
おはようございます。
今年も残すところあとわずかとなりました。
いまこうして一年を振り返ってみると、3月11日の東日本大震災をはじめ、世界各地での洪水や災害の多かった一年でした。また日本経済では超円高や節電等で苦しんだ企業も少なくなかったことでしょう。
だけど、こんな時だからこそ日本人一人ひとりが改めて何かを考え、心をひとつに団結できた年でもあった気がします。
そんな今年を振り返りながら
私なりに一年の締めくくりで言葉を残すなら
『吾唯足知』
かな。
この言葉ご存知の方も多いと思いますが
ご存知でない方のためにちょっと補足させていただきます。
『吾唯足知』
京都の龍安寺というお寺のつくばいに彫られた言葉です。
上から時計回りに
「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」と読みます。
「満足を知れば些細なことでも幸福感を持てるが満足を知らないと満ち足りていても幸福感を感じれない」
ということなのかな~って私は解釈しています。
例えば、
一合のとっくりにお酒が半分入っていたとします。
それを見て、
『半分しかない!』と文句を言いながら飲むことも
『まだ半分もある!』と楽しみながら飲むこともできます。
きっとそういう事を言ってるのではないでしょうか…
欲望は限界がありません。
永久に満たされることのないものです。
だから、あることが当たり前だと思わず
当たり前の日常に満足しながら
前向きに今を楽しむ心を大切にしていきたいものですね。
“吾唯足るを知る”
この一年、とても考えさせられた言葉です。
なんだか、薀蓄くさいブログになりましたが
今年一年間、ご愛読くださった皆様に感謝の気持ちを込めて
締めくくりのご挨拶と代えさせていただきます。
それでは皆様良いお年を・・・
Posted at 2011/12/27 10:34:59 | |
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所長のあぶら売り日記 | 日記