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BKHのブログ一覧

2015年08月31日 イイね!

夏の終わり

マウンテンサイクリング in 乗鞍
へ行ってまいりました。

今思えば、金曜日時点で行いが悪かったかな?
と言う気がしています。
金曜日は前のプロジェクトからお誘いを受けて、お酒の席へ。
ここでも随分涼しい感じがあったので、もう夏は終わりかけている、と思っていました。
しかし、うれしいことに、ほとんど喧嘩別れしたマネージャは私の姿を見ると、とてもうれしそうにされていて、その時の話も酒の肴で、また呑みへ、と声をかけていただきました。

今後の仕事につながるかどうかはわかりませんが、この業界は狭いんです。
また仕事でお手合わせすることがあるかもしれません。
その時に、裏切者、とか見捨て奴だ、とか言われたくありませんからね(笑)

そんなこともあり、ようはするに飲み過ぎました。酒がやたら旨かったので仕方ないです。
少々遅めに出発すると、八王子の渋滞にはまり、眠たい体と相まって緩いスタートになりました。

今回は、スロースタートが祟って宿が取れず、方々探しあてた最高級の宿へ。

その名も、キャンプ ベーカーハシュ。。
最上の寝心地が約束されたウッドデッキ、極上のグルメ、プライベートな私だけの空間。
嗚呼、素晴らしい。

しかし、初めてのウッドデッキは予想外の展開を見せるのでした。
またこのキャンプサイトも特有の事情がありました。


なにはともあれ、受付をしに会場へ。
ハルさんが、乗鞍を満喫すべくいらしていました。
フラ車トークに花を咲かせて、アウェーな感じはありませんでした。
ハルさん朝早くからお疲れ様でした。

テントサイトがとても遠いので、バスで上に行くこともあきらめ、
と言うかキャンプの設営で良い運動になっていたので、あとはゆっくりすることに。

雨を想定して、シュラフにシュラフカバーを装備しました。
今思えば、これが無かったら悲惨でしたね。


持ち物のチェック。
この時パスタのソースを買い忘れていたと焦りましたが、ありましたよ。良かった。


長野のレースに出るときは、チームあれ!あれ!です。
ゼッケンをつけて準備万端!

後は気持ちよく寝るだけ。。
でした。

翌朝。

激しくテントをたたきつける雨に、やっぱり来たか。。。
と言う感じはありました。
しかし朝テントから覗く光景は、走れる気がしませんでした。
今は良いのです。この後収まるなら。
と予報を確認するも、このまま続くようでした。

テント内も酷い状況でした。
ウッドデッキは水はけが良いと思っていましたが、そんなこともなく。
周りの水がそのままテントに来るので、結局テントのベースは水の中です。
テントアンダーシートを引かなかったのが失敗です。
これでバッグをはじめストーブ、食糧が水の中でした。
この状況は山ヤ時代でも最もひどい状況と変わらないかも。
ちなみに、一番ひどい状況は、朝起きたら、私は水の中、一番大事なカメラ、レンズも水の中、ってのがありました。皆さん、テントサイトは、ウッドデッキでも、草地でもなく、涸沢のような石の上が最高ですよ。水はけ最高です。

してともなく、まあ、雨の中走るだけなら。。。
と思うのですが、ここまで行くと雨の中と言うか、川の中です。
何時もの宿なら、それでも行ったかもしれません。
この豪雨でテントを守る必要もあった為、6時の時点でHCレース初のDNSを決めました。

今年のヒルクライムレースシリーズは、美ヶ原、矢島、乗鞍の3レース。例年ならこれに蔵王も含めた4レースなのですが、今年蔵王は噴火騒ぎで中止。3レースでシリーズ戦のライキングが決まるため逃せないレースでした。
しかし、たぶんフルコースでの開催はないと思いますが、これでも走るレーサーはたくさんいると思います。私は負けです。

