27歳の男性。嘔気と下痢を主訴に来院した。
現病歴 : 友人と4人で夕食のため、隣の市の定食屋に向かったところ、到着と同時に激しい嘔気と下痢が出現した。昼食には、コンビにで購入した蕎麦を食べたという。またその翌日より、同行していた友人全員にも嘔吐、下痢が出現。発熱を認める者もいたという。
既往歴 : 19歳時にMilligan-Morgan法を施行。
生活歴 : 喫煙歴なし。飲酒は機会飲酒程度。
現 症 : 身長173cm、体重68kg。発熱(-)。顔面蒼白だが、意識は清明。一時間に6行の水溶性下痢を認める。立位にて嘔気の増悪をみる。心音、呼吸音は正常。表在リンパ節は触知しない。
適切な対応はどれか。
a 経過観察。
b 気管挿管。
c 緊急上部消化管内視鏡。
d 電解質補給。
e 精神分析療法。