Mak@あゆパパのブログ一覧

ちょっといつもとトーンを変えて・・・

昨年の９月、ある友人が38歳という若さで一人旅立っていきました。
奥様とまだ小さな子供ふたりを遺して・・・
３年前に脳腫瘍が見つかり、入退院を繰り返しながら２年間の闘病生活を送っていたようです。

私は中学、高校とブラスバンド部に所属してたんですけど、彼は私の後輩、そしてカミさんの先輩にもあたります。
アルトサックス担当で、いつも柔らかなイイ音を鳴らしてました。

世代が違うので同じステージに上がったわけではありませんが、地元が同じということもあり、高校を卒業してからも一緒に遊んだりしたことも何度か。
多趣味でクルマも大好きなヤツで、私がGC8に乗ってた頃にエボⅣに乗り始め、ある日突然Gr.Ａフルレプリカにしてびっくりさせてくれたり。
懐かしの「ダンスダンスレボリューション」も上手だったなぁ・・・

とにかく明るくて人懐っこくて、周りは常に友達が囲ってて、その中心でいつもニコニコしてて・・・

本人の意思か、周囲には病気の話をあまり知らせなかったようで、ちょうどカミさんと「最近あいつの顔見かけないけど、元気にしてるのかなぁ・・・」なんて話をしてた時に突然の訃報を聞かされ、とても驚きました・・・。


そんな彼の葬儀の際に久しぶりに集まったOBたち。
市民吹奏楽団などで今も楽器に触れてるメンバーもいて、「一周忌に合わせて追悼コンサートみたいなことができたらいいよね。」なんて話が持ち上がってたようで、今年の夏前から実現に向けて準備が始まりました。
私は自分の楽器（トロンボーン担当でした）を持っていなかったのと諸事情によりステージに上がることは辞退したものの、その代わりにスタッフとして協力させてもらい、そしてカミさんは自前のフルートでステージに上がる・・・と、夫婦揃って追悼コンサートに参加することに。
参加メンバーみんなそれぞれに家庭も仕事もあるため、必然的に練習は平日の夜となってくるので、私も家や練習会場で子供らの面倒をみたりと微力ながらお手伝い。
カミさんも20年近いブランクをなんとか埋めようと、一生懸命練習してきました。


そして今日、市の多目的ホールをお借りして、ご遺族の方々もお招きしての追悼コンサート開催の運びとなりました。


現役の頃に自分も演奏した「風紋」などの鳥肌たっちゃう程に懐かしい曲や、「ドラえもん」や「トトロメドレー」などの来場した子供たちにも馴染みやすい音楽、そして最後には来場のお客さんたちと一緒に「花は咲く」の合唱・・・
手作り感たっぷりですが、やっぱり音楽っていいなぁ、と思える素敵なコンサートになりました。







天国の「カズマ」へ。
みんなの演奏は届きましたか？
君がいなくなってしまったことはとても寂しいけれど、こうしてまたみんなが集まって音楽を楽しむことができて嬉しかった。

いつまでも、やすらかに・・・