戦時中なら、上官から8mm南部弾で頭撃ち抜かれても文句は言えませんね。
江戸幕府の時代なら、お家断絶かもしれません。

丁度本部近辺でNHKチャリダーのスタッフを見かけました。
猪野さん来てるんですか?
なんて雑談しましたが、それがまだレースやるかどうかわからないんですよ。
との事でした。
本部も毎度のことながら悩んでいる模様。

タブン、開催はするでしょう。
ただ、短縮は免れません。
後は幸運を。ですね。

計測タグを本部に返しに行っただけでびしょびしょです。
このまま寒さに震えていても、乾きません。
思い切って乗鞍を脱出する事にしました。


向かった先は平湯温泉。
たまたま選んだのが、露天風呂のみ、内湯のないところでした。
つまり、雨にあたるのはどうしようにも避けられず。
既に雨にあたることにうんざりしていた私ですが、今回の旅では宿命のようですね。
もういいです。

でもいいこともあります。
隣にある合掌作りの家で休憩できました。

いや、雨にあたらないだけで幸せです。


雨がやむまでここでこうしていたい。。。

素晴らしいところでした。

乗鞍までの帰り、
久しぶりに安房峠を走りました。
まだジェミニに乗っていたころ、新穂高まで行くのによく通った道です。
ジェミニでここを登るには1速じゃないと進みませんでしたね。
4000回転以上じゃないとターボが効かず、それ以下ではパワーはなく。。
苦労したなぁ~
それに比べ日産MR20DEは兎に角トルクがあり、3000も回せば十分。

本当はここから上高地が見えるのですが、
この様子だと、上高地もガスの中ですね。
当時あった峠の茶屋は今は跡形もなくなっていました。
ちょっと前までは幹線道路だったのですがね。

さて、宿に帰ると、温泉ですっかりご機嫌になった私。

こうなったら、実弾演習祭りです。


風穴の里で買ったそばをゆで、お気に入りのNHK-FMをこれまた持ち込んだスピーカーを使って雨音に負けない音量で流していました。

あまりにも気持ち良い時間を過ごして、気づくと夕方。
キャンプ場は管理人さんもすでにいなくなっており、無音な空間になっていました。

開いた常設テントの入り口が人が出ていった村。と言う感じを醸し出します。
管理棟にある発電機のエンジン音だけがこだまするキャンプ場。
人の気配を探して歩き回ると、なんと、このキャンプ場に残った人が私だけであることがわかりました。

昨日まで、人でにぎにぎしかったキャンプ場なのに。
もう、だれもいなくなってしまうなんて。。
まさに夏が終わったんだなと思うのでした。

何分、途中の道で熊の出没情報が出ている場所でしたので、
暗くならないうちにお風呂に行ってきました。
行ってきます!って言ったって、キャンプ場誰もいません。
ここまでけっこう歩くので、誰もいないこの場所にまた歩いてくるのか?と思うとやるせません。

さくっと風呂から帰ってくると、寂しくテントに収まるのでした。

が。。。

「ふふふ」

ん?

「ふふふ」

・・・
と奥から人の笑う声が聞こえてきます。
誰もいない、おかしい。。
明らかに聞こえてくる人の声。

やっぱり人が恋しいもので、雨の中テントを飛び出してどこから声がするのか?探してみました。

しかし、キャンプ場内にある30ほどの常設テントはすべて空。
明かりがついているテントも、人の姿も見られません。
だいいち、私が一番行動しているのに、人の姿を全く見ないなんてありえません。

酔っているんだ。。。
全身づぶ濡れで体力も使っている、それも山の中、豪雨のなか、そんな声に聞こえるさ。
テントに帰ると、また人の声が聞こえてきます。
私は今まで、こんなの感じた事ありません。
しかし、今回は、やばい感じもなく、生の人の声なのです。
そんなもんなのですかね?

