
同僚かつ大先輩のM氏が
「レッドクリフ面白えー!」
と叫んでいたので、
三国志マンガ、久々に読み直しています。
『蒼天航路』。
講談社 モーニングKC 全36巻 週刊モーニング連載 文庫版あり
三国志マンガは数あれども(数あるのです)
巨匠・横山光輝の描いた『三国志』は
その第一人者にしてエベレスト。
一般に
「横山三国志」と呼ばれます。
原話の長さが敷居を高くさせたこともあり、
この作品は 長く単独一位の地位を守り続けていました。
もともと江戸期の講談で広く知られていた「三国志(演義)」。
その流れを汲み、現在でも、三国志モチーフの作品の主人公は、
劉備玄徳になることがほとんど…と思います。
1994年、「週刊モーニング」に連載開始の『蒼天航路』は、
これまで、そしてこれからも?悪役だった曹操孟徳を主人公にして、
いわゆるピカレスクヒーローものを前面に出しました。
淡々と話を進める「横山三国志」に対し、
(淡々としているのは横山光輝作品の特長ですが)
熱く濃く、キャラの個性をこれでもかと誇張し、
大袈裟まぎらわしいをも巧みに交えて※←ほめています
三国志世界の見方を一変させました!
以後、
エベレストたる「横山三国志」に対峙する№2、K2。
西の横綱と東の横綱。
松田聖子と中森明菜。
北の狼と南の虎。
「三国志マンガ」の双璧をなす存在、としてマンガ読みに支持されています。
(『龍狼伝』『覇~ROAD~』支持の方、言いきってすいません)
私の高校の時、ちょうど三国志ブームがありまして、
教室でも「横山三国志」がクラス中を廻っていました。
これ、全60巻。多いんですよ、巻数が。
その中でも、「赤壁の巻」は一番ボロボロになってました。
歴史は繰り返す。魅力あるコンテンツは20年近く経っても
支持されるものなのですね。
もっとも、
正史が編纂されて1700年以上なのですが、
ですよ。(スゲエ!!)
Posted at 2009/04/14 21:39:28 | |
トラックバック(0) | 日記