
私は30年くらい前は子供で、
どっちかというと本の好きな子供でした。
かつ食いしん坊の子供でした。
なので、
家の「児童文学全集」なんかを読みつつ
『ちび黒サンボ』の虎バターの件で
「
じゃあ本当のバターは
牛が溶けてるんだ」
と変な勘違いをしたり、
『ハイジ』で出てくる白パン
はうまそうだなあ
でも黒パンもうまいのに。
と思ったりしていました。
…当時、私の学校の給食では時折
「黒パン」と称される甘くて柔らかいいコッペパンが出て、
クラスメイトの間では大好評だったのです。
お気づきの通りそれは現在の黒パン、いわゆるライ麦パンではなく、
黒糖パンであったわけなのですが。
しかし『ハイジ』において白パンより下に扱われていた黒パンが、
昨今の健康ブームでもてはやされているように、
以前は猫またぎだったものがヘルシーと言われるようになったのは
日本も豊かになったというかなんというか。
鳥の餌が「●穀米」に入っている時代ですから!
それでも↑粟はまだ五穀として数えられていましたが…
救荒食として 昔読んだ覚えがあるのは、
キビ、ヒエ、の穀物やワラ、ヌカ、ふすま‥
おっと
ふすまって何だ?
なんとなーく文字面だけで覚えているけど、
実際どんなものなのかは知らないということが、私にはけっこうあります。
特に本を読んでいるとそんなことは結構多いのです。
例①
『ガリバー旅行記』に出てきた、馬具の
「あぶみ」
→なんか馬に乗る時に便利な道具らしい。終わり。
②
『眠れる森の美女』に出てきた、糸つむぎの道具
「つむ」
→なんか刺さって眠っちゃったからとがってるもの。終わり。
こんな感じ。
思考停止。特に船の用語…舵はともかく、「とも」「竜骨」「もやい(綱)」等々、適当に読み飛ばしていた単語の嵐よ!これでよく『十五少年漂流記』『宝島』『コンチキ号漂流記』を読めたものであることよ。
閑話休題。
で、昔とは違い、今はわからない言葉があってもすぐに検索できるのです。
麩・麬(ふすま)は小麦を製粉したときに篩い分けられる糠。(WIKIPEDIA)
つまり麦ぬか!
なるほど、解決しました。
私が毎日食べてるのは、麦ぬかです。
その割には随分 いいお値段ですが。
Posted at 2009/05/05 03:19:28 | |
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