
前回のブログの続きです。前回と今回のブログのタイトルの真意はこの後分かります。
ガソリン添加剤購入後、『時間がよろしければ、ゆっくりして行って下さい』と言われたのでアンケートを書いていました。するといつもの担当の営業スタッフが自車のエクストレイルでお客様の試乗(その販売店にはエクストレイルが無いので、代わりに自車の展示になってしまったそうです)行ってしまったので代わりに女性のスタッフさんと話していると、その方が日産プリンス兵庫本社の方だという事で気になっていた事を質問…
・GT-Rの試乗車の足回りのアライメント調整って終わってます?今はなんか倉庫に置いてあるって来たんですが…?
『あ~、どうでしょうね…。ちょっと分からないので確認して明日ご連絡します。』
といった具合の会話をしながらゆっくりしていると、行きつけのディーラーのベテランの方が電話でパッパと確認…その方の影響力は大きいらしく、確認が早かった(驚)
『今はアライメント調整終わってるそうです。走る事は出来るようですが、タイヤがタレてるのでそれを交換するかどうかって話してるらしいです』
とのことでした。そうこうしてると営業スタッフが帰ってきて、こちらに来た時に再びその話が。今すぐ乗れるのかと聞くと
『チョット確認してみます。』 … 『大丈夫だそうですよ』
自分のグロに営業スタッフ同乗でディーラーへ直行!
と!言うわけで
念願のGT-Rに試乗して来ました\(≧▽≦)/
NISSAN R35 GT-R ’09MODEL
用意して下さったのは日産プリンス兵庫 灘店(日産プリンス兵庫販売 本社)です。グレードはベースグレード。色はアルティメイトメタルシルバー。エンジンはVR38DETT、ミッションはGR6型デュアルクラッチトランスミッション。オプションのレイズ製アルミ鍛造ホイール(リアルブラックカラーコート)、ブリジストン・ポテンザRE070R(前後異型サイズ)、BOSEサウンドシステム装着。
まずはやはりそのスタイリング。雑誌やテレビ、カーショーでも見てますが、改めて見るとやはりカッコいい!このデザインには賛否両論あるようですが、僕は大好きです!釣り上ったヘッドライト、GT-R伝統の丸4灯テール、20インチのホイールが小さく見えるこのデザインはスーパーカーそのものですね。ドアハンドルも引き辛そうな形ですが、特に不便さは覚えませんでした。
内装も至る所革張りですが上品な使い方でいやらしくなく、あくまでもスポーツカーらしい内装です。ステアリングも握りやすく、シートもガッチリとホールドされる感じで、固めではありますが、座り心地は上々です。ボタン類もシンプルに配置されていて、どれがどれか分かりやすくなっています。
そしてこのクルマと言えば何といっても走りの評価。
エンジンを始動してまず思った事、予想していた音とは違いアイドリング音は飛行機のジェットエンジンのように「キュイーン」と言うような音。独特で面白い音でした。
ディーラーを出て国道2号線を三宮方面へ。アクセルを徐々に踏んでいくとまず印象だったのがミッションの変速の速さ。10km/hごとに1速ぐらいの変速で、60km/hの時では既に6速まで入ってました。変速のショックは少なく、エンジンの音の変化とシフトインジケーターで気付くぐらいでした。低速時の音はあえて言うならトラックの様な重々しい音でしたね。決して悪い意味ではなく、僕の感じたままです。あえて言うなら初代ダッジ・バイパーに近い音です。
足回りはとりあえず固いですが、Z34より少しマイルドな動き。ダンパーをコンフォートに設定すると少し突き上げ感や振動が柔らかくなりました。なんですがロールは余り感じられず、水平時そのままの姿勢で曲がっているような感じでした。正に路面に吸いつくという表現がピッタリな足回りです。
その足周りにしてハンドリングあり。ホントにドライバーの意思通りに動いてくれる、レスポンス良くリニアなハンドリング。軽い気もしますが僕は悪くないと思いました。
もちろんパドルシフトも使用してみました。フロアのシフトレバーはポジション選択のみでMモード時の変速はマグネシウム製パドルシフトで行いますが、使い方を分かってくると、これはこれで面白かったです。操作に対し、ワンテンポ遅れてくる感じですが、マニュアルのクラッチを切る→ギアを入れる→クラッチを繋ぐの操作を考えれば断然早いです。一応コンピューター制御も介入してくるので停車時に2速に入れたままだったりすると自動で1速に変速したりしてくれます。
と同じルートを2周したのですが、そのルート上に国道2号線を左折し国道43号線へ繋がる2車線の側道があります。その道に車が全くいなかったので…ココだとばかりにアクセルを踏み込んで、ほぼフルスロットルの加速!!(1週目はクルマがいたので断念)
恐ろしかった…悪魔のような加速。まるで飛行機が離陸するときのような、シートに押さえ付けられるようなGが来ました。時速15km/h程から100km/h弱まで約3~4秒…加速終了後少しの間足がおかしかったです。同乗の営業スタッフと一緒に『おぉ~!!!』と言いながら乗ってました!エンジン音も低速時の重々しい音から急に軽快な、心躍るようなサウンドに変わりました。
今まで味わったことのない豪快という言葉そのものの加速。それを生み出す最大出力:485ps/最大トルク:60kgf・mのエンジンとそのパワーを余すことなく路面に伝え、自由自在に操る事の出来るハンドリングと足回り。状況に合わせた自在な制御、時にはパドルで自由に変速出来るデュアルクラッチトランスミッション。
そしてすべてを受け止める高い剛性のボディ…組み合わせはバッチリでしょう!
世界一過酷な長距離コース、コーナー、アップ・ダウンだらけのドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分29秒03を記録したのが必ず納得できるでしょう。
なかなか買える車ではないのでお近くのディーラーで試乗できるのなら、して損はないと思います。一度は乗って頂きたいクルマです。当たり前ですが、いつもの自分のクルマとはまた全然違った世界が感じられます。走りを楽しむという、忘れかけていたクルマの本質がここにはあります。
進化の先にある『 感動 』を、乗る人すべてに届けるために。
走りを愛する者へ
THE LEGEND IS REAL GT-R
※写真は実際に乗った試乗車です。
Posted at 2009/06/17 00:48:17 | |
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試乗記 | 日記