貼るだけで、ドレスアップできる～！？

貼るだけでドレスアップできる！？

この手の商品は数多く、いろんなメーカから発売されてます

純正も存在しますが、かなり高めの設定になっており手が出せませんw


純正エアロのデザインが気に入って、Zグレードを選んだわけですが

なにか物足りない、ここメッキやったらいいのにな～って思うこともあり

社外エアロもいいけど、予算的に難しいときは

この貼るだけでドレスアップ！イメチェン！できるパーツがあると助かるわけです


各メーカの違いは、パーツのデザインや価格などありますが

基本的には同じで、両面テープで貼るだけという簡単スタイル

貼るだけといっても、問題になってくるのがフィッティングでしょうか


この度、ユアーズというショップの

オリジナルデザイン「単品買うよりお得なメッキFULL SET」を選びました

フロントリップ、ミラー、サイド、テールライト、バックドアの5点セットになります

自分の欲しいパーツがたまたまセットになっていて、お得に感じました

単品で揃えるより、セットで買ったほうが3180円安いとのこと

そこはもっと安くしてもらいたかったですかね･･･


さて、各パーツについてイイと思ったことは

板をただカットしただけではなく、曲げてあるところ、

曲げた角にはやさしくR加工がされているところ、

立体造形されたパーツもあって、作り込んでるな～と感じたところ

厚めの両面テープが必要なところは、テープを重ね貼りしてたところ

など、こだわりを感じました



しかし、残念に思ったところもあります

切断部分にカエリやバリがある為、手を切る可能性あり

製品には保護シールが貼ってありましたが、製造の段階で

このカエリに気づいてほしかったな～と思いました･･･


とまぁ、辛口評価となってしまいました

ちなみに私の職場は、金属の精密加工業をしてます

過去に機械設計や品質管理を経て、いまは工程管理の仕事をしております

それがゆえ、カエリやバリにすごく敏感になっているのかもしれませんが

仕上がりは大事なので、気をつけてもらいたいものです


ともかく、フィッティングがすべてなので、

天気のいい日を見つけて取り付けてみたいと思います


話は反れまして、この手のパーツについて雑学になりますが

メッキ、鏡面仕上げ、ステンレス製･･･などの謳い文句について

本製品はテールライトがABS製で、それ以外はステンレス製とのこと

そもそもメッキではないのに、メッキと表現していることが謎です


ステンレス材にメッキなんて手間のかかることはしませんし、コストもかかります

材質は確かにステンレスで、たぶんSUS304の2B(片研材)を使用していると思います

SUS(サス)というのはステンレスのこと、2B(ツービー)は表面処理の一種、

304(サンマルヨン)は一般的に最も流通している材質です

303、316、403、420、440、630など、いっぱいあります

それぞれ特性が異なり、すべてJIS(日本工業規格)によって定まっています


片研材とのいうのは、板の片面を400番のバフで研磨し鏡面に仕上げた材料をいいます

反対面が2Bになっているので、曲げるときは片研側が外にくるようにします

入手は簡単ですが、鏡面に仕上げられた板ですから取り扱いが大変です

しかも、金型で成形する際に傷がつけば、修正ができないので不良となります

それなりに試行錯誤され、製品化までに苦労されたかと思います


結論、「メッキではなく、SUS片研材使用」表現が硬すぎる？

やっぱり一般的には「メッキみたいな光沢で鏡面仕上げ」の方が分かりやすい？


私が設計をしていたときは、装置のカバーによく片研材を使用していましたが、

製造や組立作業する方にとっては扱いにくく、嫌な顔をされたことを思い出しました


話は長く反ってしまいましたが、ものづくりって本当に素晴らしいですね～

オチになってない！