私の今年1年の集大成と言ってよいでしょう。
ツールド美ヶ原に参戦してきました。

また今年もやってきた、最強激坂
とにかくこのレースに憧れて昨年より参戦しているのだが、
赤城山などに比べ、明らかに難易度の高いコースである。
今回も、新しいバイクのポジションになれていないせいもあるが、
スタート直後の激坂を登っている最中、どれほどやめて帰ろうか?と思ったことか。。。
ただ、今年はなんと雨が降っていない。路面もドライなのである。
たぶん、こんなツールド美ヶ原はもう二度とないだろう。
こんな貴重なツールド美ヶ原を走れるなんてモチベーションがあがる。

土曜日は今中大介氏の講義がある。
師とは、僕のClioを「うわ~これですか!?」と声をかけて頂いて以降ファンなのです。
師曰く、TTは空気圧高めの10気圧くらいで良いです。
と、もちろん初めての経験だがそうさせてもらった。
昨年はおろか、先月も走っていることもあり、今年はスタート前に緊張感はありませんでした。
チームのリーダと一緒でしたが、アップに良い坂があると聞き、アップにその坂を数本登ることができました。下手なローラーよりもよほど良いです。
来年からこれで決まりですね。

会場近くのロールケーキ屋さん。
ロールケーキは独り占めしないで家族で楽しもう。
スタートはしかたね~から行くか。。。
くらいのリラックスした雰囲気で行くことができた。
あまり緊張しすぎで心拍も上げたくないのでそれくらいが良い。
各人、スタート時のギアを合わせるのに熱心だが、まさかスタート直後にアタックはありませんし。。。

前日はもちろんワインで
スタートし、ゆっくりクリートをキャッチ、あわせていなかったギアをDi2の連続変速機能を使ってあわせる。
なんて穏やかなレース。。。
そう思うのもつかの間、後ろからランドナーの方の猛烈なアタックを目の辺りにする。
それどころか、やはり前に前に行こうとする方々はペースを落とす気配がない。
私は付いて行こうか?
この先の激坂を考えると躊躇してしまった。
それに、どうも朝ごはん食べすぎで気持ち悪く、調子も悪い。
ゆは

チームの地元のレースですので。。。
ゼッケンは昨年747だった。これは何かを暗示しているのか?
激坂に入ると、予想だにしていなかった事態が。
なんと、クリアラップが取れたのだ!
早い人は早々に登ってしまい、目の前を初め横にも人がいない。
その気になれば蛇行も可能。(もちろんやらない)

スタート前の緊張感は、レースならではのもの
激坂は自分のペースで、それもダンシングで登らせてもらった。
超絶に楽である。
でも、ペースが判らなくなったか、気付いたら心拍が180オーバーの状態。。。
まあ、それでもペースを保って登る。
が、シッティングに移行すると、バイクの硬さにうんざりしてしまい、なかなか自分のペースが作れない。
新しいバイクでなれていないので仕方ないのだが、なんでこんなに硬いんだ?
サドルも新しくて、とにかくバイクが体に合わない。苦しい限り。
それならば?とシッティングからダンシングに変えてみる。
が、ダンシングでバイクを振ろうとしたら、まるで動かない。石のごとく。。。
ペダルも石のよう、バイクも石のよう。本当に踏む場所がない。
おまけにハンドルが低い。。
何とかしてくれ、この石の塊を。
その石を何とか踏みつけている。
が、どうも体の調子が悪い。なんとパワーが全然でないのだ。
どれだけ出ないのかというと、気を抜くと210wくらいしか出ないのだ。
私のFTP(1時間に持続可能なパワー)より40w以上下回っている。
何をやっているんだ俺は?!と気を取り直して、280wくらいで踏みなおすのだが、また気付くと210w orz。。。
なんでこんなにパワーが出ないのか?
理由は大過ぎた朝ごはんかもしれない。
先週の前橋合宿では腰が痛くなるほどパワーをかけて、
榛名ヒルクライムコースでは、単独走なれど上位20%のタイムをマークすることができた。
あのパワーで踏めればよいのだが、腰を酷使する漕ぎ方だったようで、体がそれを怖くなってしまい、同じ踏み方ができないのだ。
なので、今日はホントにパワーが出なくて困った。

美ヶ原はレンゲつつじの見ごろ。
元山ヤの私。思わず帰りたくなくなる。
ツールド八ヶ岳の教訓を生かし、ジェルを二個用意していた。
食べるタイミングは先月の試走の時に決めていたので、
その予定通りに摂取する。
レース中なのでこんなの食べられない。
しかし、数分後になると、やる気が満ちてくる。
同じ斜度なのに、ペダルがまわる回る。
やっぱり、ヒルクライムに補給は必要だと確認したのだった。
ツールド美ヶ原を念頭にして購入したギア、11-28T。
先月の試走では28を使ったのは2箇所のみだった。
しかし、今回は周りのペダリング速度に恐怖を抱いてしまい、
28Tを多様する結果になった。
それ以外にも、腰が痛くなるのが怖くなり、24で我慢を受け入れることができなかった。
28なんて使っていたらタイムが落ちる。。。そればかり気が気でなかった。
28を使うなら、ケイデンスは90rpmくらい出ていなければね?
18kmを越えて、斜度が緩む。
でも石に股がっている私には加速の気力もない。
しかし、C35ホイールが風を切り初める。
回せと言う。
C35に身を任せて下ハンを握る。
最悪なサドルだと思っていたセライタリアだが、こうして前に座るとなんとも調子がよい。
バイクとホイールに助けられ、60km/hオーバーの世界へ。
ゴールは確かあと二つ上った先だ
やはり試走を重ねてきただけの事はあり、コースは短く感じた。
最後はつりそうな足を押さえながら、それでも可能な限り踏みたかったのでダンシングのスプリントに打って出たのだが、パンチ力はなかった。
結果は昨年のタイムをなんと3分も短縮できました。
なれないバイクでこの結果が出せた事とても満足しています。
それも平均パワーが、たったの250wでの結果です。
これが、いつもの通りあと4w出ていたら!?
この点は悔しいですが、それでも3分の短縮にとても満足しています。
5月に6000m
6月に4300m登ったので、この調子で7月のJCAヒルクライムシリーズに望みたいです。

番外編、今回どれだけ山賊焼を食べたか。。。
でも、これ大好きです。