
もう先週の話ですが、1月から延期になったKn'sFactoryさんのFSWショートコース1DAY走行会に行ってきました。
1月の時は積雪&凍結で走ることが叶わず、ようやく来たこの日…
再びFSWに白い悪魔が降り注ぐ状況…orz
悔しいけど、予報では午前中は雨→曇り。
なんとか昼までに路面が良くなる事を期待…していたので
減衰は最強からスタート、タイヤの内圧は低め
これが間違いだった…
回復に向かう予報の雨は雪を加えつつ強くなっていく一方。
ウェットグリップには頼りない7年落ち(笑)のRE-01Rの威力も手伝って、コースはさながらスケートリンクのよう!
最初の完熟走行で諦めればよかったのに、そのまま走ったもんだから大変大変!
なにしろストレートでも全開にすればホイルスピンの嵐で前に進まない、コーナーでアクセル開けるとその瞬間スピンモード(笑)
試しにVDCをオフにしたらオイル撒いたスケートリンクみたいな(笑)
しかもご存じの通りリヤダンパーの減衰調整は熱々のブレーキに邪魔されて触れない。一度数100℃以上に上がったローター熱は容易に下がらない…
あんなとこに減衰調整ダイヤルがあるのが間違いなんだって(爆)!
まぁどうせタイムアタックかけるコンディションでもないし、それより低気温、低路温、低μ路でもできる、この走行会での課題をこなしてました。
課題って言っても自分で勝手に設定していた項目だけどさ。
それは…
①「前回(2年前)の同走行会での問題点の解決状況」
②「スポーツ走行での愛車の問題点探し」
①は、ブレーキのフィーリングの変化を感じ取りながら走ることを目標にしてました。
前回は訳もわからず走ってたんで後のブレーキトラブルを引き起こしたと仮定しているんですが、今回はパッドの評価と並行して慎重にアンテナ張って走ってました。
前回と違って、トラブルの元と予想しているピストンにはプロμのアルミピストンを投入してるし、ブレーキ自体が水しぶきでよく冷えるので、遠慮なく踏んでみました。
熱が入った時と、クーリング入れて冷えた時の変化の学習ですね。
上手く走れるようにもなりたいですけど、トラブルの兆候を感じられないと、後に痛い出費が待ってますからね~
クーリング入れるタイミングとか、どの程度冷やせばいいかとか、試す時間はおおいにありましたんで、
結果としては、まぁなんとか勉強できました。
もうひとつはパワステの評価。
4WASのせいか分らないんですが、前回は結構盛大にパワステオイルを噴いたので、今回はNOVUMのアニキに相談して、対策をしていました。
休む間もなくステアリングを操作しまくるショートコースでは、本コースより過酷になるかもしれない部分かもです。
パワステオイルクーラーの設置まで一時は考えていたくらいですけど、結局この激安な対策でお漏らしは皆無でした♪
②はまぁ、車のアラ探しですね。
エンジン周り、駆動系、VDC等の電子制御系はどうか、とかですね。
油、水温、それに熱害と思われる例のクラッチトラブル、VDCオンとオフの挙動の違いなど…
まぁこれは色々課題がみつかりましたね。
とにかくVDC完全カットは必須ですわ~あのブレーキLSDなる制御ったらもうね…(泣)
そんなこんなでセッション①
21ラップ走行で私のグループ8台中の3番手タイム
ヘビーウェットの中ではやっぱり4WDのGT-Rは安定してました…けど圧巻は…
トップタイムがマーチ!
一緒に走ったBグループは33、34の両GT-RにZ34が2台、コルベット、それに半ライス号でしたが…
全車マーチに叶わず(笑)
これがサーキットの面白いとこ。
コンディションとテクニック、コースレイアウト次第では
マーチでGT-Rブチ抜けるんですよね。
実際このマーチさんの後ろ走ってみましたけど。全然追いつける気がしなかったですわ~
さてセッティング変更せずに臨んだセッション②
36ラップ走行で7台中7番手タイム(笑)
課題の処理に専念してましたんで、と言い訳。
さて座学講習で勉強を深めた後、お昼を挟んでからはブレーキング練習。
ストレート全開からのフルブレーキング。
ただドカンと踏むだけじゃ短くならない制動距離、リリースコントロールの大切さ。
濡れた路面で難しかったですが、グリップの変化などは感じやすかったので、ウェットもそういう意味ではアリなんだな~っと。
そして午後のセッション③
お昼をはさんだお陰でブレーキが冷えたので、ようやく減衰を10段戻しまでクリクリ。
タイヤは内圧上げて、面圧を上げてグリップさせる方向に。
ようやくこれで攻められるかな~っと思いきや…
ここから雨が上がり、晴れ間が見え始めて、急速に路面状況が変化しだす。
ウェットセットをあざ笑うかのようにレコードラインの水が捌けてく…
目まぐるしく状況の変わる中を攻めるのはリスキーなので、やっぱりアタックは中止して、遊びと課題処理、そして午前中のブレーキ練習の続きを走りながら淡々とこなす。
36ラップ走行で7台中4番手タイム。
そして最終のセッション④
直前のAグループの走行でさらに路面は乾いて、レコードラインはかなり良好な状態。でもラインを僅かでも外すと完全に濡れているので、ドライペースでは飛んでしまうのは確実。
難しいが、最後だしやるだけやってみようと決意してみる。
30分の走行枠。ブレーキが多分持つのはここまでで確認済。油、水温も大丈夫そう。
なので、クーリング入れなくてもいけるだろうと(素人)判断。
熱々のブレーキローターに苦戦しつつも減衰を5段戻しまで上げてグイグイ攻めてみました。
他車の走りを見た限り、多分(Bグループの)トップタイム出せるだろうと思って。
もっとも周りがタイムを出しに行ってたかは分りません。見た目の判断です(笑)
で、結果は36ラップ走行、7台中…
2番手…orz
現実は甘くはない(笑)
しかし悔しいのは…
上の画像…
セッション④のセカンドベストのラップなんです。
ベストの0.176秒落ちと僅かな差なんですが、見ての通り1コーナーでブレーキングミスからコースアウト、最終コーナー立ち上がってからも全然加速してない…
もっと全然速く走れたんだな~
こんな小さなコースでも1周まとめることができない自分の不甲斐なさ。
あぁ上手くなりてぇ…orz
と、まぁ長くなりましたが、結論。
サーキットは楽しい。
今回も走りに走った約130ラップ!
V.S.O.Pのみんなも是非ともサーキットを走って欲しいね。
コンマ数秒を縮める努力とか、正直そんなのどうでもいいから、全開で思いっきり車を走らせる楽しみを知って欲しいですね。
V36の本当の姿を知らずにいるのはホントもったいないですよ。
まずはドライビングスクールとかあまり大きくないコースの走行会とか、探せばいっぱいありますし。
今回も20年以上前のコルベットの方、納車してまだそれほど走ってないフルノーマルのZ34ロードスターの方とピットを並べていましたが、御二人のすごく楽しそうで、満足げな顔が印象的でした。
高性能なエンジン、足周り、タイヤ、快音のマフラー等々…
サーキット以外ではその全てを生かしきれないのに、「弄るだけ」になっちゃうのが、みんカラ的な病気かな、と最近は思います。
いろんな楽しみ方はあるけど、スカイラインをそこらのミニバンと同じ扱いにしないで、たまにはサーキット生まれのスカイラインらしく扱ってあげるのも大事かと思いますよ♪
フォトギャラうpしました♪