以前、冬山で完全ばてした際。
幻影は見たことがあります。
が音はなかった。
今回は声。

もう一度、テントを飛び出すと、声のする方向を探しました。
すると、隣のテントに先ほどまでなかった傘が置いてありました。

ほっとしました。
此処にも人がいたんだ。。。
タブン、この雨で外に出られず、完全停滞していたのだろう。
その割には明かりをつけないのが不気味だが。。。


その後、そのテントからとても弱い明かりがともされていることを確認。
いや、ほんと、よかった~
あまりに人間にうれしくて、ベートーヴェン、マーラー、シューベルトやらクラシックを大音量で流しちゃいました。雨音で全部消されてるでしょうけど。


衣類の濡れは深刻でした。
真夏だってのに、ストーブを炊いて乾かすんですが、多岐にわたりすぎてどうにもなりません。寝袋にもぐりこんでしまえば乾くでしょう。


翌朝、皮肉なほど乗鞍の頂が見えます。
来年、レースに出るかどうかは悩みますが、また行きたい頂です。


例のテント、左が常設テント、右が停滞を決めたご家族のテント。
私も吹雪で一日テントから外に出なかったことがありますが、あれはあのような気運だからできるのです。いや、すごいですね。


愛用のモンベルGOATEXシングルウォールテント
いつから愛用していたか。。
大雨は今回初めてかもしれませんが、
台風もやり過ごしてきました。
冬山もやってきました。
既に、モンベルの型番から落ちてしまいましたが、本当に信頼性があるテントです。

冬山には全く向いていないですよ。
GOATEXは通気性がありすぎて、保温性が無いのです。
内貼りがある保温性が高いテントならろうそく1本で吹雪の中停滞可能だそうで。
このテントは冬、暖房炊いてるときは20度、止めたら-20度と止めたら凍死ですよ(笑)
出来れば前室があって、3人泊まれるテントがほしいですね。


もはや観光モードになっていましたので、勝沼でワインを仕入れに。
赤なら、指定のワイナリーがあるのですが、どうしても勝沼の甲州が飲みたくなったので、ルミエールに行ってきました。

後2カ月もすれば新酒まつりがありますね。
Posted at 2015/08/31 16:43:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | Road to T | 日記
2015年08月22日 イイね!

調子いいね!ライド


と言うふりで、銚子へ行ってきました。

見積もった距離は往復170kmの、
まあまあ骨があるライド。

だったのですが、
帰って来てみれば、体力ぎりぎりな200kmコースでした。

体力ぎりぎり?
と言うのは、佐倉から私の後ろを走っていた二人組が、どうやら同じ銚子を目指しているらしく、コンビニでコーラを飲んでいるときに先行され、それを最大戦速で追ってぶち抜いたものの。。。(あとは想像にお任せいたします)

銚子って風が強いのですよね。
バイクが暴れるは、それを押さえながら、と言うのもストレスでした。

銚子を前に足が攣り、
帰り旭で暑さから内臓にダメージを受ける。。。
あと70kmは走らないといけないのに途方にくれましたよ。
後は泣きながら帰ってきました。

しかし、ロングやりたかったので良しとします。

おやすみなさい。
Posted at 2015/08/22 18:49:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | Road to T | 日記
2015年08月08日 イイね!

奥多摩一周

ヒルクライムレースシリーズ戦で納得のいかないパフォーマンスしか出せていない自分への焦りを何とかするべく、奥多摩へ坂修行へ行ってきました。

今回はハルさんが同行してくださるようで、
怠け癖がついてしまった私には強い味方です。

武蔵五日市駅で合流するわれら。
考えてみれば、フレンチブルーな我ら。
青いフラ車の会を立ち上げてもいいかな?

