屋のバイトしてた時はいつもAPMのビデオ借りて見てました。これからもご活躍されることを祈念しています。
…↑自分の小心さに反省。
Posted at 2009/07/14 21:17:38 | |
トラックバック(0) |
食事 | グルメ/料理