鹿沢温泉から古(いにしえ)の道を辿り、角間峠を越えると真田の庄に至る。この山道をその昔、真田の忍も利用したのかも知れないなどと歴史に思いを馳せながら歩を進めていくと猿飛佐助が修行をしたと伝えられる角間渓谷、そして角間温泉岩屋館がある。(いづれはそんな旅をしてみたいという話である。なお、この山道は現在角間峠から角間渓谷へ至る途中で崩落して危険である。)
なんの計画も無く更埴まで車を走らせた。温泉と蕎麦と千曲川の川魚とが頭の中で交錯して行き先が決まらない。燕温泉、松川渓谷、渋温泉など頭に浮かべながらも、あまり遠くまで行ってしまうとまた腰が痛くなると思いながら(実際には痛くなってしまったが)、とりあえず更埴で高速を降りて千曲川の周辺を徘徊しようかと思った。地図もナビもないのでいつものように適当に車を走らせていたが、混んでいる道に嫌気がさして結局後戻りする形で角間温泉へと向かうことになった。
内湯と混浴の露天風呂があるが、立ち寄りで利用できるのは内湯のみ。時間も12時から14時30分までとタイトである。昼前に到着すると案の定清掃中だったが、ラウンジでしばらく待つと「どうぞ」と呼んでくれた。鉄分により泥色に変色した源泉掛け流しの湯は39度くらいかなと思う。正直なところ、それほど期待はしていなかったのだが、ここのお湯の入浴感は本当に素晴らしく、入浴中の心地よさは最近の中ではベストである。今度は泊まりで来ようと真剣に考えている。
動画に含まれる周辺情報
真田氏本城跡、上田市街を一望できる小山で、遺構らしき物は少ない。
佐助、元祖真田流手打蕎麦 茅葺の旧家を移築した店舗(あとで聞いた)。こういう店を見ると入らない訳にはいかない性分なのでバックしてまでよってみた。その割には整備が行く届いていない感じもあり、食べるまでは失敗したかなぁと思っていた。ところが香り高き田舎蕎麦で私の嫌いな田舎風の薄い麺汁ではなく、濃い麺汁だった(ただし出汁は濃くないかな)。おろし蕎麦を食べたが、大根もしっかりした味があって、濃い汁との相性もよく、おいしかった。
OH!LA!HO!ビール、ビール6本購入。
Posted at 2009/05/31 21:03:25 | |
トラックバック(0) |
温泉 | 日記