ハルさんのC4良い色だな。青よりも藍色に近く、かといって藍色ではない。
良い色です。

私も、奥多摩軍団の端くれ。
桧原村役場をいつもは左に曲がるところを、初めて右に曲がる。
知ってる人しか行かない?
と言われれる、風張峠をめざします。


なんだか超余裕の我々ですが、
この後起きる事態を正確に把握していませんでした。

聞くところによると、風張峠だがなんだかしらねーが、
18%位あるらしい。

ハン。。。

大体そのようなレポートは多めに見積もって言うものだ。
それに18%ってのは13%に毛が生えた程度だ。
20%になると別だが、そんなのはちょっとだけで大概言うほどでもないもんだ。
わざわざそんな噂の為に、大きいギアなんて必要ない。
軽いホイールも必要ない。
重い普段履きであるC50と
ノーマルクランク39X25Tがあれば十分。
オーバーホールした我がLOOK君を前に、そんなもんには轍を刻んでやる。。。

と(本気で)思っていました。


神をも恐れぬ行為です。笑っていますね。。。


見せてもらおうか!?奥多摩の激坂、とやらを。。。

と高々に叫んでいたわれらの前に。

ナンバーが無いシトローエンばかり置かれた場所へ。
何か宗教的なやばさを感じ始めた私は、ここら辺から不安になってきます。

まずい。。。もうベトナムなんてとっくに超えてラオスにまで入っているかもしれない。。。

その感じは正解でした。
この後、山間の集落にある三叉路ですっかり行く手がわからなくなった我々は、
確実にやヴぁい道を突き進みます。
どれだけやヴぁいかというと。。


これっくらいやヴぁいです。
ハルさん、これは間違いです。
もう帰りましょうよ、こんなところにいたらやばいですよ。。。

とすっかりおびえた私を前にハルさんは、
いや、これを進むんです。

と言って頑として譲りません。
あのraphaのジャージ着てる人って、おかしくね?
ロードバイクで行く道じゃないんだけど?!
(ハルさんネタに使わせていただきましたごめんなさい)

この後ハルさんの機転で正しいルートに戻ったわれら。
しかし、この道がやばかった。

まずいな。こりゃ、結構な登りだぞ。。。
そう思ってコンピュータの表示を見ると20%。。。

は?

確かにきつい。
それに、登りって言ったって、休みになる箇所が必ずあるもんだ。
しかし、きのこセンターへの登りは全く我々に休む場所が提供されず、ひたすら20%の登りにくらいつくしかありません。

ヒルクライムレース用のサドルをつけているLOOK君。
サドルはかなり前につけている(それでもUCIのレギュレーションをクリアしてる)のだが、そのサドルのさらに前に座って、なんとか体重をかける。

というかはっきり言って39X25Tでは登れない。
心拍なんてとうに180を超えて、これ以上パワーを絞れない状態にある。
そして休ませてくれる斜度にならない。

こうなると悪夢にしか思えない。
すべての力を込めているのだが、立ちごけする一歩手前。

もうやめよう、ペダルをリリースしろ。バイクを降りろ!
いくらなんでもこの道はやばい。
うちらの業界と全く同じ「きつい、きりがない、かえれない」
のそれだ。

というかこのまま乗車しても結局登山道になるに違いない。
こんな道の先に集落があるなんて到底ありえない。
東京都の秘境と言われている、道志、落合なんて比じゃない。
ここに比べれば、渋谷、原宿と同じだ。
つまりこの先に集落なんてない、また道を間違えたに違いない。
こんな悪い道でパンクしたらどうなる?そもそも半分ダートのような道だぜ?

と足をついたら終わり。
300wを捻出させられ、どうにかこうにか登るとなななんと集落が現れました。
ほんと信じられません。

そして待望の0%を見つけ(そこは民家の駐車場)バイクを突っ込んで休憩させていただきました。

「どっからきたの?」
「どこに行くの?」

ハル氏を待つ間、そんな話をしていましたが、
それにしてもこれはきついです。
斜度が緩いところで14%、
あとは20%と言った具合。

途中有名なこの場所へ

この巻貝のような場所。
この斜度でも、地元の方曰く。

あそこはもう大した斜度じゃないから大丈夫だよ

は?
これが?
どうなってるのでしょうね。
生活にはこの集落はとても厳しいと思うのですけど。。。
冬は、雪が積もらないにしても、雪で閉ざされるでしょう。
どうやって生活しているのでしょう。

気を取り直して

やばい、立ちごけしそう。。


(ってか、坂のぼる体型じゃないよね)

たしかに斜度は15%程度に落ちています。
さっきに比べれば大したことありません。
しかし。。


ガスってきました。。。


ハル氏をまって再び。
ここ、景色が見えたら絶景でしょう。


しかし、このガスの景色もそれらしくていい。
私がまだこの世で走っていればよいのだが。。。
こんな浮世離れした景色だと、いよいよ対岸に来ちゃった感もあります。

この後、無事に周遊道路に出た我々は一路奥多摩駅へ向かいます。
ガスの中したので、ジャージの前面が濡れて、というか寒いです!


下界に下り、すっかりしゃりばてです。
嗚呼、いちごミルク万歳!

既に、落ち武者状態になっていた我々は、ランチをもとに戦場・・奥多摩を走り回ります。
奥多摩って、有名店のキャパシティがそれほど大きくはないので、事前調査のお店は悉く満席状態でした。

しかし、あきらめて帰路を進んでいた我々はついにオアシスを発見!

ここのお蕎麦、美味しかったですよ~


回復にもノンアルコールビールは良いそうです。
ただ、本場ベルギーではレースでもこれに実弾が装てんされた飲み物が出るのかもしれません。


下界に下るにつて、
暑さに参っていた我々ですが、無事最後の峠を越えて武蔵五日市へ帰ってきました。

それにしても登りました。。。
今まで13%位を登りと思っていました。
しかし、いまでは13%は下り位に思わなければいけない、ということがわかりました。


まったく素晴らしいルートでした。
ハルさんお疲れ様でした!
Posted at 2015/08/08 22:05:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | Road to T | 日記
2015年08月02日 イイね!

続眼鏡論

嗚呼、やっとこれをあげることができました。
先週の矢島カップ遠征で、初めて往復で1200kmをゆうに超えるライドをしたのですが、メガーヌの挙動がまた一つわかった気がしました。

昨年まで矢島カップにはレガシイで臨んでいました。
理由は行き帰りに積む必要がある荷物です。

しかし、メガーヌにはレガシイに通じる積載量があると信じて今年はレガシイを出しませんでした。
硬すぎる足とはいっても、クルーズコントロールをはじめやっぱりフラ車らしく楽ですからね。

最近は、随分CVTになれてきました。
と言うかPDCの車を運転して、PDCが目指している変速感と、CVTが出している感じが極めて近いということがわかって、CVTの感じが我が日の丸大国でのみ存在する変なものだという解釈は誤っていることがわかったからです。

は?
と思う方は、是非PDCの車を一日中運転されることをお勧めします。
ダイレクト感と言うものは皆無で、いま何速に入っている、なんて全く関係ありません。
2L+PDCの組み合わせでもトルコンが間に入っているのでは?
と思ってしまうほどステップATと全く変わらず、その継ぎ目のない変速感はCVTのそれと全く同じです。

でスミマセン。
デュアルクラッチのミッションをなんとお呼びするのかわからず、
とりあえず元祖であるポルシェデュッペルクップリング(以下PDC)と呼んでいます。
PDC
SMG
いろいろな呼び名があることをご容赦ください。

今までCVTだから。。。
とあきらめていたのですが、
違います。
そう味付けしているだけでした。

しかし、CVTは油圧を稼ぐためにだいぶ馬力を食われていることは確かです。
それがマイルドな乗り味につながっているという点もありますが。
それにしても、メガーヌは燃費もまあまあ良いです。
秋田からの帰り道、6.5L/100kmを記録しまして、あの巨体にしてはなかなかだなと思いました。
余談ですが、Clioでは5.8Lが私の最高でした。
ちなみにハル氏は5.6Lを記録していました。メガーヌではこれは無理です。


ドイツなら、100km/hなんて軽く超える速度で巡航するのは当たり前でしょう。
それならロスが少ないMTが当たり前です。
PDCですらいらないのです。一度6速にぶち込んでしまえば後はそれでおしまいです。
なので、わざわざミッションの操作を機械任せにする必要なんてなく、MTで良いのです。
実際、ヨーロッパでは自動と言うのを毛嫌いする傾向があります。
知っていますか?
数年前まで窓も手巻きが基本だったのですよ。

日本では、ほとんどの車がCVTです。
それはそれで、どうよ?
と思っていましたが、なんとなく、その理由もわかってきました。

しかし、同じジヤトコの同じ型番のCVTでも、デリカと全く感じが違うのには驚きでした。
デリカはほとんどステップATそのものです。
全く同じミッションなのですが、ソフトウェアのみで全く別次元のものになっていることには驚きです。

メガーヌのCVTは、ルノーサイドでプログラミングしているとの事ですので、
はあ?と言う感じは否めませんが。

ミッションに関する所感はここまでで、
興味深かったのはドライブ感です。

新庄から矢島まで、矢島街道という道を進みます。
この道は、とても高速なセクションと言っても過言ではありません。

矢島は林業で栄えた町です。
さて、林業で栄えるのかな?
と思っていましたが、院内銀山を調べていくうちに納得しました。

銀の製錬に窯をたくため、大量の燃料が必用でした。
もちろん、それは院内では賄いきれず、矢島から運び込まれたわけです。
なるほど、矢島はそれで栄えたのです。

大量の木材を積んで松ノ木峠を超える必要があったので、
峠道は緩やかの勾配、カーブに設計されるわけです。
その道を車で走るのですから、気持ち良いのです。

今まではレガシイでしたので、超非力なパワー、ママチャリか?と思うほど卑劣に効かないブレーキ、重い車体でここを走り抜けるには2、3歩先を読んで入力する必要がありました。

でも、それがレガシイの面白さだったのです。
これらが、バちっとはまった時のレガシイは本当に良く走り、気持ち良い車です。

あんなに気持ち良いのですから、メガーヌはどうなのだろう??

と楽しみで仕方ありませんでした。
しかし、その期待は裏切られました。

メガーヌは、そのトレッドの広さからか、曲がらないという印象を持っています。
そのため、事前にラインを引いて大回りでそこをトレースする。
と言う感があります。

せせこましく、レガシイでひやひやしながらラインを考えるのに比べ、
あ゛あ゛あ゛~と言いながら大雑把にラインを切っていくメガーヌ。

速さで言うと圧倒的にメガーヌの方が速いんです。
レガシイならとっくに飛んで行ってる速度域を、まさかFMラジオの局を片手で探しながらこなせてしまったりします。

矢島に降り立った時、レガシイではここまでこなしてきた。
と言う充実感に包まれるところ、メガーヌには物足りなさを感じます。

これは意外な事でした。
思えば、Clioを駆って新潟経由で酒田に帰った最も、
物足りなさを感じたわけです。

Posted at 2015/08/02 21:33:18 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月02日 イイね!

足尾銅山

最近ヘッド回りを中心にガタがきていたLOOK君をオーバーホールに出していたため、この週末は練習をさぼ~る。
しかし、新しいランニングシューズを買ったので、細々とランはやっていたりします。

と言うことで、日曜日は足尾銅山に観光へ。
なぜ足尾?
と言うところだが、院内銀山の文献を調べていて明治40~44年まで精錬所が煙害で訴訟を起こされた関係からか、鉱石を足尾に送って製錬していた。と言うのを見て、いや、これは今更ながら足尾銅山も行っておかねばと思った次第。

足尾銅山と言えば、有名な足尾鉱毒事件を子供のころよく目にし、その一環と言うことで行ったことはあるのだが、今回は別の観点で行くことになるとは。

朝早く出ると、先週走った東北道は兎に角走りたくなかったので、下道をひたすら北上、途中とてもエキサイティングな粕尾峠と言う峠道で、これまた飽きてしまうほど峠道を走ります。

途中、この厳しく、道も悪い峠道でローディを認めると。。。

私は自転車の乗らなくてよいのか?
みんなこうして自転車乗ってるよ?
こんな日に自転車乗ってないのはお前だけだよ?
いいの?みんな練習してるのにお前は乗らなくて?
自転車ないからって知らんぷりなんだ?
なんで成績が悪いかわかってないんだっけ?
この差がそれなんじゃなかったっけ?いいの?素通りで?
なにやってるんだっけ?

と言う猛烈な罪悪感、脅迫に迫られ、一人車の中で頭を抱えながらもんどり返る。
「や、やめてくれ!」
「これ以上僕を虐めないでくれ!」
「うっ、うわぁ!!・・・がるるるるぅ~」
とサガンになっちゃったとか?

こんな日の為にガンマ線浴びとけばよかったか?
ランタンクラウンガラスを使ったレンズを持っていたので、
ちょっとは「被ばく」しているんだけど、足りないらしい。。。

まあ、そんな冗談はさておき(道中ローディを見かけるたび頭を抱えたのは確か)
足尾銅山へ。

入り口で入坑券を買うと、そこはトロッコの駅舎になっていました。

さて、子供のころを思い出せないのだが、こんな感じだったか?
よく見ると、軌道は3本。
真ん中の軌道は、ギアが入った軌道。

つまりこれはアプト式なのですよね。
地下に600mほど下る斜坑だったので、選鉱所の登りまで急斜面だったことは想像できます。
そこを登るために、アプト式を使っていたというのは考えられる話です。
って、説明してほしかったな。


坑口にはあまり興味はなく、精錬とその製錬の工程に興味があったのだが、
まあかの銀山もこんな感じだったのであろうと坑内をよく見て回ります。
いや~このバッテリーカー、ダイレクトな乗り味でいいね!


坑内に入ると。


寒っ!
想定はしていたけど、それにしても寒いです。
水も思ったよりも出ていて、院内銀山もそうですが、排水が肝だったと言うのはよくわかります。
足尾銅山もこの中におそらく縦坑があって地下に坑道があると思うのですが、
今では水没していると思われます。
それくらい盛大に水が出ています。

院内銀山近くの谷口銀山では、排水が難しくなって閉山したそうなのですが、
なるほど水はバカになりません。
しかし、こんなに水が出て湿度が高い環境なら、院内銀山で最大の衰退につながった明治38年の坑内火災はよほど大きい火災でないと燃え広がらないと思うのだが。(この火災はすべて人災で事後対応のまずさがそれに拍車をかけた)

余談ですが、標高3、4千mのジャングルに生息する、クール系の蘭を栽培するには、この中は最高の環境です。
ワインの熟成にはどうかな?
湿度が高すぎてコルクが腐っちゃうか、
石灰やら鉄やらで、数年後にはボトルが完全に石と一体化しちゃう?

坑道を後にすると、
近くの精錬所などを遠目でみて、
あとはLOOK君を引き取りに足尾を後にしました。

鉱山の勉強はここら辺にて。
Posted at 2015/08/02 20:00:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「第1回 フレンチ-フレンチ・アネックス in 福島 開催案内 http://cvw.jp/b/454226/46451956/
何シテル?   10/10 20:01
Clioに乗ってまだまだフランス車初心者です。 ドライブに、サーキットに、というものよいですが、せっかくのほほんとしたフランス車。マイペースにカーライフが...
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